心のさざ波
youtubeでゲーム実況をおこなっております!
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女神クララベル様はこちらのマスコットキャラクターの見た目を使ったという設定にしています。
AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。
おれが工房にいる頃――ドワーフ城の一室で
マリナとグラン王、航海士たちが地図を囲んでいた。
「これが…地図なんですか…」
初めて見る地図にマリナは見入っていた。
「ココがオレらの城、ガルドラム城のある島だァ」
「嬢ちゃんたちが捕らえられていた島がココ」
「えっ!?こんなに近いのですか!?」
グラン王は豪快に笑った。
「地図ではこんなに近くに見えやがるがァ、実際はほれ、あそこの窓からみてみろ」
マリナは指さされた方向を見た。
「あんなに…遠いの……?」
「そうでェ。」
「あそこからじゃァ見えねェ遠い島々……」
「この島の隣にはァこんな島があるとか。この地図なら一目でわかるだろ?」
「多分だがァ……嬢ちゃんたちが来た島はココらへんじゃァねェかな。」
「こんなにたくさん……小さな島があるんだ……」
初めて見る地図に世界の大きさを感じたマリナは圧倒されていた。
マリナの心に生まれたさざ波は、寄せては返し、大きくなっていく…
「グラン王…」
兵士が耳打ちした
「すまねェ嬢ちゃん!ちょっくら出てくる!おめェらあとは頼んだ!」
グラン王はそういうと足早に部屋を後にした。
マリナはずっと地図を見つめ続けていた…
「使徒殿…」
…………
…………
…………
「使徒殿!」
「はっ、はい!」
「申し訳ございやせんが、そろそろ村の特徴とかお聞かせ願えやせんか?」
「はい」
マリナは航海士たちからの質問に答えていくかたちで村の特徴を話し、特定を始めた。
近くに岬があり、岬の裏に香草をよく取りに行ったこと。
解熱用の月見草が岬に生えていたこと。
秋には浜辺でお魚を焼くお祭りがあったこと。
ある程度特定が進んだ頃グラン王が疲れた表情で戻ってきた。
「お願いしやすぜ…使徒殿…」
続いてエイルがションボリした感じで入ってきた。
「これからは気をつけます…」
クララベル様もションボリした感じで、珍しく歩いてついてきた。
マリナは、なにかあったの?という表情をしていた。
「どうや、マリナ。村の場所、わかりそうか?」
「はい!だいたい分かってきました!」
「おー!だいぶ絞れてきたやん!!」
「よかったな!もうちょっとでお父さんお母さんに会えるで!!」
「はい!」
ふたたび地図を見つめる目が……少し変わったように感じた。
「私…島の外…なんにも知らなかった…」
マリナはなにか思いつめたような表情をしていた…
――………知ってしまったのですね…
なにが?
――なんでもありません~♪いちいち詮索するお父さんは娘さんに嫌われますよ~♪
ウッ…それは効く…
「そうや、マリナ!」
「はい、なんです?エイルさん。」
「じつはだね、筏がバージョンアップしてだね。」
「バージョン?アップですか?」
「まあ、新しい力が増えたと思ってくれ。」
「それで筏の力だけで帰ることも可能になったんだわ。」
「魔導エンジンが取り付けられたんだ!」
一同が驚いた。
「港で好き放題走り回ってくれてよォ…」
グラン王が頭を抱えた
「ビックリしちまったァ船たちが事故起こしそうになったんでェ」
「使徒殿…あんなスピードで走り回るなら、事前に教えてくだせェよ…」
マリナがぽかんとしていた。
おれは工房での出来事を話した。
魔導エンジンを筏に取り付けられるようになったこと。
今までよりも早く海を進むことが出来るようになったこと。
「えーっ!見たかったですぅ!」
「使徒殿、今度からはちゃんと連絡くだせェよ」
「はい…」
「どうでェ嬢ちゃん、今から乗せてってもらいに行くかい?」
「乗ってみたいです!!」
「どうでェ、使徒殿?」
「今からいいんすか!?」
「そのかわり、オレがお目付け役でついてくぜ?」
もしかしてグラン王、自分が乗ってみたかったんじゃないやろか…?
――岩の子はああいうのに興味津々ですからねぇ~♪
「わああああ!!はやいはやい!」
マリナが風に髪をなびかせ、瞳をキラキラさせて大喜びしていた。
「使徒殿ォ!速度はどれくらい出るんでェ?」
「そりゃ今は抑えていますし、こんなもんじゃないですよ?」
「ほォ…じゃあヨ、あの灯台まで全力で行ってみてくれ!」
「いいんですか!?」
「船はみんな帰っちまってるから、大丈夫でェ!!」
「じゃあマリナ!ちゃんと捕まっとけよ!!」
「はい!!」
クララベル様がまたどこかからサングラスを取り出した。
「行くぞ!」
グロロロロ!
グォオオオオオオオオオオオオ!!
一気に加速した筏はものすごい速さで景色を置き去りにしていく!
「きゃああああ♪」
「おおおおおおおおおおお!」
――フゥゥゥゥウウウウ〜♪パリラリパリラリ♪
マリナとグラン王は大喜びしている!
クララベル様はまたサングラスをかけ、ハコ乗りで腕を振り上げている
「すげェな!使徒殿よォ!こんな速度で走る船なんざ見たことねェ!!」
「こいつァたまげた!今までの魔導エンジンより出力高ェぜこりゃ!!」
グラン王ご満悦です。
波を蹴った筏が宙へ舞う異様な光景
今まで感じたことのない浮遊感、
おれたちはテンションが最高潮に達していた!!
……
……
「ガッハッハ!!最高だったなァ!嬢ちゃんよ!!」
上機嫌のグラン王は大声で笑った。
「はいっ!!」
大興奮のマリナは満面の笑みを浮かべている。
「マリナ殿、地図の部屋へ戻りましょう…。」
「使徒殿、王はあちらへ…」
「はい」
――…ではワタクシもこれで………(ペコリ)
クララベル様は厳かな足取りでマリナに付いていった。
逃げよったでこの女神。
……
……
……
……
……
……
……
……
……
「まったく、そもそも王たるものとはですな!」
おれとグラン王だけが神官長ベルム・オルンにクドクドと説法を聞かされていた…




