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ファンドマネージャー ~モンスターをM&Aして強くなる~  作者: 祐祐
第4章:パーティー&ダンジョン

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65話:追報

「今年いっぱいは南の草原でもっと攻撃の威力を上げられるように練習したいから、別行動にしようよ」


 翌日は別行動にしようかと思っていると、朝食時にヴェロニカから提案があった。

 南の草原なら2人で問題ないのも確認できたし、私が一緒にいてもできることは無いからな。


 ヴェロニカの提案に乗ることにして、討伐に向かう前に2人のレベルを7に上げた。

 グリーンスライムの適正レベルまで上げたので、しばらくは2人が普通に討伐で得る経験値だけでレベル上げをしてもらうことになる。



 2人のレベル上げを終えて、1人で北の森に向かった。

 ヴェロニカの攻撃みたいに、私も何か新しい威力の高い攻撃がしたいとは思うが何も思い付かない。

 レッサーベアから獲得した重撃を使ってみたが、分かるほどの威力の差は感じなかった。


 それよりも次のAcquisitionsをした方が確実に強くはなる。

 ただ、2人のレベル上げを考えるとあまりお金を使いたくない。

 2人より私自身を強くした方がいいとは思うが、北の森で活動する上ではこれ以上の強さは不要だ。

 それよりも2人を強くして、一緒に活動できるようにした方が長い目で見れば私のためになると思っている。


 まぁ私の強化はいつでもできるから。


◇◇◇


 1日休暇を挟んで、5日連続での討伐を終えた。

 2人から送られてくる分も合わせて、毎日ほぼ10万Gの稼ぎになっている。

 ただ、あんなに沢山経験値を与えたのに、もう月の上限である4%に到達してしまった。

 4%って意外とすぐだな。



 翌日は朝から鍛錬である。

 攻撃力を上げるために、剣を両手に2本持つのもありかな?

 いや、基本的には投げナイフも使うだろうから、投げてから剣を用意するのは非効率的だな。


「ディックス、ちょっと院長室に来てちょうだい」


 鍛錬をしているとセリアさんに呼ばれた。

 珍しいことだなと思いながら、鍛錬を中断して院長室に向かう。


「先ほど、あなた宛にこの書類が届きました」


 セリアさんから封筒を受け取る。

 この封筒、前に王都の王立研究所から送られてきたものと同じだな。

 封筒から書類を出して読み始める。



『ディックスさんへ


 お久しぶりでございます。

 王立研究所研究員のゴードンです。


 長い間お待たせしました。

 ようやく、マイカードに古代文字を記載するための魔道具が完成しました。

 なんとか年内に間に合わせることができました。


 これにより、あなたのマイカードを正しく更新することができます。


 そのため、以前お伝えした通り、王都の王立研究所へお越し下さい。

 また、ジョブやスキルについての研究のご協力もお願いします。

 王都での滞在は1週間程度とお考え下さい。

 滞在中の宿泊場所はこちらで準備します。


 そのため、いつ頃お越しいただけるか、時期が決まりましたら領主館の職員経由でご連絡下さい。

 お越しになる際は、同封している紹介状をお持ちの上、王立研究所の受付へいらして下さい。


 お会いできるのを楽しみにしております。


 アミューズ王国 王立研究所 研究員 ゴードン』



「遂に完成したのか。セリアさん、どうぞ」


「……王立研究所での魔道具が完成したのですね。

 これからどう動きますか?」


「年末ですし、予定通り年が明けたらレッサーベアを納品してランクDに上げます。

 そしてすぐにトヤダンジョンに向かいたいと思います。

 ヴェロニカとノクスにはパーティーを組んですぐにいなくなって申し訳ないですが、ダンジョンボスのミニクラーケンを倒してランクCに上げて戻ってきてから、王都に向かおうと思います。

 ここから王都は徒歩で10日くらいですよね?」


「そうですね。徒歩で10日なので、走れば5日くらいですかね」


「そうなると、トヤダンジョンまで2日、ミニクラーケンだけを倒すなら1日、戻ってくるのに2日、そこから王都へ5日で合計10日が最短ですね。

 最短で行く必要もないですし、できればダンジョンに数週間はいたいので、2ヶ月後の2月後半に行くくらいでどうでしょうか」


「いいと思いますよ。

 それなら遅いと言われることも無いでしょう」


「分かりました。

 それじゃあこれから書類を持って領主館に行って、ゴードンさんに連絡してきます」



 セリアさんの許可をもらったので、領主館へ向かいゴードンさんへの連絡をお願いしてきた。

 あとはヴェロニカとノクスに伝えないとな。


「ヴェロニカ、ノクス、ちょっといいか?」


「ディックス、いいけど鍛錬しないでどこ行ってたの?」


「それに関係する話をするから、ちょっと院長室に来て」


 鍛錬中だった2人に声をかけて院長室に向かう。

 院長室である必要は無いんだけど、セリアさんもいた方がいいかと思って。



「すみません、セリアさん。

 念の為、セリアさんにも聞いてもらった方が良いかと思いまして」


「構いませんよ。私は理解してますし、2人がごねたら説得しますよ」


「ありがとうございます。

 ということで、2人に何があったか説明する。

 まず、2月後半に王都に行くことになった。

 これは私の読めない古代文字のジョブをマイカードに記載するためであり、王立研究所からの依頼みたいなものだ。

 そして、そこで色々と私のジョブやスキルについての情報が知れ渡る前に、ギルドランクをCまで上げようとセリアさんと以前から話していた。

 そのため、年明けすぐにレッサーベアを納品してランクをDに上げる。

 そしてすぐにトヤダンジョンに行ってランクをCに上げる。

 その後、王都に向かう。

 そういう形になるから、2人とはしばらくパーティーを組めそうにない。

 トヤダンジョンから帰ってきて、王都に行くまでの間は組めるから、それまでは2人で活動してもらうが良いかな?」


「院長先生と話して決めたことなら問題ないかな。

 王都に行かないって選択肢は無いんでしょうし。

 いない間にレベルを上げながら、戦闘技術をちゃんと磨いておくわ。

 帰ってきたらどんどんモンスターを倒して、ディックスにレベル上げしてもらうから、ちゃんとお金は残しておいてね!」


「もうヴェロニカ、最後のが無ければ良い後輩なのに。

 僕も構いません。

 帰ってくるまでに新しい魔法を使えるようになっておきます」


「迷惑をかけるがよろしく。

 ではセリアさん。お伝えした通りのスケジュールで進めていきます」


「はい、分かりました。

 頑張ってくださいね」



 2月末までのスケジュールが大体決まった。

 まぁスケジュールは決まったけど、とにかく討伐して稼ぐというのは変わらないかな。



xxxxxxxxxx

所持金:10,881,630G

xxxxxxxxxx


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