【番外編】亮ちゃん、考えるのをやめた☆
こちらは
現在の本編よりちょっと話が進んでいる番外編で大変バカバカしいです笑
嫌な人はまわれ右して、読むのをやめてください笑
これは、まだ誰も混ぜてはいけなかった人間関係が、池袋のジュンク堂でうっかり混ざった日の話である。
「げ!?綾!?」
「何よー、元カノに向かってそのいいかた」
プクッと頬を膨らます夢愛。
「夢愛ちゃん…誰?」
隣りにいた翔平が静かに聞いた。
「えー?元カレだよ?ねぇ、リョウちゃん♡」
「…………………」
「いや!?なんでそんな、人を刺しそうな目して笑ってんの!?あんた、だれ!?夢愛って誰!?」
翔平がどんな目かは、読者の想像にまかせるとする。
「と、とりあえず2人でどっか行ってくれ!!俺は人待ちしてるから!!」
しっしっ!と手でジェスチャー。
「えー?リョウちゃんが、書店で人待ち?私の写真集コーナーならあっちだよ?」
「いらねぇよ!!全部持ってるよ!!」
「全部…?」
「写真集……全部?」
翔平の声は低い。、
「だから怖いって!!そもそも誰!?この男!?」
「えー?…キスフレ?」
「何でもフレンドつければいいわけじゃねぇからな!?」
「キスとご飯と手もつないでるよね、夢愛ちゃん」
「帰れっバカップルか!!こんなとこ見られたら……!」
亮は辺り見渡し何かに怯えている。
「亮ちゃん」
低い声、そして立ちはだかる巨体のせいで、影ができるほどの威圧感。
「け…っ敬一…」
世紀末の北斗◯拳の使いみたいな男の登場に、周りの空気は急に体感温度が低くなる。
書店から出てきたくせ毛ツーブロックの巨漢。 そのまま、ジロリと夢愛と翔平を見てくる。
「亮ちゃん…」
夢愛は敬一を見上げて、ニコリとした。
「彼氏?」
「人生初だわ!!その手の質問!!」
「誰?」
「お前もマイペースに聞くな!!」
すぐに敬一は夢愛に
「はじめまして」と、深々と頭を下げた。
※
「亮ちゃん疲れてる。どうしたの?」
「いや……ツッコミってさ。報われねぇよな…?じゃなくて!!」
夢愛と翔平と別れたあとも、亮はまだまだ書店の片隅で待たねばならなかった。
陽茉梨の帰りを。
「亮ちゃん、お兄ちゃん」
振り返ると陽茉梨が両肩に教科書の束をいれた、紙袋を担いでいた。
「買えたよ」
「………………」
力持ちである。
「半分持つか?」
敬一は一応気にしている。
「大丈夫。バランス取れてるから」
「…………………」
そのままうまく歩いている。
ーーー 空が高い。
池袋で初めて見た。
ジュンク堂で、看護学生の教科書一式買う女。
(このあと…サンシャイン…だよな?)
もうツッコミつかれた。
笑顔のまま、歩き出す。
考えるのをやめた ーーーーー ☆
※オマージュジョジョ2部@カーズ




