表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ファンドマネージャー ~モンスターをM&Aして強くなる~  作者: 祐祐
第3章:依頼

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

56/76

56話:護衛依頼①

++++++++++

 名 前:ディックス

 年 齢:10歳

 レベル:11 →12

 経験値:0 / 8,675

 ジョブ:Fund Manager

 筋 力:77 →79(+2)

 敏 捷:81 →83(+2)

 器 用:55 →56(+1)

 知 力:26 →26(+0)

 スキル:All is Money、Money is All、Due Diligence、

   Acquisitions、Leveraged Buyout、Carve Out、剣術、投擲

 Acquisitions:スライム、ワーム、ジャイアントラット、ホーンラビット、

   グリーンスライム、アンデッド

 Acquisitionsスキル:酸攻撃+、締め付け、引っかき、突撃、迷彩、調薬

 借 金:0G

++++++++++


 ハニービーの巣の討伐を終えた翌日からは、いつも通りの日常に戻った。

 北の森での討伐を3日間続けて、稼ぎは約29万G。

 1日を終えたタイミングで所持金がレベルアップに必要な金額を超えていたのでレベルアップもした。

 レベルアップはいつも通りなので、感動とか嬉しいとかは感じなくなってきたな。


 ただ、これで目標としていたレベルまで上がったので、ここからはひたすらにお金を貯めようと思う。

 何か突発的に使うべきタイミングが来たら使うが、そんなことは無さそうかな。


◇◇◇


「ディックス、少し時間いいかしら?」


「セリアさん、大丈夫です。どうしましたか?」



 レベル12に上げた後、1日の休暇を挟んで5日連続で討伐に励んだ。

 ここ最近は1日平均9.5万Gを安定して稼いでいる。


 そして今日は休みなので、朝食後に鍛錬に向かおうとしていたタイミングでセリアさんに呼ばれた。

 セリアさんの後について院長室に入る。


「本当はディックスに頼むものではないのですが、お願いがあってね。

 ディックスはウォード、エマ、メルティのパーティーは知っているわよね?」


「はい、もちろん知ってます。

 前にアドバイスももらいましたし」


「そのパーティーがレッサーベアに挑みたいと言っているのよ。

 でも3人ともレベル17で少し不安なの。

 だから、ディックスに3人のサポートをお願いしたいのよ。

 具体的には3人に気づかれないように後をつけて様子を見て、レッサーベアとの戦いで危ない場面になったら助けに入ってもらいたいの。

 助けが不要だったらそのまま手を出さずに帰ってきて欲しいけど、助けに入ったらディックスの能力を3人に知られてしまうから、断ってもらっても構わないわ」


「そうですね。その3人なら構いませんよ。

 前にアドバイスをもらったお礼ができてないですし。

 まずは投げナイフで遠距離からサポートします。

 それなら能力を隠したままにできると思いますし。

 それで対応が難しい場合は剣での対応に切り替えます」


「ありがとう。悪いわね。

 じゃあ私からレッサーベアに挑む許可を与えておくわね。

 すぐに明日から挑みに行くと思うわ」



 珍しい依頼を受けたが、今後も孤児院の子が冒険者として活動していく中で同じお願いがされそうだな。

 でも、安全にレッサーベアと戦えるのは悪いことではないし、良い試みなのではないだろうか。


 夕食後にセリアさんに声をかけられ、ウォードさん達にレッサーベアに挑む許可を出したこと、明日から早速向かおうとやる気になっていることを伝えられた。


◇◇◇


 翌日、朝食後にウォードさん達のパーティーが孤児院を出ていくのをセリアさんと共に見送り、すぐにその後を追いかける。

 ウォードさん達に見つからない距離を保ちつつ、北門を通り、北の森を進んでいく。


 基本的にモンスターはウォードさん達が倒していくが、私も見失わない程度に少し離れた所にいるモンスターを狩っていく。

 それでも戦わずに進んでいくことが多く、なんかむず痒い。戦いたい。

 3人に気づかれない範囲でできるだけ戦ったが、いつもより少ない戦闘回数で、昼前にレッサーベアのいるエリアに到着した。


 ウォードさん達は休憩をしながら進んでいるので余裕はありそうだ。

 3人パーティーなのでモンスター相手で数的優位になることが多く、ここまで危ない場面はほとんど無い。

 3体以上の群れとの戦闘でも、メルティさんの魔法で先制攻撃をして数を減らせているのでとても安定感がある。



 そこからしばらくモンスターを探していくと、ようやくレッサーベアを発見した。

 3人は固まって話しているみたいだ。

 作戦会議かな。


 会議が終わったのか、ウォードさんの後ろにメルティさん、2人から離れた右側にエマさんという配置になった。

 直後、メルティさんが土魔法で石つぶてを連射した。

 ここに来るまで何度も使っていたのでメインの攻撃魔法なのだろう。


 魔法はレッサーベアに当たったが、当たった箇所が胴体だったのでダメージは少なそうだ。

 当たった箇所から出血は見られず、レッサーベアはすぐにウォードさんの方を向き、姿を確認すると駆け出した。

 レッサーベアの動きも悪くなっている感じはしない。

 もう少し威力が強かったり、胴体ではなく顔面を狙っていれば効果があったかもしれないが、ここまでのモンスターにはあの攻撃で通用していたから同じ攻撃をしてしまったのだろう。


 レッサーベアの攻撃をウォードさんが盾で防ぐ。

 防ぐことはできたがレッサーベアの力が強く、ウォードさんは数m後ろに吹き飛ばされた。


 その攻撃の隙をついて、エマさんが右側から攻撃を仕掛ける。

 レッサーベアが反応できていない中で上段から振り下ろされた剣は、レッサーベアの左腕に当たった。

 しかし踏み込みが浅かったのか、薄っすらと出血しているかどうかくらいのダメージしか与えられなかった。

 エマさんは攻撃後すぐさまレッサーベアから離れて、レッサーベアからの反撃を回避した。



 ここまでウォードさん達はほぼダメージは受けていない。

 ウォードさんが多少衝撃を受けただけで、まだまだ継戦能力としては問題無い。


 ただし、メルティさんの魔法、エマさんの剣での攻撃があまりダメージになっていないのは少し厳しい状況だ。

 どちらも比較的良い体勢から放たれた攻撃であり、それ以上の攻撃を何度もできるかと言われると難しい気がする。


 ギリギリまで手を出さないというのは、こうも難しいものなのか。

 焦れったいな。



xxxxxxxxxx

所持金:759,390G

xxxxxxxxxx


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