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リアルゴーストプレイ

youtubeでゲーム実況をおこなっております!

https://www.youtube.com/@nico_channel_

女神クララベル様はこちらのマスコットキャラクターの見た目を使ったという設定にしています。

挿絵(By みてみん)

AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。





希望から一転、海賊に捕まってしまったおれたち。


クララベル様は姿を消し、夕日も気持ちも夜の闇に呑み込まれていく…



「ここでおとなしくしてろ!」

おれとマリナは牢屋に入れられた。


「どこ行ったんやろ…クララベル様…」



(――大丈夫ですよ~。エイルさんはちゃんと助けてくれますから~♪)

「え?」


「なに?マリナ」


(――エイルさんには黙っててくださいね~♪)

「ううん、なんでもない」


クララベル様の姿はどこにもない…


筏は海賊船の横に無造作に繋がれている。


家まで送り届けるってマリナと約束したのに…


一体どうなるんやろ…




ひとまず荒事(あらごと)にならなかったことで落ち着いたおれはとりあえず喉が渇いてきた。


「飲み物出せてもなぁ…手を縛られてたら飲めんしなぁ…」


………


………


………!


…シュン!



手を縛っていたロープがインベントリに入った!!


(えええええええ!?)


「マリナ」

おれは小声で呼ぶと、マリナを縛っていたロープをインベントリに収納した。


「えええええ――むぐぐぐぐっ!?」

とっさにマリナの口を塞いだ。


「なんかインベントリに入っちゃったんですけど??」


「もしかして鉄格子も入っちゃったりする?」

「いやそれは消えちゃった場合まずいから」


とりあえず目立たなそうな壁の端を触ってみた。


「壁のブロックが素材の石として収納されちゃったんですけどwwwwwww」



「ちょっとコンビニ行ってくるわ感覚で脱獄できるやん。」













「王よ!!王よ!!一大事ですぞ!!」バタバタバタ

ドワーフ国神官長ベルム・オルンは王の執務室に飛び込んだ。


「どうしたベルム!穏やかじゃねえな!」

ドワーフ王グラン・ガルドは筆の手を止め顔を上げた。


「大変ですじゃ!!神託!神託を承りましたぞ!!」


「てやんでえ!創世の女神様かい!?」


「そうですじゃ!!創世の女神クララベル様ですじゃ!!」


グラン・ガルドは窓から、地面が揺れるような大声で言った

「おい、集まれる奴ぁ今すぐ来い!!」



………ザワザワ………



「おめえら、忙しいとこご苦労だったな」


「ベルムから急ぎの話だ!」


「えー、先ほど創世の女神クララベル様より御神託を承りました!」


………オオーーーー………


「御神託によりますと、女神クララベル様の使徒殿が、」


「海賊に捕縛され危機に面しておられるとの事です!!」


「場所は城の西、海賊 黒潮牙(こくちょうが)が拠点にする小島との事!」


「一刻も早き救出を!!」


「てめぇら聞いたか!!」


「女神様の使徒殿に手ェ出すたあ、とんでもねぇ野郎どもだ!」


「飛んでって、あのふてえ野郎共の首根っこひっ捕まえてきねえ!」


ウオオオオオオオオ!!


「オルド!!」


「はっ!!」


「指揮官はおめぇだ!!使徒殿を助け出してきやがれ!!」


「合点承知!!」






夜になり闇に紛れやすくなった。

おれは壁に穴を開け、マリナと共に牢屋から外に出た…



コソコソ…


「マリナ、少しここに隠れて待っててくれ!」


「えっ…」


(――大丈夫ですよぉ♪ワタシが付いてますから怖くないですよ~)

「わかりました」


えらく聞き分けがいいな。

こういう時ってあとは合流してって時に…


フラグ立てるような事考えんとこ…


マリナは物陰に隠れてもらい、おれは得意のステルス行動に出た。ゲーム知識やけど…


基本は高いところから敵の確認や!



見張りは…


港見張り台、1人。

海賊船の周り、2人。

あ!屋根の上に銃を持ってるのが1人おるわ!


あとは室内かな…


とりあえずゲームみたいに後ろから一撃なんて無理やし、

完全にゴーストプレイやな。


とりあえず一番大事な筏…は海賊船の隣か。

死角は…あの木箱とか置いてあるとこがよさげやな。


こんなリアルでステルスゲームするなんて思ってもおらんかったわ…


いまや!ササササッ



木箱の陰までササササッ



海にトポン!


あ、スイッスイッスイー~


筏をインベントリにシュッ!


ついでに海賊船の船底の素材を収納w


船底から木材が消えた


開いた穴からどんどん浸水している



うーん徐々に沈んでるw沈んでるw


どうやって戻るべ…


海賊船が沈んだら様子見に人集まるかな…?


もうちょっと穴あけたろwww



ついでに魔導エンジンもシュッw

あ、入らんかったわ……



「おおい!船が傾いてるぞ!!」


ドタドタドタ




キョロキョロ…


水から上がって…


ヨシ!(現場猫のポーズ)


「てめえどうやって抜け出した!?」


「あああああああああああああどうして!」


「てめえまちやがれ!!」


おれは必死に逃げた!とりあえずマリナと合流しなきゃ!!


「こっちこっち!!」


あれ!?マリナさんそっちにいたの!?


「大丈夫です!こっちです!」


おれはマリナと合流し逃げる逃げる!!


「もうちょっと!あと少し!がんばってください!」


海岸までもうちょっとってところで囲まれてしまった!!


「てめえ、こっちが大人しく扱ってやってたら調子に乗りやがって!!」





「「「「ブオオオオオオオン!!」」」」




「なんだぁ!」



月明かりの浜が投光器に照らされ昼間のように明るくなった!


沖合には多くの軍艦らしき姿が見える


浜には上陸用の小型船がひしめいている。



「海賊ども!!!!」


「使徒殿に手ェ出して只で済むと思っちゃいねえだろうな!!」



「頭、ここらが引き時ですぜ!」

副頭のダレス・クロウがガロスに囁いた


「チッ!囲まれちゃあどうしようもねぇな」


「わかった!!投降する!!」

団長は潔く手を上げ浜に上陸した部隊の前に立った。


「やっぱてめえら女神さまの加護持ちか」


「女神様がついてちゃどうやっても敵いっこねぇわ」


へ?加護持ち?

「そうです!クララベル様の加護を受けました!」

え!?そうだったん!?


海賊団は捕縛され、おれたちはドワーフの軍勢に助けられた。


「クララベル様、結局どこ行ったんだろうな?」


「え?私の傍(そば)にいてくれましたよ?」

――そうですよ~♪


「うわっ!!急にびっくりしたわ!!」


――捕まって項垂(うなだ)れてたエイルさんの顔、特等席で拝見してました~♪


――中身の年齢も相まって、中国株大損おじさんみたいでグーでした~♪


             挿絵(By みてみん)


「あんたねええええ!もうマジでシャレならんよ!?」


――ふふっ♪安心してください~♪


――死にそうになったら助けますよ~♪


――死にそうになるまでは眺めてますけどね~♪


「おじさん、不整脈出ちゃうやんけ!」


まあマリナの傍にいてくれたんだったら心強かっただろうしまあええか…



おれは絶望から一転安堵してその場に座り込んだ。


投光器の光を背に、背丈は小さいが岩のようにガタイがよさそうなシルエットを見て、


いよいよファンタジー世界の代表的な種族の一つと対面しようとしていた…


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