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4.堕ちていく亮と陽茉梨

憐憫?いや、愛情…?


どちらとも説明のつかない感情が、陽茉梨のその顔を見て体から湧き上がった。


亮の激しい拒絶。


そう受け取った陽茉梨が、そのまま涙を手の甲で拭い、声をあげられもせず泣くーーーー…。


壊れていく様が美しく、そして…



あがらえない吸引力として、亮を引き寄せた。



従妹に手を出すのは人間以下。

獣よりも劣る、最低の存在だと思ってきた。


だが…



『…泣くな…陽茉梨』



説明なんてできない強い力に、身体が支配された。

意志とは逆に陽茉梨の柔らかな頬に手を触れる。


言葉より…ーーー衝動が気持ちを紡ぐこともあるのか。



この説明のつかない、抗えない感情。


陽茉梨を手に入れる。


そのまま堕ちていくことさえ、喜びのように感じ唇を重ねた。





この後がノクターンの【完全版】一話の冒頭につながります。

良ければ【完全版一話】も続けてどうぞ

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