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足跡

youtubeでゲーム実況をおこなっております!

https://www.youtube.com/@nico_channel_

エイル君の中身はこちらのオッサンのコピーで、

女神クララベル様はこのチャンネルのマスコットキャラクターの見た目を使った。という設定にしています。

挿絵(By みてみん)

AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。



 宴会を終え、おれとマリナはそのまま王宮へ泊まることになった。



 一方、王都の酒場へ向かったレイナたちが戻ってきたのは、夜もだいぶ更けてから。


 リュミエルは王宮の自室へ、レイナはエイル号へと戻り、それぞれ夜を明かした。




『エイルとは同じ時を生きられぬのじゃぞ』


『エイルの子を宿しておる女《おなご》じゃ』




 ベッドに横になっても、ノルの言葉がレイナの頭から離れなかった。



「あたしは……」



 答えの出ないまま、いつしかレイナの部屋には朝日が差し込んでいた……





 翌日。


 おれは親書とは別に預かってきた『血液サンプル』と『投薬データ』を、王宮の担当者へ渡した。


 解析には一週間ほどかかり、その結果をもとに星露錠《せいろじょう》の用法など、今後の方針を立てるらしい。





 手の空いたおれは、プランターの水やりにエイル号へと向かった。


「ゆうべの宴会途中からレイナとリュミエルの姿を見んかったけど、どこ行ってたんやろな……」テクテク


「まさかとは思うけど、血みどろの……あかんあかん! 縁起でもない!」





 エイル号を係留している桟橋に到着すると、エイル号の前にリュミエルがいた。


「エイル!」


 険しい表情のリュミエルが、ツカツカと近づいてきた。


 昨日の断頭台イベントは、いちおうアレで解決したやんな!? な!?




「ちょっと聞きたいことがあるんだけど?」


 リュミエルは腕を組み、頬を膨らませている。見るからにご機嫌斜めや。


 可愛いなぁ……♪(フニャッ♪)


「ハッ! ななな、なんやろ? リュミエル」



「ちょっと上がらせてもらって良いかしら?」キッ!





 おれはリュミエルをリビングに案内した。


 ガチャリと扉を開けると、レイナが朝ごはんを作っていた。


 エプロン姿で朝食を作るレイナは、まるで新妻のようで……可愛いなぁ〜♪(フニャッ♪)




「エイル。……とリュミエル……」


「おじゃまします、レイナ」


 ん? なんか昨日のトゲトゲしさは薄れたような気が……



「エ・イ・ル♪」ニッコリ


 リュミエルはニッコリとし、おれを見た。可愛い笑顔のはずやのに……なんやろこの圧は?



「レイナには『自分の部屋』があるんですって?」


 なんで知ってるん!? また燃え始めてるんやけど!



「エイルがあたしのために、頑張って作ってくれたんだ……」ポッ♪


 なんでボヤにガソリン持ってきた!? レイナさんや!?



「あっ!……そそそ、それはやね? ヴァルネシアの調査が遠征で火山がレイナで同行が……」シドロモドロ



「どこ、エイル?」キッ!


 リュミエルは有無を言わせず案内させた。




「ここだけど?」


 レイナが自室の扉をガチャリと開ける。すると――




 部屋の中には、不自然にももうひとつ扉がある。


 ここは元々、おれの部屋の隣にあった物置や。


 物置だった頃、いちいち廊下を回るのが面倒で、おれの部屋から直接出入りできる内扉を付けていた。



「あれは何かしら?」


 酷く冷たい声でリュミエルが聞いてきた。



「あ……ぁ……おれの部屋に……繋がってる扉……や」汗ダラダラ


「…………」


「開くの?」



「…………」


「エイル?」



「開かん! ……ようにはしてました」ゴニョゴニョ


「今は?」


「……開きます」ボソッ


「ん?」ニッコリ♪


 リュミエルが笑顔で首をかしげる。なんか怖い怖い……



「いや、ちゃうで!? 元々ここは物置やったから、荷物取りに行くんに便利なよう付けた扉で――」



「えっ! あたしのために作ってくれたって言ってたじゃない!?」エーン♪


 せやったかいな!? ええカッコしてそんなこと言った気もする……(アセアセ)



「レイナには部屋を用意して、私には無いっていうの!? 酷い! レイナの方が大事なんだ!」エーン♪


 リュミエルまで泣き出した!?



