前世の幻影
前回
アキラたちがイスランド王国の兵と戦闘。
レオがレンを分離させてアキラたちの救出。
レオの弱点探し。
アキラがイスランド王国に人質。
「ん。ついたよ。じゃあ、突撃しようか。」「おい。何で城の中じゃないんだ?」「障壁が張ってあったみたいだからそれのせいかもね。」「チッ、そんなの力尽くで壊したら良いだろう?仕方ない。俺が壊す。」「ダ、ダメだよ!レオが壊したら城も壊れてアキラが巻き添えくらっちゃうよ?」「じゃあ、そのまま入るか。」「ていうか、この障壁なんなんだ?」「さぁ?何でしょうか?まぁ、入ってみれば分かるのでは?」「そうですね。では、入ります。.......な、何も起きません。」「俺たちも起きなかった。」「じゃあ、この壁はなんなのよ?」「レオ様。」「!?え?嘘だろ。な、何でこんな所に.....。君は確かにあの時に......。」「「「........。」」」「やられたね。まさか、レオの弱点を出して来るなんてね。」「やっぱり、分かってたんだね。アイツ。白々しい演技な訳だよ。」「ねぇ?これ、ヤバくない?アレをみたらレオの記憶が全部戻っちゃうよ!?」「どうしよう?でも......。」「レオ様、ずっと会いたかった。レオ様に会える日を楽しみにしてたの。.......でも、どうしてあの時助けてくれなかったの?私痛かった。なのに、レオ様は私の事を忘れて買い物なんて......。」「ちょ、な、何の話だ?俺は君の事は知らない。誰かと勘違いしているんじゃないか?それにあの時って........。」「まだ、思い出せてないの?私は辛かったのに。何であなたは笑顔でいるの?私の事を見殺しにしたくせに。」「!?ち、ちがっ、あ、あれは......。アレは.....。」うっ、頭が痛い。な、何か思い出せない。俺は一体何を忘れているんだ?何を......。「裏切り者は死になさい!」裏切り?う、うぅぅぅ。........そうだ。俺は......私はあの時リアを......。「レオ様!?一体どうしたのですか!?」
「レオ様?」「あ、アレを見てください!」「アレは......レオ?と誰だ隣の女は。」「これはレオの昔の記憶!?いや、幻影......。という事は......!」「今、レオに見せられたら......!」「は、早く止めに行きましょう!」「レオ様。大丈夫なのよね?」「大丈夫......。絶対。」「ここは......。なるほどな。転生したのか。だが、ここは何処だ?それに、力があまり出ないな。どういう事だ?............あぁ、そういう事か......。神々が封印したのか。今すぐに解除したい所だが......。今は忌々しいこの視線の奴から始末する方が先だな。」「レオ様!大丈夫ですか?」「ま、まずい。遅かったか......。」「この感じは......大魔王の方だね。」「む?レオ?誰の事だ?」「え?ま、まさか......!」「む、無理だ。俺たちが敵う相手じゃない。予想外だよ。まさか、ここまで反転するとは思わなかった......。」「反転しても大魔王くらいじゃなかったの!?な、何で、あっちに戻ってるの!?」「なぁ?アイツ誰だ?レオでも、レンでもレキでもない。ましてや、レオンって奴でもなさそうだ。」「私が聞いた話だと別人格はレオを入れて4人しかいなかったはずですが......?」「あぁ、そうだよ。4人しかいない。だから、あれは4人の中の誰かって事になる。けど、君たちは薄々気づいているんじゃないかな?」「......まさか、本当に?」「.....残念ながら君たちの考えは当たっていると思うよ。アレはレオだよ。まぁ、と言っても昔のレオだけどね。」「あれが昔のレオ様?」「で、でも......。」「うん、君たちが思ったように魔力の質が全然違うでしょ?あれは、神の力だよ。」「神.....様?な、何でレオがそんな力を......?」「........。」「.......君たちに言う訳ないでしょ。考えなよ。俺はお前たちを信用も信頼もしてないんだから。だから、嫌いなんだ。リアは......。いつも、レイ様の心を壊すから......。」「正直、僕も分からないかな。レイ様が何であんなにリアを気に入っているのか。」「アキラがレイ様と一緒にいるのを見た時から気づいたよ。あの女の弟だとね。あの女と弟はレイ様の心を壊す怪物......。」「だから、僕たちが怪物を倒す。」イスランド王国側
