イスランド王国
前回
レオとの決闘。
レオの封印解除。
レオの思惑。
ロードとの約束。
「さて、今日君たちに来てもらったのには理由がある。そう、とても大事で重要な!」「な、何で僕たちなのかな?」「それは、この前の鬼人の里の時に使える奴らだと思ったからだ。」「は?使える奴?俺たちが?お前何様だよ!?」「ふっ、何を言っているんだコウ?オレは王子様だ!何様も何もない。」「ぐっ、そういえばそうだった。」「はぁ〜、コウのバカさは相変わらずですが......。」「私たちを呼んだのは本当にそれが理由なんですか?」「あぁ、そのとお....。」「いえ、違います。レオ様たちを呼んだのは殿下が信頼に値する者たちだと思ったからです。」「は?」「なっ!ジス、何を勝手な事を言っているのだ!オレは断じてこいつらを信頼している訳では.....!」「ですが、この前は信頼出来る奴らだったと仰って.....。」「とにかく、お前たちを呼び出した理由は潜入調査だ。」「疑問。僕たちにはそんな事出来ない。」「あぁ、普通ならそうだな。だが、オレが許す!存分に偵察をしてくると良い!」「ちょ、ちょっと待ってください!」「そ、そうだよ!いきなり偵察やら、潜入調査って言われても......。」「困るんだって!」「ふむ、ではその偵察....ではなく潜入調査をする国がイスランド王国と言ったら?」「何?イスランド王国?何故だ?何故、その国が出てくる?」「国家機密の案件だ。他言するなよ。イスランド王国から我が国の民が死体になって帰って来た。」「「「なっ!」」」「それは本当ですか!?それでは、イスランド王国と戦争になるのですか!?」「いや、それはない。帰って来たと言ってもイスランド王国からではない。」「は?どういう意味だよ?さっきと言ってる事が矛盾してるじゃねぇか。」「....なるほど。そういう事ですか。」「グレイ先輩は分かったの?」「えぇ、ですが、あまり良い話ではありませんが....イスランド王国では、人体実験をやっていると言う噂を聞いた事があります。多分、その死体になった人は......。」「あぁ、身体を医者に見せたら人体実験されていた事が分かった。」「なら、それをイスランド王国の王様に訴えれば良いんじゃねぇの?」「そう簡単ではないのがイスランド王国です。あそこの国は......。」「人体実験が許されている。しかも、王様が人体実験をして不老不死になっている。」「よく、知っていますね。これは、普通の人は知らないはずですが......。」「あぁ、普通の人は知らない。逆に聞くが何故グレイは知っているんだ?」「.......私も昔人体実験をされたからですよ。」「!?俺はそんな話し聞いていないが?」「言っていませんので当然かと。」「うるさいぞ!行くか行かないかどっちだ!」「ん〜、どうする?俺は興味あるけどな.....。」「俺も興味はありますが、人体実験をされるのはごめんです。ですが、殿下の頼みを断るのは得策ではありませんから俺は行きますよ?」「は?何でお前も行くんだよ!被せて来てんじゃねぇよ!」「俺の話しを聞いていなかったのですか?」「そ、そんな事ねぇよ。ちゃんと聞いてたぜ?」「と、とにかく僕も行こうかな?グレイ先輩はどうする?人体実験をされた事があるなら、行きたくないと思うし。」「いえ、私も行きます。アキラさんたちだけを行かせたらレオさんに叱られてしまいます。」「は?けど、レオも行くから叱られるもなくもなくないか?」「だそうですけど、レオさんはどうしますか?」「......はぁ〜、分かったよ。行けば良いんだろ?だが、用事があるからその後で良いならだがな。」「僕は良いよ。」「みんな問題ないかと思いますよ。」「と言う事で、その依頼は僕たちが引き受けますね!」「あぁ、よろしくたのむぞ諸君!それでは、良い報告を待っている。」「い、行っちゃったね。」「ところで、レオの用事とは何ですか?」「ある人に会いに行くだけだ。」「ある人って?」「......まさか、綺麗な女性に会いに行くのか!?」「そんな訳ないでしょう?」「そうですよ。