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クールビューティー

youtubeでゲーム実況をおこなっております!

https://www.youtube.com/@nico_channel_

エイル君の中身はこちらのオッサンのコピーで、

女神クララベル様はこのチャンネルのマスコットキャラクターの見た目を使った。という設定にしています。

挿絵(By みてみん)

AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。



 旧王都島、調査二日目。おれたちは海岸へ上陸し、足跡や糞などの痕跡を調べていた。


 おれの役目は、ヴェルディア索敵で魔獣が近づいてこないか警戒すること。



 ヴェルディア索敵で全部調べたらええやんけ? とはならない。


 今回の目的は、あくまでも残された痕跡から『魔獣がどのように移動しているのか』を調べること。


 今いる場所だけ分かっても、それまでどう動いてきたかまでは分からんからな。





「やっぱレイナはプロの猟師やから手際エエなー……」シミジミ



「そっ、そんなこと……」


「……ありがと」テレテレ



『ちょっとぉエイルぅ? なぁにイチャついてるのかしらぁ?』


『ララとあの娘《こ》に報告かしらぁ?』


「レイナは先生だから!? 勘弁してくださいヴェルディアさま!」ボソボソ


『ふふぅん♪』


 珍しく『さま』付けで呼んだからか、機嫌良くなったわ。ヴェルディアさんチョロくないか?



『それよりもエイルぅ、十匹ぐらいの群れが近づいてるわよぉ?』


「大型?」


『普通のよぉ』


「皆さん、魔獣の群れ十匹ぐらいが近づいてるそうです!」




 その後も何度か魔獣の群れを避けながら、おれたちは前回、大型魔獣が出現したあたりを重点的に調べた。



 大型と思われる足跡や爪痕もいくつか見つかったが、どれも比較的古いものらしい。


 少なくとも今この辺りをうろついているわけではなさそうや。



 二日目の調査は、特に危険な魔獣と遭遇することもなく終了した。



 バルガスさんたち王国調査員はバルガス船に集まり、情報を集約して明日の調査方針を決める会議を開いていた。





 おれたち臨時調査員も、それぞれの船へと帰還した。



 おれはマリナと操縦を替わり、エイル号を停泊ポイントへと向かわせた。



 マリナとレイナは夕食準備に取り掛かった。


 とは言っても仕込みはすでに、マリナが待機時間を使って済ませてあるが。




 おれは台所へ向かう二人の背を見送った。


…………? なんやろ。レイナの周りだけ、白くふんわりした光がポワポワ浮かんで見える。


 そこだけ空気が違う気がした。



――あの娘《こ》〜、だいぶ素直になってきたようですね〜♪(ニヤニヤ)


「儂《わし》らと風呂に入ってから、随分と堅さが取れおったわい♪」ニヤニヤ



 マリナとレイナの後ろ姿を眺めているクララベル様とノル。


 なにやらヒソヒソと話し込んでいた。





「ほんにマリナの飯は旨いのう♪」ナデナデ


 ノルはマリナの頭をナデナデした。


 その隣では、レイナの手がマリナの頭へ伸びかけては止まり、所在《しょざい》なさげに宙を彷徨《さまよ》っている。



「そうは思わんか? レイナよ」チラリ



「……はい」ドキドキ


 意を決したように、その手がマリナの頭へそっと降りた。



「……おいしい」ナデナデ


「えへへ♪」



 レイナがめっちゃフニャッとしとるんやけど!?


 さっきまでのクール系美人どこ行った!?


 クール系美人がその表情て……反則やろ。






「ぶははは!」


 また風呂場からノルの笑い声が聞こえてきた。



 先に風呂を済ませたおれは、三人が仲良く風呂に入っている間に晩酌の準備をした。


 明日も調査が続くので、ほどほどにしなければならない。ウンウン。



「まったく、レイナの奴め。調子に乗りおってからに♪」ホカホカ



 先に風呂から出てきたノルが、ふらふら飛びながらボヤいている。その割にニコニコやな?



「ノル、晩酌するやろ?」


「おお、いいのう♪ 頂こう」


 おれとノルは先に晩酌を始めた。


「レイナはノルらと結構打ち解けたみたいやな?」グビッ


「儂《わし》らとはな。お主との間には、まだ壁があるようじゃがの」グビグビ


「そうかー? 結構仲良くなってるやん」グビッ



「まったく……この朴念仁《ぼくねんじん》が」ボソリ


「なんや?」グビッ


「なんもないわい!」グビグビ




――「…………」グビッ


 クララベル様とヴェルディアは、目を閉じてニコニコしながら、ウンウンと頷いている。

 ……なんや? その『分かってますよ♪』みたいな顔は。




「ありがとう、いいお湯だったよ♪」フキフキ


 レイナが髪を拭きながらお風呂から上がってきた。



「あ、レイナ。一緒に飲まんけ?」


「あ……いや。あたしは……」



「レイナよ、お主も多少は嗜むじゃろう? ……飲んでいけ」


「……はい」フニャッ




「ふぁ〜……私は寝ますぅ、おやすみなさ〜い」



――「「おやすみ〜♪」」


 マリナはあくびをしながら部屋へと戻っていった。


 クララベル様とノルとヴェルディアが妙にニコニコしてるんやが?





「二日目おつかれさ〜ん」カンパーイ♪


「……おつかれさま」クピッ


 なんやろ? 明日のこと考えてチビチビとしか飲まんのかな……



「なんじゃお主、風呂では酒好きとか言っておったじゃろう」グビグビプハー♪



「そ、そ、そ、それはその……」クピクピ


「ほれ、もっと飲まんか♪」グビグビプハー


「はっ……はい」グビッ





「なにかつまみはないかのう……」フラフラ〜



「風《かじぇ》よぉ……もっとぉ……しっかりぃ……支《しゃしゃ》えんか!」ヒック


 ノルが千鳥足みたいにフラフラ飛んでるわ……




 ……あれ? もしかして羽根で飛んでるんやないんか?


 身体を浮かせてるのは風の精霊で……


 羽根は姿勢を整えたり方向を変えたりするためのもんやったんか。はぇ~。



 要は、人工衛星とかのスラスターみたいなもんやな。




「エイル(エイりゅ)よ。またお主(おにゅし)『はぇ~』みたいな気の抜《にゅ》けた顔をしおって……」ヒック


「酔っ払ってるのに、よー見たはるんですね!?」





「ノル様《しゃま》、か わ い ぃ〜♪」ホワホワ


 レイナが真っ赤な顔で、ふにゃふにゃに緩んどるんやけど!?




「こりゃあ……やめんかぁ……レイナよぉ……」ヒック


 レイナがノルの頭を撫でたり、頬ずりしとる……崩れすぎやろ? 可愛すぎるで……




「ノル様《しゃま》ぁ〜♪」


…………


…………



――ノルぅ〜? 明日も調査なのに、ずいぶん飲ませましたね〜?


「心配いらんわい。明日に残らぬよう、水の精霊に手伝わせておるわ」ニヤリ



――酔わせるだけ酔わせてぇ、あとでこっそり介抱ですかぁ〜? 悪い妖精ですねぇ〜♪


「人聞きの悪いことを言うでないわい♪」悪い笑顔


…………


…………





「あ、おはようレイナ♪ 酒は残ってない? 真っ赤やけど大丈夫……?」




「〜〜〜〜〜ッ!!」


 レイナが顔を真っ赤にして、俯きながら起きてきた。


 どうやら昨夜のことはしっかりと覚えているらしい。





 大型魔獣の調査三日目。


 ……レイナ、ほんまに酒残ってへんよな?

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