 二人とも両手で目を覆い、肩を震わせている。


 なんでこうなった!?




「わ、分かったから! リュミエルの部屋も作るから!!」


「リュミエルには新しい部屋を作ってあげるんだ!」エーン♪


 今度はレイナ!?



「あ、いや、その……!」


「じゃあ私、エイルの部屋がいい!」エーン♪


「分かった! 分かったから! ほな、おれが外に新しい部屋作るから!」



「「エイルだけ『新しい』『綺麗な部屋』なんだ!!」」エーン♪



「分かりましたあああああ!!」


「おれの部屋は掘っ立て小屋にしまあああす!!」泣き顔




 リュミエルとレイナは顔を見合わせると、ペロッと舌を出して微笑み合った。



 こうしておれは、自分で作った筏から追い出されるような形で、後部に増築した掘っ立て小屋へと引っ越すことになった。





「「まだ聞きたいことあるんだけど!?」」


「これ以上なんですかね!?」泣き声



「「ノアって人!!」」グイッ!


 リュミエルとレイナがほっぺを膨らませ、ズイッと顔を近づけてきた。


 なんで知ってんねん!?



「ななな、なんで!?」



「ノル様から聞いたんですけど?」ズイッ!


「妊娠してるって聞いたよ!?」ズイッ!


 壁際まで追い込まれたおれ。



 けど、二人の口からノアの妊娠を聞かされ、それがやっぱり本当《ほんま》やったんやと改めて実感した。





 ノアと過ごした日々が、次々と頭に浮かんでくる。


 コアシップにいたのは、ひと月にも満たない短い間。


 それでも……この世界で初めて愛した女性と過ごした、かけがえのない時間やった。




「そうか……やっぱ妊娠してたんやな……」ボソリ



「エイル?」


「……エイル、どうしたの?」


 二人の顔から不満げな表情が消え、心配そうにおれを見つめている。



「おれがクララベル様に呼ばれて、この世界に来てから……初めて愛した女性や」


 そう口にした瞬間、目頭が熱くなってきた。



「あ……」ポロポロ


 おれは慌てて目元をこすった。



 二人は何も言わず、おれを見つめている。


「あ……ちゃうで? ノアだけが特別って意味やないで」


「リュミエルとレイナのことも、同じぐらい愛してるんやで」





「それでな……『一緒についてきてくれ』って言おうとしたけど……ウチは船団の人間やから……って」




「そうか……おれの子供が……この世界にも生まれるかもしれんのやな……」



「おれがこの世界で生きた足跡……でぎだんや……ウゥッ」ポロポロ



「エイル……」


 レイナがそっとおれを抱き寄せ、顔を胸に埋《うず》めてくれた。


 さらに横から、リュミエルがおれとレイナを包むように抱きしめた。



「うっ……うっ……うっ……」


 おれはレイナとリュミエルに抱かれ、涙が止まらなかった。




「……よかったね、エイル」


「うん……本当によかったね」


「…………ありがとう……ありがとう」ポロポロ



 おれはカッコ悪い鼻声で、二人に感謝を伝えた。



 コアシップから遠く離れ最後に見た、お腹をさするノアの姿。


 あれはやっぱり、おれの子がお腹に宿ってたんやな……



 おれは二人に抱かれ、しばらくの間泣き続けていた。



 そんなおれを抱きしめながら――


 レイナは昨夜から出せずにいた答えを、静かに胸の中で見つけていた。

Raftでエイル号を再現してみました。

後半は、なんかエエ話風で終わったけど、結局はこんな感じでエイルの部屋は増築されました。

挿絵(By みてみん)



リュミエルとレイナとマリナの部屋の位置関係です。

挿絵(By みてみん)

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