前世について
前回
殿下の呼び出し。
イスランド王国について。
潜入調査の依頼。
レオの姉!?
「レ、レオ様に姉がいたとは....!」「わ、私も初耳です。」「言ってないからな。知らなくて当然だ。」「まぁ、血は繋がって無いけどね。」「今はだけどな。」「ふふふ、そうだったわね。」「じゃあ、もう行くから。」「うん。また、会いに来て。」「考えておく。」「楽しみに待ってるから。」「またね。姉さん。」「うん。何年でも何百年経ってもずっと待ってるから。」「....あの方はもしかして....?」「あぁ、ロードが考えている通り、姉上は神だな。」「そうなりますよね。ですが、レオ様はどうして姉上と呼んでいるのですか?」「は?姉上は姉上だからだ。」「確かに。レオ様が上品に言っているのは初めて聞いた。」「まぁ、癖だな。俺も社交辞令くらいはで来ると言う事だ。」「「え?あのレオ様が!?」「おい、どういう意味だ?」「いえ、何でもありません。」「それより、アキラたちの所に行きませんか?」「そうだな。早く行ってあげた方が良いかもな。じゃないと、アキラが風邪を引いてしまうからな。」「!?つ、ついてる?」「レ、レオ様、魔術を使うなら先に言ってください。心臓に悪いですから。」「あぁ、今度覚えていたらそうする。」「絶対に言わない時の台詞。」「まぁ、ひとまずアキラさん達を探しましょうか。」「見つけた。アキラ!」「あ!レオだ!やっほー。」「まだ、入っていなかったんですね。」「あぁ、その事なんだけどよ....。」「どうやら、俺たちは入れないらしいんだよ。」「何故?」「さぁ?何だっけ?」「はぁ〜、ちゃんと話を聞いておいてくださいよ。身分が低いからだと言われました。」「?アキラとジークの身分言えば簡単に入れる。」「それを言ったらアイスノウ王国の者とバレてしまいますから....。」「なら、諦めるか?....正直、俺は入りたくない。」「え?どうして?」「この国が不愉快だからだ。」「は?そんな理由で?」「何故、不愉快なのですか?」「.....。」「言いたく無いなら構いません。ですが、諦めるのは嫌ですかね。」「うん。僕はあ諦めたくない。」「はぁ〜、分かったよ。....なら、俺に任せておけば良いから。」「え?何で?」「良いから黙って見てたら分かるさ。」まさか、こんなところで正体を明かすことになるとはな。容姿偽装解除。「え?レ、レオ?」「そ、その髪色.....!どうしてあなたがその髪色を....!」「え?髪色?」「そこの衛兵。話がある。王に謁見したい。許可を取って来てくれ。」「はぁ?何を言ってるんだ?そんなの許す訳が.....ひぃ、わ、わか、り、まし、た。」「それと........が会いに来たと言ってくれ。そうしたら、通じるはずだ。」「!?わ、分かりました。」「いえ、その必要はありません。王から許可がおりました。では、こちらへどうぞ。レオ様。」「お前は相変わらずあの王の言う事を聞いているのだな。」「それが、私の与えられたものですので。......あなたはどうして戻ってこられたのですか?」「......私が戻って来たように見えるのならお前たちの目は腐っているようだな?また、殺されたいか?」「いえ、何でもございません。王があなたが戻って来てくださったと言っておられたので......。」「相変わらず幸せな脳をしてるようだな。」「レオ様は知っているの?この人たち。」「あぁ、嫌って程にな。.....念の為呼んでおくか....。メラスキア、来い。」「......はい。召喚に応じメラスキアが参りましたわ。」「俺が合図したらこの王の首を切れ。」「!?......分かりました。」「何故、お前が来る?」「レオ様に呼ばれたんだから仕方ないでしょう?それより、レオ様いつになく感情が荒いわね。何があったの?」「私たちにもわかりませんが....。」「一つだけわかる事があるな。」「レオはこの国の話を聞いてからはずっとあんな感じですね。」「レオ、どうしちゃったんだろう?」「さぁな。だが、この国の王に会えばわかる事だ。」「つきました。国王様、レオ様がおつきになりました。」「入って来るといい。」「失礼します。」「おぉ、久しぶりだな。レオ皇子。」「いえ、陛下私はもう皇子ではありません。それに、陛下と会ったのは前の前ですから、この世界では初めましてが妥当かと思いますよ。」「そうだったな。では、本題に入ろうか。レオ殿は何しに来られたのだ?」「陛下がまだ、くだらない人体実験をやっていると聞いたのでやめさせに来ました。」「驚いたな。