「ふふふ、ははは。ついに反転したか!ようやく、わしの願いが叶う.......。」「それにしても、アンタは何でレオを反転させたかったんだ?別にあのままでも実験するには良いモルモットだと思うけどな......。」
「なんじゃ、お主は知らんのかレオの反転を。アイツが反転したらあの最高神でも敵わないと言われているんじゃぞ。」「はぁ!?まじかよ!俺たちが手こずっている最高神をも超えられるのかよ!」「あぁ、だから反転したレオが最高神をも超えられる力を持っているなら......。その血はどれだけすごいかはわかるな?」「は、ははは。すげぇな。それなら、俺たちがレオの血を飲んだら俺たちでも最高神に勝てる!」
アキラたち側
「ふむ......。なるほどな。違和感があると思ったら魔族の容姿になっている。容姿改変。........白髪に紅目。
問題ないな。違和感も消えた。.......それで、貴様たちは誰だ?先ほど私の事をレオと呼んでいたがあれはどういう事だ?」「え?......私たちの事を覚えてないのかしら?」「消滅。........ふむ、脱落は2人か......。弱いな。話にもならん。」「ジークさん!?コウさん!?」「疑問。本当にレオ様?」「私はもう何が何だか分からなくなったわ。」「ロードの意見には私も同感ですね。アレは本当にレオ様なんですか?あの姿はレオ様に似つきません。それに....。」
「レオ様はあんなに冷徹じゃなかったもんね。君たちの気持ちは分からなくもないよ。」「昔のレオ様を知っているからこそ今のレオ様に俺は違和感を覚えるけどね。」「無駄話は終わったか?そろそろ、貴様らを片付けてこの忌々しい視線の奴を始末しに行かなくてはならないのでな。早急に片付けさせてもらうぞ。」「レオ様!本当に覚えいないのですか!私です。十大天王策略のグレイです。」「私も同じく十大天王暴虐のメラスキアよ。レオ様、正気に戻ってちょうだい!」「......同じく十大天王魔弾銃のロードです。レオ様、僕たちの側を離れないと言ってくれましたよね?僕はあなたは約束を守る人だって信じています!だから、早く正気に戻って来てください!」「......くっ、鬱陶しい奴め!まとめて、葬り去ってやろう!災害級魔法「レオ様!もう辞めて。」......お、前は....?何処かで.....?」「レオ様には、幸せに生きていて欲しかった。でも、私が歪めてしまいました。私が弱かったからですよね。すみません、レオ様を歪めてしまって。傷つけてしまって。反転させてしまって。......でも、こんな酷い事をしてしまった私にでももう一回.....いえ、何回でも言わせてください。愛しています、レオ様。この世界で会える時を楽しみにしています。また、お会いしましょう。」「........。」「レオ様......?」「大丈夫なのかしら?」「レオ様.....。」「.......貴様、グレイと言ったか......。こっちに来い。」「え?えっと、私ですか?」「貴様以外にグレイと言う奴がいるのか?」「いえ、わかりました.....。」「私からのアドバイスだ。.......あまり私を......レオを悲しませるな。」「!?......はい。あなたのアドバイスは忘れないようにします。」「それで良い。レオはレオだからな......。」「!?レオ様!」「ど、どうしたの.....?」「わ、私に聞かないでよ!私だって分からないんだから。」「お前に聞いたのは間違いだった。」「......う、うるさい......!」「!レオ様......ですよね......?」「あ?あぁ、そうだが.....?それがどうかしたか?」「い、いえ、な、何でもないです。」「......はぁ〜、君たちは嘘をつくのは苦手みたいだね。」「レオは......いや、レオ様は反転していました。」「「「!!?」」」
今回はいかがでしたか?次回もお楽しみに!
次回
最終決戦




