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ブラザー

youtubeでゲーム実況をおこなっております!

https://www.youtube.com/@nico_channel_

エイル君の中身はこちらのオッサンのコピーで、

女神クララベル様はこのチャンネルのマスコットキャラクターの見た目を使った。という設定にしています。

挿絵(By みてみん)

AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。



グレオルさんの紹介で王都の夜を堪能したおれたち。


シグルは店のお姉さんたちのスカート丈の短さにびっくりしていたが、国を背負う者として、ちゃんと見るべきところも見ていた。





「ここの夜はなんちゅう明るいんや……」



「『夜が明るい』っちゅうだけで、こんなにも色んな店が立ち並ぶもんなんか?」



「明かりがあるだけで……夜が、こんなにも違う世界になるんか……」ボソリ




この夜シグルが見つめていたものは……




ミニスカートだけではなかったんやな。





二日目に案内された風車塔の施設でも、シグルは案内役の責任者を質問攻めにしていた。


フィオナたち使節団はメモやスケッチに大忙しの様子だった。



そしていよいよ本日、電球を作る工房へ向かうこととなった。





今日はこの小太りエルフおじさん、工房責任者のガルディオさんが案内してくれることとなった。


その容姿をひと目見て、おれだけでなくシグルたちも、何やら嫌な予感がしたようだった。





おれたちがまず見せられたのはガラス玉を作る工程だった。




「金型の中でですねッ!ガラスを膨らませてですねッ!金型をはずすんですねッ!」


『ですねッ』でいちいちこちらを振り返り、目を見開いて人差し指を立てていた。



「こうする事でですねッ!ガラス玉はですねッ!」


「み〜んな同じ大きさになるんですよッ!」


『みーんな』で両手を大きく広げ、バレエダンサーのようにクルクルと回っていた。




顔から何から、全身を使って説明してくるな、この人。


妙なインパクトのせいで、説明がめっちゃ頭に入ってくるわ。




次は、フィラメントを取り付けた二本の導線を、ガラス部品に組み込んでいく工程だった。


そこには、ストローのような細いガラス管も伸びている。


「この細〜い管! これが『排気管』ですねッ!」



ここでもいちいち顔芸や全身を使った説明を受けた。



ちなみにこのフィラメントは、植物繊維を細く加工して、炭化させたものらしい。


元の世界じゃ『エジソンは竹を使った』とか聞いたことがあったな。




「こ〜して出来上がったものが……」


「コチラ!!」ビシッ!


『コチラ』で目を見開いた満面の笑顔で、摘んだその部品を見せてくれた。



出来上がったのは、むかし理科の実験で見たような形の器具だった。


試験管に蓋をする、ガラス棒が付いたゴム栓みたいだった。




「ほー、ほいで、その部品をさっきのガラス玉に付けて、溶かしてくっつけるんか!」


シグルが言ったように、出来上がった部品をガラス玉に差し込み、ガラス同士を熱して接合していく。


見た目は元の世界の電球そのものやん。


こっちの世界でも、似たような形に技術が進んどるんやなぁ……





「そしてですね〜!」


「コレが電球の肝〜!!」



「『排! 気器!』 ですッ!!」ビシィィッ!!


『そして〜』でクルクルとバレエダンサーのように回り、


『排気器』で相撲取りのような中腰の構えでピョンピョンとコチラに近づき、


『です』で片手を腰に添え、もう片方をバッと広げて決めポーズ。





この工程では、電球から出ているストローみたいなのを『排気器』という器具にセットし、空気を抜いてからストロー状の部分を溶かして蓋をする。




「この器具は、風の精霊様の力を借りちょるんか!?」


「そのおかげでですねッ! 中の空気をほとんど残さずッ! 強力に抜いてくれるのですねッ!!」


またクルクル回ってる。


ま、真空ポンプみたいなもんか。





あとは金具をつけ、出来上がったのは電球そのものだった。


通電し点灯を確認したときは妖精も含め、みんな「「おおー!」」と声を上げた。


シグルは『うおぉぉぉぉ!』と、誰よりも大きな声を上げていた。





「工房長さんよ、もしかしてじゃが……」



「グレオルさんと……知り合いだったりせんか?」



「おおー!兄とお知り合いでしたか!!」


「私、ガルディオ・ヴェンディスと申しますッ!!」


知り合いどころか兄弟やったわ。



工房の人たちの話によると、ガルディオさんがこんな変な案内をしているのに担当を外されないのは、


『妙に頭に残って分かりやすい』と評判だかららしい。





その後もシグルはガルディオさんを質問攻めにし、そのたびにクルクル回ったり変な顔芸をしたりと、忙しく解説をしていた。


おかげでシグルは、電球についてかなり詳しくなったようだった。





王宮に戻ったあと、シグルたちはこの三日の視察で得た知識を元に、どうやればレイゼルで実現するかを話し合うことになった。


「エイル、おまんも一緒に来てくれんか? なんぞ気づいたことがあったら教えてほしいんじゃ。」



「ええけど、あんま役に立てる気がせんけどなぁ……」





夕食後、王宮の客間を借りて会議が開かれることになった。


なぜかおれも出席することとなり、顔を並べている。




マリナはまたメイド服を着て、ニコニコした表情のメルシアさんとお茶を運んでくれた。



「きみ、メイド服がちょっと違わない?」



なんでもレイゼルのメイド服で手伝おうとしたら、メルシアさんが興奮気味に用意してくれたそうだ。




わざわざラウリエル王宮のメイド服を用意し、


ウエストで折り曲げてスカート丈を調整したり、


ササッと縫い付けて袖丈の長さを調整してくれたそうだ。


メルシアさんは「ふんすふんす!」と鼻息を荒くしていたとか、いなかったとか……

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