ドワーフ国グラン・ガルド王
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女神クララベル様はこちらのマスコットキャラクターの見た目を使ったという設定にしています。
AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。
海賊に捕らえられ、いよいよ絶体絶命かと思ったおれエイル。
クララベル様に導かれ、おれを道案内するように誘導するマリナ。
神託により海賊拠点の浜に集められたドワーフ海軍。
そう、おれは創世の女神クララベル様の手のひらで遊ばれていたのだったンギギギギギィ!!
――ほ~んと最高の表情でしたよぉエイルさん♪
「キイイイイ!」
王城に案内されたおれたちは、玉座に向かいながら雑談していた。
クララベル様はふわふわとおれの傍を浮かびながら付いてきている。
「それにしても神託一つで国をあれだけ早く動かすなんて。よーっぽど信仰されてるんすね…」
――それだけの実績があるんですよぉ~♪(フフン♪)
「女神様は船を漕いではくださらない。だが、帰る道だけは見失わせない。」
おれたちを助けに来てくれた救助隊長のオルド・グランツは、
自分に話しかけられたと勘違いし語り始めた。
「どこの国にも、これに似た言葉がある。」
「わし含めほとんどの人間が船に乗ってんだァ。女神様の声を聞き助かったやつらも大勢いる。」
「だから船の船首には女神様の像をお祀りしてんだよ。」
「世界中の国がそうだァ。」
「はぇ~世界中がっすか!」
「大厄災の時だってそうだったらしい。神託で選ばれた奴らァ、いまは星砕きの七賢と呼ばれ伝説となってる。」
オルドは誇らしそうに語った。
「大厄災?」
「あ、教会で聞いたことあります!なんでも大昔、世界は二度滅びかけたとか。」
「おー嬢ちゃん知ってるのかい!」
「ラグナスの厄災、そして星堕ちの厄災だァ」
「どっちもクララベル様の御神託で選ばれた人たちに救われたんですよねっ!」
マリナはクララベル様の方を向いて、ふんす!と息巻いた。
――ワタシは直接手をだすことはできません~でもアドバイスはしますよぉ~♪
アドバイスwww
「コンサルタント」みたいに一気に胡散臭くなったな
――その方が分かりやすいでしょ~知性が年齢に置いてかれたお父さんには~♪
引き離されないよう必死で付いていってますけど!?
そうこうしてる間に玉座の扉前に着いた。
玉座の前に案内されオルド、おれ、マリナは一列に並んで跪いた。
クララベル様はおれとマリナの間でふわふわ浮いているが皆には見えていないようだ。
(姿あらわさないんですか?クララベル様。)
――本来ワタシには王の方が会いに来るものですからねぇ~
――こういう儀式的なところでは姿を消すのがマナーなんですぅ~♪
おれへのマナー、どこに忘れてきました?
「ガルドラム王国ゥゥゥ!!グラァァァァァン!ガルド陛下ァァァァ!!」
ゴォォォォン!!!!
建国の際に鋳造され大厄災にも耐えたという、
大広間に吊るされた国宝である青銅の大鐘が鳴り響く。
ザッ!!!!
兵士たちが一斉に拳を胸へ当てた。
周りのドワーフよりも一回り大きな、それでも背はマリナより少し大きいぐらい。
岩のような筋肉に包まれた男が地響きを立てあらわれた。
「皆、面を上げろォ!」
座るよりも先にそう言いはなった男はズズン!と玉座に腰をかけた。
「よく来てくれたなァ!使者殿ォ!」
「おっ、お初にお目にかかりますグランガルド陛下!!」
50数年生きてきたけど、こんな式典に呼ばれたことなどないから、
ちょっと噛んでしもうたわ。
「創世の女神クララベル様の使徒エイルです。」
「そしてこちら…」
マリナをチラッとみた
マリナはハッとして
「そっ、創世の女神クララベル様の使徒マリナですっ。」
「まずは、クララベル様の御神託により救出していただきましたこと、深く感謝いたします。」
出来る大人のおれはまず感謝の意を示す事を忘れない。
――人にとって「忘れる」って大事なことですよね~♪全部覚えていたら生きているのが嫌になってるでしょうから〜♪
一瞬で色んな黒歴史がよぎった。ホンマこの女神様、人の古傷抉るの上手いわ。
――ふふっ♪
おれたちは今までの経緯をグラン王に話した。
二人とも誘拐され、奴隷船で運ばれている時に難破したこと。
おれはクララベル様をチラッと見て異世界のこと言ってもいいのか確認した。
――大丈夫ですよ〜すでに伝えておりますので〜♪
そしてクララベル様に異世界から呼ばれ能力を授けていただいたこと。
「するってェと使徒殿。一度命を失ったってェ事かい」
「はい…元のエイル君は旅立たれました…」
そしてマリナとの出会い。
当面の目標がマリナを家に送り届ける事。
海流の関係でこちらの国を経由させて頂きたい。
もし許されるなら横断させてもらい短縮ルートを取りたいという事。
グラン王は静かに耳を傾けていてくれた。
「女神様の使徒殿が困っているってェ言うなら、力を貸さなきゃ炉に顔向けが出来ねェ!」
炉に?男がすたるみたいな意味合いやろか?
「心配すんな!オレらが魔導船でェ送り届けてやる!」
「え!!本当ですかっ!」
マリナの瞳がキラキラと輝いた。
「エイルさん!」
一瞬マリナが抱きついてきたが
ハッと気づいてはなれた。
良かったなあ!ご両親も嬉しいやろ!
「そうと決まりャ、使徒殿!」
「準備が出来るまでァこの国でゆっくりしていってくれ!」
「ウチの自慢の工房とか見学していってくれ!」
予想外に早まった旅の終わり。
少し寂しいような気持ちを感じながらも、
両親と会える喜びに満面の笑みをこぼすマリナの顔を見て、
こちらも暖かい気持ちに包まれた。
まだ一緒にいたのは数日だが、
娘の心配事が解消されたような安堵が胸に広がっていた。
しかしこの時おれは知らなかった。
この出来事が、
マリナの運命を大きく動かしてしまうことになるとは…
ドワーフのグラン王は、ライズオブローニンの登場人物、火消しの親分「新門辰五郎」をイメージして書きました(笑)




