増えた荷物
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エイル君の中身はこちらのオッサンのコピーで、
女神クララベル様はこのチャンネルのマスコットキャラクターの見た目を使った。という設定にしています。
AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。
昨夜、旧王都島調査のお疲れさん会をレイナ宅で開いたおれたち。
うつらうつらし始めたマリナを連れ、ノル、ヴェルディア、クララベル様は、先にエイル号へと帰っていった。
チュンチュン――
「……ふがっ」
レイナの自宅で目覚めたおれ。隣では、レイナが微笑みながらおれの寝顔を眺めていた。
「……おはょ♪」
「おはよう、レイナ」
いつものクールな雰囲気はどこへやら。
今朝のレイナは、なんというか……めちゃくちゃ甘い。
「ん~♪」
レイナが目を閉じ唇をすぼめて何かを要求してきた。
おれも大人やし、何をしてほしいのかぐらいはわかる。
そっとレイナの肩に手を回したその時……
「お主らいつまで寝ておるんじゃ♪」ドンドン!
「!?!?!?」
ビクッとして飛び起きるおれとレイナ。
大慌てで服を着て、家の外へ飛び出した。
「まったく……昨夜は二人して、ずいぶん遅くまで『鍛錬』に励んでおったようじゃのう♪」ニヤニヤ
「「…………」」
ノルの後ろには、ニヤニヤとしたクララベル様とヴェルディアもいた。
「マリナはとっくに学校へ出かけおったわ♪」
「明け方にも『鍛錬』をしておったようじゃのう♪ 熱心なことじゃ♪」ニヤリ
「ところでレイナぁ?」
珍しくヴェルディアがレイナに話しかけたんやけど……
「なにをエイルに見られてぇ、恥ずかしかったのかしらぁ?」ニヤニヤ
「~~~~~~ッ!」カオマッカ
レイナは顔を真っ赤にしてバッ! と俯いた。
――いったいどんな過酷な『鍛錬』だったんでしょうね~? エイルさん~♪(ニヤニヤ)
このあと小一時間ぐらい弄られ続けたわ。
これが楽しみで、昨夜戻る時からニヤニヤしとったんか!
散々弄られたレイナは、朝っぱらからフラフラ。
とても仕事どころではなさそうだった。
「まったく! 子を成す奴らはお盛んなことじゃ♪ ガハハハハ!」
ちなみにマリナは、ノルにマリンを降ろしてもらって学校へ行ったらしい。
「今日は仕事も休みにして、レイナの部屋の片付けでも手伝うか……」
エイル号へ戻り、レイナが使っている部屋へ向かうと……あれ?
なんか荷物が増えとる気が……
後ろからノルとレイナが、楽しそうに話しながら二階へ上がってこようとしていた。
「あ、レイナ。荷物運ぶの手伝おうか?」
あれ? 荷物を運び込んでるんやけど?
運び出すんじゃないの?
「エ、エイル! あたしとノル様でやるから!」
驚いて荷物を落としたレイナ。なぜか顔を赤くしておれを一階へと押し出した。
「……まだ下着とか見られるのは恥ずかしいよ……」ボソッ
……あれ? あれ?
これ、レイナ帰るどころか、完全に住み着く準備してへん? おれはまぁエエけど……
――面白そうな住民が増えるのは歓迎ですので~♪ 許可いたします~♪
あ、クララベル様的にもOKなんすか。
レイナの部屋がすっかり片付いた頃、学校が終わったマリナが戻ってきた。
片付くっちゅうか、持ってきた荷物を配置し終わるッちゅうか……
「「おかえり、マリナ!」」
おれとレイナがハモった。
「ただいま♪ エイルさん、レイナさん♪」
「わー! レイナさんの部屋かわいいー♪」
ん? マリナくん?
キミもしかして、レイナが住み始めること知ってたのカナッ?
「そろそろ腹減ってきたし、港の杭上食堂いこか!」
――「「「さんせー♪」」」「賛成じゃ♪」
港の杭上食堂へ向かったおれたち。
ぼんやりとした明かりが灯る杭上商店街。
マリナとノルたちは少し先を歩いている。
にぎわう人通りに紛れるように、レイナがそっとおれの手を取った。
そして、そのまま指を絡めてくる。
恋人繋ぎってやつですか、レイナさんや!?
