レイナの部屋
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エイル君の中身はこちらのオッサンのコピーで、
女神クララベル様はこのチャンネルのマスコットキャラクターの見た目を使った。という設定にしています。
AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。
王宮の食客――まあ、要するに居候生活から、自分たちで稼いで暮らす生活に変わったおれたち。
『討伐の依頼とか諸々の連絡が取りやすいから』ということで、住所? はそのまま王宮の桟橋になった。
生活費を自分で稼ぐようになっただけで何が違うの? という話ではあるが、これが結構大きい。
いつまでも世話になりっぱなし、というのは気を使うのよねー……
「っつーわけで、レイナ。コレからもよろしく!」
「うん……エイル、こちらこそよろしく」
あれからレイナとは何度も狩りをした。
レイナ曰く、『索敵速度が段違いだから、そりゃ毎回討伐隊に呼ばれるわけだ……』とのこと。
ヴェルディアの探索があるとはいえ、おれ自身は猟師としてはど素人。
「そろーっと獲物に近づいてるつもりでも、気づかれて逃げられること結構あったからな。ほんま助かったわ」
「ほんと、レイナに出会えて人生変わったわ。ありがとう」ニコッ
まさか脱・食客ができるなんて、ほんと人生ガラッと変わったわ……(シミジミ)
「そ、そう……それは、良かった」
レイナがふいっと目を逸らした。
なんやろ?
耳まで赤くなってるけど……
あんま褒められたことないんかな?
「レイナ先生! これからもよろしくね!」ニッコリ
「あ……あぁ。よろしく……」
今度は下を向いてしまった。
普段はあんなにクールやのに、褒められるのには弱いらしい。
また別の日――
「レイナ、今日はマリナがご飯作ってくれるから、一緒に食べてったらどうや?」
「いや。申し訳ないし……」
なんか一瞬喜んだような……
「マリナが誘ってって言ったんやわ」
「!?」一瞬ぱあっ
「そ、それじゃあ……お言葉に甘えて」すぐにキリッ
ほんの一瞬だけ笑顔になってたような?
「「いただきまーす♪」」
「レイナさん、お口に合いますか?」モグモグ
「う……あぁ。おいしいよ」モグモグ
クールな顔つきが、マリナに話しかけられたほんの一瞬、ふにゃっと崩れたような気がする。
「マリナのご飯は、ほんに旨いのう♪」ナデナデ
ノルがマリナの頭を撫でている。
レイナの方は『あっ……』という顔になって、一瞬だけ手を上げかけ――何事もなかったように引っ込めた。
そして、なぜかノルの手元をじーっと見ている。
……なんや?
――おやおや〜♪ どう接していいのか分からないんですかね〜♪(ニヤニヤ)
なんの?
――エイルさん〜♪ まるで蚊帳の外のお父さんみたいですね〜♪
何のことかはしらんけど、ディスられてることだけは分かりました。
「そういえばエイル、旧王都島の調査団には参加するのか?」モグモグ
いよいよ旧王都島へ調査団を派遣することが決まった。おれはバルガスさんから直接依頼されたので参加することになっている。
「おれはエイル号で参加するで?」モグモグ
調査期間は七日間が予定されているが、場合によっては前後することがあるらしい。
おれが上陸している間、エイル号はマリナに任せることになっている。
「あたしもできれば参加したいのだが……」
「その……調査船はちょっと……」
なんかレイナがモジモジしてる。かわいいな……
「その……調査船で七日間となると、ちょっと……」モジモジ……
あー、普段単独行動やから、大勢での共同生活が苦手なんか。もうちょっとかわいい反応見といたろ♪
「……苦手なのでな、その……」人差し指同士をくりくり
――エイルさん〜、ネットリした目になってますよ〜(呆れた目)
わ、わかりましたよ。てかレイナをこの筏に寝泊まりさせてエエんすか?
――エイルさんもその娘にはお世話になってますし〜、特別に許可しましょう〜♪
ありがとう、クララベル様♪
「ほなレイナ、エイル号で一緒に行くか?」モグモグ
「いいのか!?」一瞬だけぱあっ♪
……と思ったら、すぐにいつものクールな顔に戻ったわ。
「マリナもそれでええ?」
「はい! じゃあ晩ごはん頑張らなくちゃ♪」
「……」
レイナが目を閉じ、なんとも安らかな笑みを浮かべている。
……なんやその、天に召される寸前みたいな顔は。
――かわいいですね〜♪ 全ての悩みから解放されたんでしょうね~♪
「それじゃあエイル、また明日♪」
なんかレイナ、めちゃ機嫌良さそう。
「せや。明日はおれ休んで、レイナの寝泊まりする部屋つくるわ♪」
C-Raftならすぐに作れるけど、それではさすがに不自然やからな。
「え……じゃあ、あたしも手伝うよ」
「大丈夫、罠の確認に行かなあかんやろ? 任せとき!」
「そう……か。じゃあお願い」
レイナは申し訳なさそうな感じで帰っていった。
次の日、早速部屋の準備に取り掛かった。
「部屋は……おれの隣でエエか」
居住区の二階部分は真ん中の廊下を挟んで、マリナの部屋とおれの部屋に分かれている。
マリナ側には、マリナとノルの寝室、それに衣装部屋。
おれ側には、おれの寝室と物置きがある。
物置には道具箱をいくつか置いてあるだけなので、道具箱は別の場所に移動させた。ここをレイナの部屋にしよう。
「ほなここにベッドと机と明かりを置いて……私物を置けるように棚とか置いといたらエエかな」
……もう終わったわ。マリナが学校へ登校して一時間も経っとらん。
「せやクララベル様、この筏の操船ってレイナもできるの?」
――出航する時に〜♪ 一時的な加護を付与しますね~♪
やっぱ、この筏の住人じゃないと操船できないんすか?
――でないと、とっくに盗まれてますよ〜♪
たしかに。こんな二階建ての居住区が付いた、変に目立つ筏が今まで盗まれんかったんはそれでか。
普通の船だったら甲板の下に色々収納する所があるんやろうけど、このエイル号にはそれがない。
収納も居住区も、全部甲板より上にある。
しかも増築を繰り返したせいで、今では甲板からはみ出している部分まである。
ぱっと見は、めちゃくちゃバランスが悪そうに見える。
「船大工のダグにも、そこらへん突っ込まれてたな……」
部屋の準備も終わり、一息ついていたらレイナがやってきた。
「え、どうしたん? まだ昼前やけど」
「まだ始めてなかったんだな! 手伝おうと思って、急いで戻ってきた!」
「あ、あ、あ、空き部屋を片付けただけやし、もう大丈夫やで!」アセアセ
危ない危ない、変に増築せんで良かったわ。
「簡素にしたから、私物があれば置けるで! 出発までに準備しとこか」
「じゃあ、私物取ってくるついでに、調査団の申し込みもしてくる♪」
レイナがウキウキで家に戻っていった。
調査団の報酬は結構良さげやったし、よっぽど嬉しいんやろな♪
美人のレイナとしばらく一緒に暮らせる嬉しさはあるが、目的はグリズリーみたいな大型魔獣の調査や。
あまり浮かれんようにせなアカン。
……まあ、顔はニヤけてるけどな。
けど――
この前、あの大型魔獣を見つけた時は、戦うことすら考えず全力で逃げた。
今度は、その大型魔獣がうろつく島へ自分から乗り込むことになる。
「……気ぃ引き締めんとな」
さて――何が出てくるやら。




