【番外編】人生で一番いやらしい体験
【完全版】は今夜中にノクターンに上げる予定です。
遅くても22時笑
大学生の頃だ。
間違いなく人生で一番、いやらしい経験は…
女の子2人と酔った勢いで3人で交わったこと。
真面目な翔平は、この思い出だけは絶対に誰にも知られたくないと思うと同時に、思い出すと体の奥が熱くなるのだった。
「あー…だめだ、これ。翔平ぇーー!」
「起きてる…!おき…てるぅ」
深夜12時を回る居酒屋にて、机に突っ伏したまま同級生の声になんとか返事をした。
「起きてねぇじゃん。相変わらず酒弱いなぁ…翔平」
「ビール1杯でこれかよ。ある意味羨ましいコスパの良さ」
その日は、大学のサッカー部の打ち上げ呑み会だった。
大学同士の交流試合だったが、相手は格上。大激突し、翔平はFWとして前後半フル出場。攻撃から守りに至るまで全部をやりきって勝利までおさめた。
「先輩ぃ。しっかり歩いてくださいよぉ…!」
「ほら、吉永!」
「んー…あーむり。終電も無いし、俺のこと適当に置いていって」
頭の中はふわふわして視界が揺れている。
覚えているのは、呆れた同級生がサッカー部の女子マネージャー2人に翔平を託して
「適当にタクシーにぶち込んどいて」とほかのメンバーと2次会へ行ったとこまで。
後輩のボブカットの可愛い女子マネが、肩を担ぎもう一人の美人マネージャーと翔平を運ぶ。
二人のマネージャーは酔いつぶれて目をつぶる翔平の端正な顔をみつめると、ネオン街で途方に暮れた。
「もうー…!駅まで遠いのに!」
「タクシー使う?」
背の高い美人マネは困ったように言う。
「それいい!吉永先輩!住所言えますか?」
「んー…立川市…」
そこまで言った後に、顔の近い後輩女子マネをじっと見つめた。
「かぁいい」
「え!?」
「かわいいー…お前、体も小さくて顔もかわいい。なのに、いい子だなぁ。偉いぞー」
「ちょ…先輩…!」
小動物でも愛でる感じで翔平はヘラヘラ笑いながら、後輩をその場で抱きすめた。
翔平に微かな恋心を抱いていた後輩は、嬉しい悲鳴をあげつつ「だめですぅ!」ともがいた。
本当はもっと抱きしめてほしい。
「はいはい、離れて!」
すかさず同い年のスレンダー美人マネが2人を引き剥がしたが…
「…なに?焼き餅かぁ?」
「は、はぁ!?」
翔平はとろんとした目で、いつもは絶対に言わないセリフで同級生の美人を見た。
酔いが回りすぎてからかうように言う。
「俺たちが仲良くしてんのが、気に入らないんだろぉ?お前、ツンツンしてるけど…俺のこといつも面倒みてくれるよな?」
「そ、そんなの、マネージャーなんだから、当たり前でしょ…!?」
「嘘だ。俺のこと…結構好きだろぉ?」
顔を真っ赤にした美人マネを見て、悪戯が成功した子どもみたいに笑う
そのまま後輩マネと美人マネを引き寄せる。
「あー…酔っててわけわかんない…!もう三人で泊まろう!そうしようー!」
あっはははは!!と上機嫌で笑ったあと、目の前が暗転して意識を失った。
※
酔っていた。それこそ、理性など吹っ飛ばすほどに…気持ちよく。
だから、目の前で可愛いマネージャー2人がベットに横になっている姿に、飛びついてしまうほど。
(あー…いい夢だ。かわいい女の子と綺麗な女の子とも、甘々にキスして…頭の中が…パンクしそう)
夢中でキスを交互としながら、甘い声で名前を呼ばれる。
こんなことは現実的起きるはずがない。
途中から、完全に夢だと思っていた。
「あ…っ先輩ぃ…好きぃ…っもっと、キスして」
「いいよ…もっと、口開けて…?」
「ちょっと…吉永。私は?」
「かわいい。…素直になってる」
夢…夢…ゆめ、ユメ…!!