レオさんに限ってあり得ませんよ。」「同感。あり得ない。」「綺麗な女性か......。綺麗と聞かれたら綺麗な方だな。」「「「「え?」」」」「その綺麗な人は女性なのか?」「まぁ、女性だな。」「え?」「う、嘘でしょう!?」「レ、レオさん本当に.....。」「レオ様....。」「....来るか?」「え?良いのですか?」「ただし、グレイとロードだけだがな。」「え〜、先輩とロードだけかよ。良いな〜。ずるいな〜。」「来る事はあまりおすすめしないぞ?」「何で?」「コウしか分からないかも知れないが.....行き先は天界だ。」「はぁ!?天界だと!?」「て、天界?」「疑問?」「聞いた事がありませんね。」「私も初耳です。」「はぁ〜、なら俺は行けないか....。けど、魔族のグレイ先輩やロードは行っていいのかよ?」「あぁ、ちゃんと許可は取ってある。」「え?ちょ、ちょっと待って!グレイ先輩とロード君って魔族だったの!?」「え?言ってませんでしたか?」「俺も初めて知りました。さすが、一応龍人族なだけはありますね。」「おい!一応ってなんだよ!」「さぁ?何でしょうね?」「おい!とぼけるなよ!さっき、ジークが言ったんだぞ!」「コウ、アキラを頼んだぞ?」「......あぁ、分かってるよ。アキラを傷つけた奴らのせいでこの世界が滅びるのはゴメンだからな。」「ふっ、意外に分かっているじゃないか。」「お前を見ていたら嫌でも気づくよ。」「そうか。....じゃあ、用はない。それから、フィストと言う男には近づくなよ。アイツは危険だ。」「え?それってどういう....。」「行ってしまいましたね。」「最後まで喋ってから行けっつーの。......じゃあ、俺たちも行くか。」「そうですね。......アキラ?どうかしましたか?」「う、ううん。何でもないよ。その名前何処かで聞いたような......。まぁ、いいかな。」
一方、レオたちの方はというと......。「レオ様、ここは何処ですか?」「ここが天界だ。ちょっと待ってろ。3くらいか。......第三階層封印解除。」「レオ様!?何故、急に封印を....?」「!?殺気を感知しました。敵襲?」「いや、構えなくて良い。どうせアイツのお遊びだからな。出て来い。」「もぅ〜、レオったら酷いわ。悲しくて涙が出て来ちゃったわよ?」「知るか。......要件は分かっているだろ?」「えぇ、私に会いに来てくれたのね。」「違う!そんな訳ないだろ!誰が好き好んでこんな場所に来るんだよ!見つかる前に早くしろ!」「......記憶を取り戻しに来たんでしょう?」「そうだ。だから、とっと俺の記憶を返せ。」「......封印を解除してるのね。何段層解除してるの?」「今はそんな事を言ってる場合じゃ....。」「良いから答えて!」「......3階層だけだ。これで良いだろう?早く記憶を返せ。......いや、言い方をかえよう。氷雪の時の記憶の一部で良いから返してくれ。」「どうして?何をそんなに焦っているの?」「アキラがあの国に......イスランド王国に行ったんだ。」「な、何ですって!イスランド王国に!?王様は変わっているの?」「いや、話を聞く限り変わってはいないと思う。」「そう......。分かったわ。でも、これだけは言わせて。あの世界を混合させたのは間違えじゃないと思っているわ。それは、今も変わってはいないわ。けど、あの王様は消しておけば良かったわ。だって、あなたの事を......!いえ、何でもないわ。地上に戻ったら記憶が戻っていると思うから.....。またね、レオ。あなたにまた会えて嬉しかったわ。」「うん、俺の方こそわがままを言った。いくら、急いでたとはいえ姉上に八つ当たりした。すまなかった。」「ううん。私の事は良いから。」「え?姉上?」「レオ様?」「あぁ、2人にはまだ、紹介していなかったな。この人は一応俺の姉のリン姉上だ。」「「え?」」
今回はいかがでしたか?次回もお楽しみに!
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