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あたたかな日常

youtubeでゲーム実況をおこなっております!

https://www.youtube.com/@nico_channel_

女神クララベル様はこちらのマスコットキャラクターの見た目を使ったという設定にしています。

挿絵(By みてみん)

AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。





家族と涙の再会を果たしたマリナ。


おれはしばらくマリナの両親に食事の世話になった。さすがに泊まるのはアレやん?


朝は筏で目を覚まし、マリナが持ってきてくれた朝食を一緒に食べた。




世話になるばかりってのも悪いので、おれはトーマさんの畑仕事を手伝うようになった。



朝はトーマさんと畑に出て鍬(くわ)を振る。


クララベル様は日陰でふわふわ浮きながら、あくびをしてうたた寝している。



若い体っていいな!腰も膝も全然痛くならない!!

しかも筋肉痛もちゃんと次の日に来た!




昼食は家に帰りみんなで食事。


「エイルさん、おかわりどうですか?」


 「ありがとー!」

――ありがと~♪


クララベル様は今日も当たり前のように、おれのご飯をつまみ食い。




昼食のあと木陰で少し昼寝をして、午後はまた鍬(くわ)を振る。


クララベル様は、そのままぼんやりお昼寝……


仕事してるんか?この女神。




夕日であたりが赤くなると、一緒に家に帰って夕食をご馳走になる。



ドワーフの国では、夜はグラン王達と一緒にお酒を飲んでいたんだけど、出発の日大量の食料とともにドワーフの火酒もたっぷり頂けた。


マリナを送り届けるまでは…と筏の上では酒断ちしていたため、夜はトーマさんと火酒を楽しんだ。



「カーッ!!うめえ!コイツがドワーフ仕込みの火酒っていうやつか!」


「こんな酒、なかなか飲めねえから嬉しいよ!」



トーマさんもお酒が好きらしいけど、マリナが居なくなってからはお酒を飲んでいなかったらしい。


意外な飲み友達ができ、おれはこの出会いに何度も乾杯した。



「もー、お父さんとエイルさん、また乾杯してる」

マリナはおれたちがしょっちゅう乾杯してるのを見て、呆れながらクスッと笑った。


「お父さん、マリナが居なくなってからそれはもう心配で心配で、お酒なんか飲んでる気分じゃなかったんだから許してあげて♪」

マリエさんはクスクス笑っていた。



ほんと温かい家族だな……


できればずっとこの村にいたいな……





そんなゆったりとした時間の流れ。


気づいたら一週間ほどが経とうとしていた。





村の人達ともずいぶん仲良くなれたけど、今旅立たないとずっと居座ってしまいそうだ。


『惜しまれているうちに去れ。』


なんて言うしな。



居心地が良すぎるからこそ出発しないと。


クララベル様がおれをこの世界に呼んだのは、この村に骨を埋(うず)めるためじゃないと思う。






そんなある夜、トーマさんといつものように酒を飲んでいる時……




「おれ、そろそろ旅を再開しようと思ってるんよ」

おれは精一杯真面目な顔をして、静かに言った



トーマは酒が変なところに入ったのか咳き込んだ。



「なんだよ!もう出ていくのか!いいじゃねえかもう少しぐらい!」


「もっと一緒にいてくださいよ!」


マリナも驚(おどろ)き、大きな声を出した。


「そうだよ。近所の奥さんから『将来はマリナちゃんの旦那さんかい♪』なんて言われてるんだよ?」

いやマリエさん、ワタシ手が後ろに回ってしまいますわそれ。


「なにっ!マリナはまだ嫁にやらんぞ!」


トーマさんはマリエさんに詰め寄った。


「そっ!そんなんじゃないからっ!お母さん!」

マリナも顔を真っ赤にして立ち上がった。


そんな二人をみて、マリエさんはケラケラ笑っていた。



んんー?おれのシリアスシーンなんですけど?キミタチ!


――…………………………っ。




オーケー、まだ終わりじゃない。今からリカバリーだ。



おれは酒を置き、碇(いかり)ゲ○ドウみたいなポーズでゆっくりと語り始めた…


「おれは…クララベル様に呼ばれた理由(ワケ)を探さなきゃアカンのよ…」

いやまぁ無いんやけどな



「居心地が良すぎるから…決意が鈍る前に出発しなきゃいけないんだ…」




「だって!今のところ予定ないって言ってたじゃないですか!!」





「………マリナには負い目を感じてほしくなかったから…そう言ったんだ…」

せやったわー…予定はないって、バカ正直に言うたんやったわー



「そんな………」

マリナは今にも泣きそうな顔をしている

おじさんだってつらいんよ…





「マリナ、エイルは旅立たなきゃいけない理由があるんだ…」


「そうね…恩人は笑って送り出してあげなきゃ、ね?」


両親にそう諭(さと)され、マリナはうつむいて小さく頷(うなず)いた…



「準備もあるし村の人にも挨拶したいから……もう少しお世話になりますが、よろしくお願いします…」


おれは家をあとにし、月明かりの下を筏へと戻った…


クララベル様は、おれの後ろをふわふわと浮かびながらついてきていた。


珍しく空気を読んで、ずっと静かだったな……



おれは頭上の月を見上げた…


「はぁ…やっぱつらいわ…」


おれは重い足取りで筏に乗り込んだ…



……


……








――それではっ♪


――名シーンを振り返ってみましょう~♪



――「おれは…クララベル様に呼ばれた理由(ワケ)を探さなきゃアカンのよ…(キリッ」

クララベル様は、碇(いかり)ゲ○ドウのように口元で指を組んだ


――ぶはっ! あははははっ! かっけーですねぇ~!


「やめろや!!せっかくいい雰囲気だしたのに!!」


顔から火が出そうになった



――「居心地が良すぎるから…決意が鈍る前に出発しなきゃいけないんだ…」(やたらイケボ)


――アハハハハハハハハ!!

腹を抱えて転がり回っている。


「神の威厳ゼロだなおい」



――「………マリナには負い目を感じてほしくなかったから…そう言ったんだ…」(シリアスな顔)

――せやったわー…バカ正直に言うたんやったわー(死んだ魚の目)


――笑い!殺す気!ですかあはははは!!

「神殺しの称号もらえそうやな!!」




「ムキーーーーッ!!」



大笑いのネタにされているのに、どうにも憎めない…


元の世界から見慣れた姿ってのは、反則やな。




最高潮に達したクララベル様の一人芝居は、


しんみりとした空気を見事ぶち壊してくれた。

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