夢、サイコーーーーーーーーーーーー!!!!
※ここから先は、【完全版】にて掲載いたします。大人のお時間だよ!
※
『ゆ…夢、違…あ、朝倉!!』
小学5年生になった翔平は、帰りのホームルームが始まる前にダダダダ!と大好きな幼なじみの夢愛の元へ走った。
夢愛ちゃん!と呼びたいが、最近クラスメイトに夢愛ちゃんだってー!とからかわれてからは、名字で呼んでいる。
『こ、これ…!』
真っ赤な顔で、周りを気にしてサッとノートの切れ端をキョトンとしている夢愛に渡す。目は見れない。
中は手紙で「今日、いっしょにかえろ。サッカー部の練習後に、昇降口4時。翔平」と書いてある。
夢愛は戸惑った顔で中身を確認すると、翔平がホームルーム中もチラチラとこちらに視線を送る様子に気づく。
そのまま夢愛と目が合い、翔平はジェスチャーで「OK?」と手で丸を作り確認する。
『ごめんね』
夢愛は人差し指同士を交差させて、ジェスチャーで返事をした。
翔平は頭を思いきり殴られたみたいな、激しいショックを受ける。
(な…なんで…!?え、最近全然、一緒に帰ってくれない…!!)
ホームルームが終わると、青い顔で翔平は「ま…まって…!」とランドセルを慌てて背負って夢愛のもとへと走った。
『な、なんで?待って…!!』
翔平は一生懸命追いかけたが、夢愛はサッカーもしていないのにもかかわらず翔平を振り切るほどの足の速さで去っていく。
(夢愛ちゃん…俺のこと嫌いなの!?俺は、俺は…こんなに、大好きなのに…!!)
「夢愛ちゃん…待って!!ーーーっうわぁ!?」
大声で叫び覚醒した翔平は目の前の知らない天井を一瞬見た後、激しくベットから転げ落ちた。
薄いホコリ臭いカーペットに顔面を打ち付け、思わず「ごふぅ!?」と変な声が出て、痛みでしばらく転がる。
「いっ…痛っっってぇ…!!死ぬ……っおえ、気持ちわりぃぃ…!!」
激しい頭痛と胃の中がひっくり返りそうな吐き気も同時に襲われ、わけがわからない中ようやく昨夜の記憶が戻る。
完全に二日酔い…
(ど…どこだここ…吐く…っ地獄か)
ふらふらして薄暗い部屋で立ち上がると、そこに映った光景こそが本当の地獄だった。
ベッドに横たわる、2人の裸体のマネージャー。
「は…?」
自分も裸。
「え…?」
散らばる(ピーーーーーー)
「はぁぁぁぁぁぁあーーーーーー!!??」
(俺……何をした?)
記憶をたどる。
酒に酔い、理性をなくし、二人に囲まれていた昨夜の断片が次々と脳裏によみがえった。
柔らかな感触や甘い酒に溺れるような…
「……っ!?」
ブワッと顔に熱が集まり、翔平は両手で頭を抱える。
(さ…3人で…って!?な、なんて事を…!!??)
「う、うわぁぁぁぁぁーーーーー……!?」
翔平の叫びは、市内のラブホテルを突き抜けて電線に止まった小鳥が驚いて一斉に羽ばたくほどであった。
そんなわけで…
寝ているマネージャー2人に「ごめんなさい」と置き手紙とホテル代を払い翔平は悲鳴を上げながらゾンビのように重い身体を引きずりそこを出た。
その後どうなったって?
マネージャー2人に「3人でもいいので付き合ってほしい」と、学生時代中ずっと誘惑されたけど
それはまた別の話だ。
【完全版】では、濃厚加筆予定です。
よろしくお願いします。




