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ファンドマネージャー ~モンスターをM&Aして強くなる~  作者: 祐祐
第4章:パーティー&ダンジョン

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75話:成果確認

「さぁ北の森に来たわ!」


 孤児院に戻ってきた翌日、約束通りヴェロニカとノクスと共に北の森にやってきた。

 最後に2人と一緒に南の草原に行った時から1ヶ月半くらい経っているので、どれだけ強くなったのか確認するのが楽しみだ。



 モンスターを探し始めて最初に見つけたのはハニービー2体。

 2人とも適正レベルになっているがどうするのか。


 いつも通りノクスの暗視付与と暗闇が発動されてからヴェロニカが駆け出す。

 ハニービーがどう反応するのかと思っていると暗闇から2体のハニービーが出てきた。

 どちらも上空高くへ。


 これではヴェロニカの攻撃は届かない。

 それに気づいたヴェロニカはハニービーとノクスの間で立ち止まった。

 いつもの攻撃スタイルが使えないけど、ここからどうするのかな。

 

 すると、ハニービーは2体同時にヴェロニカに向かって飛んできた。

 ヴェロニカはそれに対して左足を前にして構えた。

 そこから右手でパンチをくらわせるのだろうか。

 でもハニービーの針に上手く当てないと、それて顔に向かってくる危険性がある。


 ヴェロニカの対応を心配していると、ヴェロニカの目の前に暗闇が広がった。

 ノクスがここで暗闇を使うのか。


 暗闇に巻き込まれたハニービーは止まらずにそのまま針で攻撃を仕掛けていく。

 しかしそこには既にヴェロニカはいなかった。


 身体を低くしてハニービーの攻撃を避けつつ、片方のハニービーを目掛けて右手でアッパーカットを繰り出した。

 右手がハニービーに当たると同時に、ハニービーの羽は細かく切り刻まれ、数m打ち上げられてから地面に叩きつけられた。


 暗闇でハニービーの視界を塞いだのは動きを止めるためではなく、ヴェロニカの動きを見せないためか。

 同じ暗闇でも違う使い方をしているわけか。

 面白いな。



 残ったハニービーはUターンして再度ヴェロニカを狙う。

 ヴェロニカはそれに対して正面からぶつかりに行った。


 ヴェロニカの顔面を狙ったハニービーの針とヴェロニカの拳がぶつかる直前、ハニービーに細かい切り傷が生じた。

 また風魔法でハニービーを攻撃したのだろう。

 そして、切り傷ができたと思ったら、ハニービーは後方に飛んでいく。

 ヴェロニカの拳は当たっていないようだ。


 その後も何度か交戦になったが、その度にヴェロニカの魔法で切られて飛んでいくハニービー。

 ダメージで動きが鈍くなった所で、ヴェロニカはハニービーの攻撃を回避して、即座に裏拳でハニービーを叩きつけた。

 裏拳はハニービーにクリーンヒットし、右側に吹き飛び地面に墜落した。

 墜落したハニービーをヴェロニカが追撃して、ハニービーは消えていった。



「ふぅー。大丈夫だったわね」


「最初の暗闇から抜け出したのはビックリしたけど、カウンターは練習通り上手くいって良かった」


「私のいない間にカウンターの練習もやっていたんだな。

 安定していて良かったと思うよ。

 2体目のハニービーを吹き飛ばしていたのはなんで?」


「無傷の状態で裏拳でのカウンターを当てるのは難しそうだったからね。

 吹き飛ばしながら少しずつダメージを与えればいけるかなって。

 南の草原には飛ぶモンスターはいないから初めてだったけど、効果的で良かったわ」



 その後もグリーンスライムとハニービーを2人で倒していく様子を観察していたが、2人の連携がかなり上手くなっている。

 特にどこで暗闇を使うとモンスターが動揺して、ヴェロニカが攻撃しやすいかを考えられている。

 レベル以上に強くなっているな。


 2人の成長を喜んでいると1体だけのゴブリンに遭遇した。


「ヴェロニカ、あっちでいくよ」


「オッケー。任せたわ」


 2人の言葉から、今までとは違った戦いになると思って集中して観察する。


「……よし!」


 ノクスの声の後、ヴェロニカが飛び出していく。

 ヴェロニカにゴブリンが気づくが、首だけをこちらに向けた状態のまま動かない。

 その状態のまま、ヴェロニカが接近し終えて右ストレートがゴブリンの顔面にヒットする。

 もちろん顔の周りは風の刃で切り刻まれ、大量の血が飛び散った。


「離れて!」


 数発殴ったところで、ノクスの声に反応してヴェロニカはゴブリンから離れる。

 離れて数秒後にゴブリンは後ろに身体が倒れかけ、そこからこちらへ身体を向けた。


 そのままヴェロニカに向かって動き出し、ヴェロニカは回避をしていく。


「いくよ!」


 再度ノクスがヴェロニカに声をかけると、数秒後に突然ゴブリンの動きが止まった。

 そこへヴェロニカが左右の拳を叩き込み、戦闘開始から1分も経たずにゴブリンは消えていった。



「はぁー。疲れた」


「いやー、何度見ても不思議だよね」


「ノクスが何かしていたんだろうけど、どういうことだ?」


「ノクスの新しい魔法だよ。

 モンスターの動きを止めてくれるから反撃を気にしないで攻撃できて便利なんだー」


「まだ使い慣れてないですが、影を使って相手の動きを一定時間止めることができます。

 相手の強さによって止められる時間が変わりますが、僕は終わりそうなタイミングが分かるのでヴェロニカに教えて、反撃をくらわないように離れてもらいました」


「急に動きが止まっても困るから、魔法を使う時も声をかけるようにしてもらってるよ」


「暗闇の方は声かけてないけど?」


「あっちは暗視付与してれば私には関係ないし、時間も長いから。

 でもこっちは時間がそこまで長くないから連携しないとほとんど攻撃できないで終わることもあったからね」


 なるほどな。

 モンスターの動きを止めて、確実にヴェロニカの攻撃で大ダメージを与えるって感じか。

 もっとヴェロニカの攻撃力が上がればいいコンビネーションになりそうだ。



 その後もゴブリンまでのモンスターを倒し続ける2人を後ろから見守って1日が終わった。

 ゴブリンまで倒せたから、15レベルまで上げないといけない。

 とりあえず2人を11レベルに上げた。

 2人で771,000G。今の所持金だとレベル14までしか上げられないな。



「すまん2人とも。

 14レベルまでは上げるが、それ以降はお金が無いからしばらく待ってくれ」


「えー、お金貯めておいてって言ったじゃん!」


「ヴェロニカ、文句言っちゃダメですよ。

 というか、14レベルまで上げるにはいくら掛かるんですか?」


「2人で434万Gだ。15レベルはそれに加えて390万Gが必要になる」


「高っ! まぁ仕方ないか」


「王都に行くまでに貯まった分は使ってレベル上げるから、明日からはまた別行動にしよう」


 やっぱりお金が足りない。

 いくらあっても足りない。

 使い道は沢山あるからなー。



xxxxxxxxxx

所持金:5,144,580G

xxxxxxxxxx

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