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【番外編】亮ちゃん考えるのやめた2☆〜サンシャイン編〜

こちらは、番外編の続きになります。

とてもふざけていますので

世界観を壊したくない方はまわれ右をして

読むのをお控えください…


時期としては亮が陽茉梨と付き合って一ヶ月くらいの頃でしょうか。


サンシャインにて


亮は教科書の束を持ち歩く陽茉梨に、至極まともな提案をする。


「陽茉梨…とりあえずロッカーに、荷物いれね?」


「入るかな?」


「貸せ」


兄はそれをひったくるなり…



ーーーー ッ ガァァァァン……!!!



押し込む敬一の音がサンシャインにこだまする。


ロッカー全体が一度浮いた。


「よし」


静まる中、納得して鍵をかける。


「何でも物理的に解決すんのやめろ!!!」



陽茉梨は小さなリュックを開くなり言った。


「財布落としたみたい」

「はぁぁぁぁぁーー!!?」

「ない」

「ジュンク堂か?」

「おま…!?ヤバいだろ!?」


陽茉梨は首を傾げて何度か鞄をさがしたが、手応えはない。


「まじかよ…今月何回目だ!?お前もう財布持ち歩くのやめてペイペイか、財布首からさげろ!!買ってやるからチェーン付きの財布!!」


「でも、スマホも落とすし」

「スマートウォッチにしろ!!!」

「あったぞ」

「どこから!?」

「教科書の束の中にあった」


良かった良かった と、顔は違えど同じテンションの兄妹。


(そもそも…!!そもそも教科書重いってわかってるなら、わざわざ書店で買うか!?普通ネット購入で自宅に配送だろ!?

それなのに

「ジュンク堂で買う」「そうか、重いから手伝う」って、なんでデートに兄がついてくるんだ!?)


「亮ちゃん。頭抱えてどうしたの?」

「いや…3人でお前(敬一)入れてデートとか…俺、初体験だわ」


「亮ちゃんでも初体験とか残ってるんだね」

「お前(陽茉梨)本当に俺のこと好きか!?今のセリフなんだ!?」


チャラ男だとは思われているらしい。


「とりあえずサンシャイン水族館行くか」 「お兄ちゃん。ここシロクマいる?」

「それは上野じゃないのか?」

「都会にはいないよね」


ツッコミ不在にしてみたら、淡々と兄妹で会話している。


へぇー。ツッコミって、しないほうが楽なんだ☆


ちょっと考えるのを放棄して、亮は微笑んだ。

頭が壊れそうだった。


さて、気を取り直し…


「…財布買ってやる。ここだと、プチプラか?」

「お医者さんの経済力のマウントを感じるひと言だね、亮ちゃん」


「さっきから言葉がきつい!!」


「お金で解決するの嫌。落とさない方法ないかな?」

「だから、チェーンで落とさないようにするとか…」

「そもそも持ち歩かないで、常に亮ちゃんとお出かけすればいいの?」


「俺を財布として見るのやめろ!!」





「これだ!!」


スマートリングという指輪型のスマート決算グッズを検索して発見する亮。


「これを、常に指につけてろっ陽茉梨!!これは、クレカと連動しててこれ一つ持ってれば決算可能だ!!財布持ち歩かなくていい!!」


指輪…


敬一は万事解決!と喜ぶ亮にふと言った。




「ーーー 指輪落としたらどうなるんだ?」



しばしの間があった。

真顔の敬一に悪気はない。


至極シンプルに疑問のようだった。


「スマートリングをチェーンで首から下げれば…!」


「結局チェーンなんだね」

「うるっせええっ!!考えもしねぇくせにお前ら兄妹なんなんだよ!?何なんだよぉぉーー!?!?」



で、チェーンを100均で買ってもらったら…


「チェーンちぎれた」

「なんなの!?財布はお前から逃れたいのか!?」



【ナンパ敬一】


財布探しに奮闘する亮と陽茉梨の二人だけにし 「クレープ食べて待ってる」と顔と身体に似合わない事をいう敬一。


「ふたりきりでデートしたいだろ?俺は別にこのまま帰ってもいい」

「教科書問題置き去りにして気を回すな!!」

「じゃあ、俺が持って帰る」



そのあと、教科書の束床に置いて立ちながら黙々とアルタ前でクレープを食べる敬一は逆ナンされることとなる。


「あのー…」

「…?」


何人かの女の子に囲まれる敬一。 クレープのチョコバナナ片手に見下ろす。


「お兄さんお一人ですか?」

「1人になった」

「その筋肉、本物ですか!?」

「偽物があるのか?」


そのまま女子にいきなり二の腕を掴まれると、悲鳴があがる。


興奮したロリータ姿のヲタクが、次々と集まり出していた。


「す…すごい!パンパン!!」

「きゃぁぁぁーー本物の筋肉だぁ!!」 「おなかも割れてますか!?」


どんどん集まる女の子にきゃーー!と黄色い歓声があつまる。



「お願いがあるんです!!筋肉は手芸ではできなくって…!」


「一番難しいコスプレで…!」




「おかえり。亮ちゃん」


「なにしてんの!?お前!?」


アルタに帰ってきたら、某アニメキャラの派手な柱の格好させられてポーズをとっている敬一。


「強いらしい」


「きゃーーー!!そっくり!!クオリティ高すぎるぅーー!!」

「天◯様ぁぁぁーー!」


ただ立っているだけの敬一のコスプレだが、筋肉造形はほぼ原作通りだ。



「ちょっとまって!!このうるさいツッコミの人!!超イケメン!!!」


「今さら!?」


亮、ここにきてイケメン認定され発見される。


「CG!?」


「うれしいけど色々着せようとするのやめろ!!」


「水○のコスプレしてください!!」


「キャラ名出さなきゃOKとかじゃねぇからな!?」


「口悪い!!ギャップ萌え!!」


理由のわからない布とカツラを持ったヲタクから、亮は逃げた。


そして、逃げながら思った。


おかしい。絶対おかしい。


なぜ三河家の兄妹と一緒にいるとこうも毎回毎回…!!



「俺が何したんだ!?何なんだよ…こんな休日の使い方ぁぁぁぁぁーー!?」



「亮ちゃん、楽しそう

「どこがだよ!!」



従兄弟同士仲良くね☆


そんな幼い頃の約束は、今も楽しく守られています。お母さん☆




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