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ほどけた心

youtubeでゲーム実況をおこなっております!

https://www.youtube.com/@nico_channel_

エイル君の中身はこちらのオッサンのコピーで、

女神クララベル様はこのチャンネルのマスコットキャラクターの見た目を使った。という設定にしています。

挿絵(By みてみん)

AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。



報告会が小宴会に変わってしまった次の日、おれは昼下がりまで眠っていたようだ。


おれが思っていた以上に、怪我は体力を奪っていたらしい。


エルフの回復薬はとても優秀みたいで、横腹の傷口は完全にふさがっていた。



――おはようございますぅ〜♪しっかりお休みできて、随分顔色が良くなりましたね〜♪


「おはようございます。若い体は良いっすねー!」


「めっちゃぐっすり寝れたわ。」


はっ!リュミエル!



おれは客室を飛び出した。


すると、美人エルフメイドさんが客間に案内してくれた。



「エイルさん!お目覚めになったんですね!」


「随分と顔色が良くなったようじゃのう。」



「リュミエルは?薬はどうなった!?」


「まだ出来ていないようです……」



「あともうちょっとぉ〜♪かかるみたいだよぉ〜♪」



「仮にこの時間から出発しても、すぐに日が暮れてしまうぞ。」


「もう一日世話になるつもりで、しっかり養生したらよかろう。」



「レイゼル王国を出て、今日で……」



「シグルさんのお城から出て、11日目になります。」


「エイルさんしか運転できないんだから、しっかり休んでくださいね……」


マリナが心配そうに見ていた。



「わかった。今日は泊まらせてもらうつもりでいるし心配せんといて。」



おれは遅い朝食兼昼食をいただいた。


若い体って色々凄いな。睡眠はぐっすり取れるし、起床したばかりでもモリモリ食べれる。



――前はしょっちゅう夜中に起きて〜、トイレ行ってましたもんね〜♪


せやねん……おっさんの身体のときは、50過ぎたあたりからめちゃ睡眠浅かったんよねー。

ってよー知ってるな。怖いわ。





日も暮れて来た頃、客間にいるおれたちのもとにリュミエルが飛び込んできた。



「できたわよ!エイル!」



「リュミエル!!」


「リュミエルさん!」


おれとマリナはリュミエルのもとに駆け寄った。


リュミエルは息を整えながら、



「はい、これが星露錠《せいろじょう》。」


木箱を開けて見せてくれた。


「大急ぎで作ったから数は少ないけど……」


「一人分ぐらいは余裕だから安心して。」



「ありがとう……」




それからリュミエルは薬の説明をしてくれた。


「一日一錠、最低三日は飲み続けてね。」


飲むと星露錠の成分が身体に広がり、悪い魔素を吸着してくれるそうだ。


吸着された魔素は尿として何度かに分けて排出され、どす黒かった尿が通常の色に戻ると完治だそうだ。



「それと、これ……あなたたちの分。」


「お守り代わりに持ってて。」



「リュミエル……ありがとう。」



「ほらこの薬、薄い緑色してるでしょう?」


「色が抜けて、白くなると効果は無くなるから気をつけてね。」


白くなると魔素吸着の効果は無くなるが、万能薬としての効果はあるそうだ。


「一年ぐらいは持つはずだから。」


インベントリの中や、C(ク)-Raft(ラフト)能力で作った道具箱の中は食いもんとか腐らんし、実質無期限じゃね?などと余計なことを考えてしまった。



リュミエルから受け取ると、おれは何気なくインベントリへしまった。



シュッ!



「……えっ?」


おれの手から薬の木箱がシュッと消えた。



「!?!?!?」


リュミエルの目が点になっていた。




「それも女神様の?」


しもた!ついクセで!またやってもうたわ!!



「便利な力ね、女神様にいただいた力って。」


リュミエルがクスッと笑った。



もうリュミエルの笑顔には、あの時のような棘は無かった。




「もう日が暮れたし、出発は明日にするでしょ?」


「そうだな、暗いのに無茶すると大事(おおごと)になりかねんし。」



リュミエルとおれたちはアルヴェイン国王に完成の報告をし、おれたちは明日旅立つことと、滞在中世話になったことに感謝の言葉を伝えた。




「では今夜は旅の無事を祈って送別の宴を催しましょう!」


アルヴェイン国王がそう言うと、ノリノリでエルドランとリシェリア王妃が答えた。


「そうですな!旅の無事を祈ってぜひやっとかんと!」


「ぜひ本人を交えて話を聞いておかないと♪」


なんの話を?いやあなたたち、適当な理由で宴会したいだけちゃうやろな?



――あの娘《こ》の反応が楽しみですね~♪


やめてあげて?








その晩は小人数ながらも楽しい宴会が開かれた。




「妖精様!エル爺!言わないで!!」


「陛下!王妃様!止《と》めてください!!」


顔を真っ赤にしたリュミエルが今宵の肴《さかな》となっていた……




「イヤーーーーー!!」


顔を真っ赤にしたリュミエルは、耳をふさぎブンブンと顔を横に振っている。




「その時『ばかっ!ばかっ!』って言ったんですってね〜♪」


王妃さまやめて差し上げて?


リュミエルに肩をバンバン叩かれてるんですけど……








「もー!ひどい目にあったわ!」


おれとリュミエルは街の酒場に避難していた。




「エイル……ありがとね……」


「いや、それはおれのセリフやで。ありがと、リュミエル。」



「ううん……」


「エイルがああ言ってくれて……気が楽になった……」




……そうか、この子はずっと気を張っていて余裕がなかったんだな……




「さ!エイル、飲みましょう!」


「よーし、改めて!」


「「カンパーイ!!」」





…………





「らからねえ〜!女神しゃまの加護なんれえ〜!」


「リュミエりゅはがんばり屋しゃんらよれぇ〜!」



酒がまわり、呂律も回らなくなってゆく二人……



……


……









……


気づいたら、おれは酒場の宿でパンツ一丁で目覚めた。


横にはリュミエルが、すやすや幸せそうに眠っていた。




いやいやいや!?


何も覚えとらんわ、また……



また――マリナに冷たい視線を向けられそうだ。

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