「……♪」
手を繋いできたレイナを見ると、嬉しそうに、それでいて少し気恥ずかしそうに微笑んできた。あかーん! 可愛すぎるやろ!!
「あっ、レイちゃん、それにエイル! こんばんは!」
【とつぜん リエラがあらわれた!】
おれの脳内に、某有名RPGのエンカウントBGMが流れた。
「リッ、リッ、リーちゃん!?」ビクッ!
一瞬だけレイナの握る力が弱まったけど、手は離さんのけ!?
肝っ玉据わっとんなー……散々弄られて開き直ったんか!?
「…………フゥーン♪」ニヤニヤ♪
「~~~~~~ッ!」カオマッカ
リエラは真っ赤になったレイナと、おれたちの繋いだ手を交互に見ながらニヤニヤしている。
「こーんど詳しく聞かせてもらうよ~♪」
リエラはニヤニヤと片手で口を押さえながら、去っていった。
お互い手汗びっしょりなんやけど?
それでも離そうとしない、真っ赤な顔のレイナ。可愛すぎる……
ふと前を見たら、クララベル様とヴェルディアとノルの三人が、ニヤニヤしながらこちらを観察していた。
これまた上手いこと、マリナからは見えんよう、おれたちとの間にふわふわ浮かんでるわ……
店についたら、当たり前のようにおれの横の椅子に座るレイナさん。
レイナは椅子の位置を直すふりをして、ほんの少しだけおれの方へ寄せた。
クララベル様とヴェルディアとノルはやたら和んだ顔で眺めて来よるんやけど……
マリナはノルを見て『……?』みたいな顔で微笑んでるわ。……頼むから余計なこと言わんといてや?
エイル号に戻り、風呂に入ったあとは大人の晩酌タイム。
頬を赤くしたレイナは、同じく酔っ払ってご機嫌なノルを抱きかかえ、おれにもたれ掛かりながら、幸せそうにお酒を飲んでいる。
「えへへ……♪ エイルぅ~♪」
「じゃからぁ……儂はもぅ……震えておらんとぉ……言っとろうがぁ!」ヒック♪
震えてはおらんけど、ベロンベロンですねノルさんや。
「おい、ノル大丈夫か?」
「そろそろぉ~儂らはぁ~寝ようかのぉ~」フラフラ~♪
クララベル様とヴェルディアが、無言で一礼してノルについて行った。
あの二人、やたら和み顔やったな……
「エイルぅ~♪」ボソボソ
「ん~~♪」
「レイナさんや? こんなところで……ほら、おれらも部屋帰るよ?」ボソボソ
おれはレイナに肩を貸し、二階へと昇っていった。
「あっ! レイナさんや、それはおれの部屋……」ボソボソ
パタン……
閉じた扉の向こうから、くぐもった声が聞こえてくる。
『ちょ……レイナさん?』ボソボソ
『しゅきぃ~エイルぅ~♪』ボソボソ
「風よ! マリナの部屋には音が届かんようにせいよ!?」ボソボソ
――ノル~押さないでください~(ボソボソ)
「激しいわねぇ♪」ボソボソ
『…………エイルぅ……ん』
『…………イナ……』
「こりゃクララベル! もうちょっとそっちに寄らんか!」ボソボソ
――ノルこそ押さないでください~(ボソボソ)
『しゅきぃ~エイルぅ~♪』ボソボソ
――「「…………!」」
『…………』
「ちょっとぉ、静かにしてよぉ。聞こえないでしょぉ?」ボソボソ
――「……シッ!」ボソリ
「…………あっ」ピタッ
「…………」カタカタ……
こうしてエイル号に新たな住人が加わり――
いつもよりちょっと騒がしい夜は、更けていった。
……いろんな意味で。
※最後の『カタカタ』はヴェルディアです(笑)
ヴェルディア「静かにしてよぉ」
↓
クララベル様&ノル ――「……シッ!」
↓
ヴェルディア「…………あっ」
(ノルに言ったつもりだったのに、クララベル様にも言ったと思われちゃった?)
↓
ヴェルディア「…………」カタカタ……




