表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/17

⑩真と愛、恋とマックス

 手を繋ぎ歩いていると今日も公園には人が多い。

 全裸幽霊もアサシン少女も現れないのにご苦労なことだな。


「真くんは、明日お休みなの?」


「ええ、そうですよ。好きなことして過ごそうかなって」


「そっか⋯明日は会えないんだ⋯⋯。」


 僕の彼女可愛いんですけど♡


「明日も泊まります?」


「えっ良いの♡⋯私の身体目当て?」


「そうかも(笑)でもめぐみさんも似たようなものでしょ?亜希さんに話しているし」


「あっゴメン、相談に乗ってもらったか話さないわけには行かなくて⋯怒った?」


「怒ってませんけど、影でアレの話しされていると思うとちょっと変な気分です。」


 自前のモノじゃないし誇られても、他人の手柄みたいだからね。


「そうそう、今日も猫ちゃん出たみたいだね」


「みたいですね」


 本人はここにいます。


「一度、見てみたいな〜、抱きしめたい♡」


 形は違えど、いつでも抱きしめられますよ?もっと先もありますよ(笑)


 そんな話をしているとあっという間に駅に到着する。

 またねと抱き合って軽くキスするとめぐみさんは改札の中へ。

 僕も交通電子マネーのカードを使い改札の中へ。


「真くん何処かに用事?」


「めぐみさんの家に泊まろうと思って(笑)」


「はぁ?無理無理!流石に親しき仲にも五分の魂だよ!」


「親しき仲にも礼儀ありですよ(笑)テンパるめぐみさんも可愛いな♡

昨日も無理と言ったのに泊まったのに僕はダメなんですか?」


「それを言われると⋯なら2時間⋯いや1時間だけ時間頂戴!」


「例え汚部屋でも僕は気にしませんよ?」


「失礼ね!乙女には色々あるのよ!」


 その後めぐみさんの家の前まで送ってから1時間時間を潰すことになった。



 【全裸幽霊】の現場の公園を歩き、ベンチで動画を確認した結論は幽霊ではないと判断できる。

 薄暗い中、偶然映ったのでピントが合わずぼやけているが、どの動画も存在がハッキリし過ぎている。

 だから人間なのは間違いない!

 そうなると別の疑問が浮かぶ.人間なら大勢人がいるのに全裸の痴女を見たという証言はないのか?

 全裸だから光学迷彩なはずはない、となると超能力の一種と推察できる。

 オカルトマニアとしては、本物に出会えて十分に満足していた。


「キャッ!」


「悪いな姉ちゃん、小さくて見えなかったぜ!」


 大男が、黒のゴスロリ姿の少女に当たり謝罪とも言えない言葉を放って足早に去っていく。

 少女は、中々立ち上がらないので怪我をしたと思い駆け寄る。


「お嬢さん、お怪我はありませんか?」


 イキナリ触れると親切心でもコンプライアンス的にOUTなので声をかける。


「痛みを消していただけなので平気ですの」


「それは何より、手を貸しますか?」


「ありがとうございます、お兄さん紳士的なのですね」


「お兄さんという年齢ではないのですが(苦笑)」


 懐から名刺入れから取り出し


【総合商業施設『グロリア』桃浜支店 情報システム部 副部長

一条 マックス 辰馬】


 名刺を渡した。


「ご丁寧にありがとうございます⋯⋯マックス!?

ないすみちゅー」


 まぁ驚くでしょうね、純粋な日本人ですが商社マンだった父がカルフォルニア支社に勤めていた時に生まれたのでミドルネームがあるのです。

 名刺に入れる必要はありませんが、インパクトがあるので一発で覚えてもらえます。


「純粋な日本人ですので、日本語で大丈夫ですよ

英語でも大丈夫ですが(笑)」


「レンは準日本的な職業なので外来語は苦手ですの」


 彼女も名刺を取り出して渡してくれた。


【陰陽師 五所川原恋】


 陰陽師だと!?

 実在したのか!

 私はどうしたらよいのか?


「先祖代々続く職業でちゃんとしてますのよ?」


 一瞬フリーズしたので弁明をさせてしまった。


「疑った訳ではなく、実在した事に驚いただけですよ、名字からして由緒正しい家柄で名刺に職業入れているのも誇りを持たれているのがわかります」


「まぁ、そんな風に言ってくださるの初めてですのよ。

レンの服装見て胡散臭く思う人多くて⋯⋯」


「現代社会で一般的な陰陽師スタイルは目立ちますから、GOTHIC&LOLITAスタイルは目立ちますけど、現代的だと思いますよ。

五所川原さんによく似合ってます」


 彼女は両手で顔を覆い泣き出した。

 ハンカチを手渡し先ほど座っていたベンチに誘導した。



 めぐみさんの住むマンションまで送り


「絶対1時間後だからね!勝手に部屋に来たらダメだからね!」


 鶴の恩返し?を思い出すほど念を押された。


「セキュリティー確りしているから勝手に出来ないですよ」


 そんなにヤバイのか乙女の秘密?

 固く約束して時間を潰すべく、来る途中にあった薬局に向う。

 それが目的じゃないけどさビッグサイズの近藤さん用意しないとね(笑)


『【全裸で商店街を疾走せよ!】報酬¥10000アイテム【孕ませ薬】 YES NO ※動物禁止』


 近藤さん買いに行こうとしているのにこんなクエスト出す?

 お前は僕をどうしたいのさ!?

 NOを選択しようと思ったけど、気配操作は禁止されていないのでやってみるか!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