私はてっきり、また手伝ってくれるのかと思ったぞ。」「あれは、陛下が人質を取っていたので仕方なく手伝っただけです。もう、お忘れになられたのですか?それに、あなた達は不老不死になった。もう、実験は終わったと思いますが?」「ふむ。まだ、君には言ってなかったが私は考えたのだよ、民も不老不死にしようと。そうしたら、この国が、滅びる事はないからのう。それから、もう一度血を分けてくれんか?民全員を不老不死にするには、お主の血がまだ足りんくてな。」「まだ、望むのですか?あなたは、強欲ですね。反吐が出ますよ。」「そういえば、お主の弟がお主が死んだ後に来たのだが......。」「.....今、何と?」「だから、お主が死んだ後にお主の弟のシエル・アイスノウ第二皇子が来たのだよ。お主を探しておったぞ。まぁ、あやつはもう死んどるから会えないだろうがな。」「貴様、シエルに何をした?」「ふっ、お主とあやつは血が繋がっておったじゃろう?だから、少しだけ血を分けてもらったのじゃよ。そしたら、何も反応が起きなったのだ。だから、捨てた。役に立たない者は捨てる。これは、当然だろう?」「メラ、殺れ!」「えぇ、分かったわ。私の蜘蛛ちゃんたちあのゴミを喰い殺しなさい!」「ふぉふぉふぉ、キル行け。」「御意。」「なっ!私の蜘蛛ちゃんたちが弾かれた!?」「レオ殿、これはどういう事だ?」「こっちの台詞だ。シエルは、身体が弱い。貴様も知っているはずだが?それなのに、シエルの身体を実験したのか!?」「え?そうだけど?それがどうかしたのか?」「貴様は、魂ごとこの世から消してやろう。」「ふふふ、はははは。私はもはや不老不死なのだぞ!誰にも私は殺せはしないさ!」「では、神だとどうなるんだろうな?」「神ですら無理だ。なんせ、貴様の血を使ったのだからな。」「そうか......。なら、私が貴様を殺さねばならないな。」「は?な、何だと!貴様、この私に逆らうつもりか!」「逆らうも何も私の方が身分が上だ。つまり、貴様が私に逆らっているという事だ。どうした?そんなに怯えて。まさか、私がお前に逆らう訳がないとでも思っていたのか?それは、凄い勘違いだな。忘れるなよ?私は貴様をいつでも殺せるのだぞ?」「ひ、ひぃ、お、お慈悲を、どうかお慈悲を....!」「それは、天地がひっくり返ってもないから安心しろ。じゃあな、元国王陛下殿。氷雪双剣術氷華乱満の舞。」「な、にを......。」「ふん、やはり不老なだけだったか。どうだ?私に喧嘩を売って惨敗した気分は?.....ってもう死んでいるから感想が聞けないな。まぁ、良いか。では、姉上後は頼みました。」[ふふふ、了解よ。この世界を楽しんでちょうだいね。]楽しめると良いですけどね。......容姿偽装。ふぅ、やはりあの姿はあまり見せられないな。「レ、レオ?」「さ、っきのは一体......?」「なぁ、お前たちは前世という言葉を聞いた事があるか?」「え?まぁ、一応。」「俺は前世の記憶を持っているんだよ。もちろん、俺に限った話では無い。そうだな。アキラ。例えば、お前の前世が勇者だったとしよう。アキラはその、前世の勇者の記憶を持っているといった感じだ。」「な、なるほどな。」「じゃあ、レオの前世は?」「はぁ〜、秘密にしとけよ。.....私の名前はレオ・アイスノウです。一応、帝国の第一皇子でした。」「え?」「レ、レオが......!」「お、皇子様だっただと〜!」「し、しかも、第一皇子ですよ!」「こ、これは、今までの非礼をお詫びした方が良いのでしょうか?」「いや、いいし。......お前らは、友達だから。それに、いまさら畏まられても逆に困る。」「ふふふ、それもそうですね。」「じゃあ、レオはあの生意気な王子様の祖先って事か?」「な、なんていうか......。」「納得。.....です。」「何がだ?.....俺は今はそうだが昔は丸かったぞ?」「え?レオが?」「あり得ないですね。」「だって、あのレオだもんね。」「あのレオってなんだよ。」「とにかく、殿下に報告しなくてはいけないのでアイスノウ王国に帰りましょう。」「そうだな。」「そうと決まれば早く帰ろうぜ?」「この国は不気味だら長く居座りたくはねぇし。」「それは、俺も同意見ですね。」「.....シエル、ごめんな。守ってやれなくて。今度は.....いや、今の俺じゃあ、もうシエルの兄とすら呼べないな。」「レオ様?」「レオさん、早く参りましょう?」「ふっ、そうだな。」今は、この世界を楽しむとするか。
今回はいかがでしたか?次回もお楽しみに!
次回
王様との謁見




