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邪悪さと闇の加護

youtubeでゲーム実況をおこなっております!

https://www.youtube.com/@nico_channel_

エイル君の中身はこちらのオッサンのコピーで、

女神クララベル様はこのチャンネルのマスコットキャラクターの見た目を使った。という設定にしています。

挿絵(By みてみん)

AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。



――昨夜《ゆうべ》は一段と乱れていましたけどぉ〜、ワタシにも聞かれていると知っちゃったからですかね〜♪


「〜〜〜〜〜〜ッ!」カァッ


 まーたクララベル様がレイナをイジっとる。



 マリナの失敗をきっかけに、クララベル様はレイナにも姿を見せるようになったんやけど……


 もしかしてやけど、マリナの失敗はタダの口実で、ホンマはレイナを直接弄りたかっただけとちゃうやろな?




 おれたちを乗せたエイル号は、今日も平和にラウリエルへ向かって洋上を進んでいる。





「レイナ、マリナ。ちょっとだけあそこに寄り道するでー!」


 エイル号の前方11時方向に黒い雲からカーテンのようなものが降りていた。


 スコールである。


 元々C-Raft(ク・ラフト)能力で飲料水は確保できていたのだが、ノルとヴェルディアのお陰で、エイル号の飲料水の心配はなくなった。


 しかしプランターの野菜たちへの水やりも飲料水ばかりで行っていては、やはり水の精霊様に申し訳ない。



 おれは洋上でスコールを見かけると、できるだけ立ち寄るようにしている。


「突入するでー!」



 ドザアアアア!!


「うひょー♪」



 一気に風が強まり、海面に細かな白波が立つ。


 バケツをひっくり返したような雨がエイル号に降り注ぎ、一瞬で水やりが終わった♪



 ヴェルディアも気持ち良さそうだ。




「ちょっとぉ、エイルぅ♪」



「もう少しの間ぁ、水浴びさせててちょうだぁい♪」


「はいはい♪」



 盆栽なんやから水やり自体は一瞬で終わるけど、こんだけ贅沢に水浴びできるのはこの時ぐらいしかないし、しゃあない。


 まあ、ヴェルディアが喜んでるんやから、プランターの野菜や果樹も喜んでるやろ♪





 マリナとレイナはリビングで遊んでるみたいやな。


 このあいだ銀貨と銅貨を使って、オセロのような遊びを教えたら結構ハマったみたいや。



 ひっくり返す代わりに、挟んだ硬貨を入れ替えるだけやけどな。


 討伐と調査の報酬で硬貨はそこそこあるし、駒には困らんのよね♪


 しかし傍《はた》から見たら、成金の遊びみたいやな……『どうだ明るくなったろう』の風刺画が頭に浮かんだわ。





「ふう♪ 気持ちよかったわぁ♪」


 ヴェルディアも、黙ってたら水も滴るいい女なんやけどな。


 見た目だけは清楚な美人やし。



 黙っとったらな。



「エイルぅ? なにか失礼なことぉ、考えてないかしらぁ?」


「きみはホンマ鋭いな!」


「おばかさぁん! おばかさぁん!」ポカポカ



「いてて、ごめんて……」



 エイル号は、再びラウリエル王都へと向かった。





 そして夜。


 本日もお楽しみの晩酌タイムである。



 しかし早いもので、ヴァルネシア王泊を出てもうすぐ一月《ひとつき》。



 すでにラウリエル領へ入っている。


……なのに、妙案は未だ思いつかない。マズイ。



 このままではラウリエル王宮に到着したら、即地獄が始まってしまう。



「ゲームとかでよくあるけど、実際に魔王城へと向かう勇者の心境はこんな感じなんやろか……」グビリ


 晩酌をしながらおれは考え込んでいた。




「エイルよ。なにか心配事でもあるのか? 沈んだ顔しおってからに」ニヤリ


 グビグビと酒を飲んだノルは、袖で口元をグイッと拭いながら笑みを浮かべた。


 この糞トンボ……白々しいんじゃ!



――一体(いったい)どうしたんでしょうねぇ〜♪ 愛しい女性が傍にいるのにぃ〜♪ (ニヤリ)


「愛するリュぅミエルも待っているのにぃ♪」ニヤリ




 この邪悪な笑みを浮かべる三匹――死の妖精と禍《わざわい》の女神、闇盆栽。


 コイツラのせいでおれは人生最大のピンチを迎えようとしている…… グビッグビッ!



――も〜、『創世の女神』ですぅ〜、ぷんぷん♪(ぷく〜)



 クソッ、顔だけは可愛いから余計たちが悪い!


――ふふっ♪




――『闇』で思い出したんですけど〜♪ レイナは『闇の精霊』の加護を受けてるんですよ〜♪


「え? まじで!?」



――ですよね~? ノル〜♪



「なんじゃ? クララベルよ」グビグビプハー♪


 ノルは座った目でクララベル様の方を向いた。




――レイナは闇の精霊の加護を受けている〜って話です〜♪



「そうじゃな。レイナというよりは夜耳《ダークエルフ》どもじゃな」



「『闇の』精霊って、邪悪な感じなん?」


「いや、普通の精霊じゃぞ?」


「おれの元いた世界では、『闇』って邪悪とか悪いイメージがあるんやけど……普通なん?」



「光と闇はのう。あ奴らは双子みたいなもんじゃな」



「光を司《つかさど》る精霊と、闇を司《つかさど》る精霊じゃ」


「光を強めれば明るくなり、弱めれば暗くなる。闇もまた同じじゃ」



「闇を強めれば暗くなり、弱めれば明るくなる……ってことか?」



「そういうことじゃ。どちらが善で、どちらが悪というものでもない」




「のう、レイナ。お主ら夜耳《ダークエルフ》は闇の奴の加護を受けとるじゃろ? 早う来い!」グビグビ、手をクイックイッ♪


 風呂上がりで濡れた髪を拭きながらレイナがやってきた。


 湯上がりで火照る身体に、濡れて艶《つや》のある銀髪。


 薄手の上着は胸元がはだけ、短いショートパンツからは艶やかな太ももがあらわになっている。


 色っぺぇ〜♪ ムホホ♪



「はい、ノル様♪」


 ノルを抱き抱え、おれの隣りに座るレイナ。


 椅子をおれの方へぴったりと付け、身体をあずけてきた。


 湯上がりのいい匂いで、理性が蒸発しそうですわ。




「闇の精霊様の加護のお陰で『暗視』ができて、『星詠み』や『占星術』にも長けていると聞きました♪」クピクピ



「こ奴ら夜耳《ダークエルフ》はのう。」グビグビプハー♪


「星の位置から方角と季節を知り、潮の流れや天候などを読みよる」


「そういったことに秀《ひい》でておるのは、その『闇の精霊』の加護のお陰じゃな」グビグビ


 はぇ~そうなんや。




「エイルよ? レイナの胸でよくは見えなんだが、また『はぇ~』と間の抜けた顔をしておらんかったか?」


 ノルが『はぇ~』で変顔。そんな変な顔してないっつーの!


「ノル様《しゃま》ったらぁ〜♪」クスクス




「こ奴ら夜耳《ダークエルフ》の肌が褐色なのも、闇の奴の加護の影響じゃな。」グビグビプハー♪



――(エイルさん、ノル〜♪ 長い子(エルフ)と夜の子(ダークエルフ)が元は同じ種族だってことは秘密にして下さいね~♪)


 はいはい。分かってますって。



 世界樹の下で暮らしているラウリエル王都の人々のことを、この世界の人々は『ハイエルフ』と思っている。


 だが『ハイエルフ』『エルフ』『ダークエルフ』は、元を辿ればみんな同じ『エルフ』という種族だ。



『世界樹の下《もと》で、何代も何代も暮らしていると徐々に寿命が長くなる』



 ラウリエル王都の人々の平均寿命が千五百歳なのも、このためだ。


 これはラウリエル王都の人々ですら知らない事実。



 下手に広まれば、世界樹を巡って争いの火種になりかねない。





 湯上がりのいい匂いと酒の酔い。


 シナジー効果で理性が蒸発したおれ。



 また今宵も、月夜の洋上に一匹の狼の遠吠えが響き渡るのであった……






レイナ湯上り姿のイメージです。(AI作成イラスト)

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挿絵(By みてみん)

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