朝の秘密
難無くダンジョンを攻略した一班は、待ち合わせの街に向かう。二班は馬車の都合が有るので、先に着きそうだ。実際先に到着、ギルドに何点かの納品で完了済みの依頼を熟す。二班への伝言を依頼して近くの宿を取った。
「申し訳ございません、新年の祭りで予約がいっぱいなのです。」
絨毯爆撃の様に宿に当たってみたが、やっと見つかったのがツインのひと部屋。
「折角、2人泊まれるんだから、私は近くにテントを張るよ。」
ボルもブイヤも部屋を譲ろうとするが、
「じゃあ、皆んなで泊まろうよ、私ソファーで大丈夫だから。」
結局、ツインの部屋に3人で泊まる事になった。ベッドはゆいとボル、ブイヤはソファーになった。今まで気にする事が無かった相手の性欲や、現状の興奮度合いが見える様になると、ついつい覗いてしまう。二人とも満々の性欲を理性で抑えつけている状態だった。
少しラクにできないかと、性欲を睡眠欲に振ってみた。二人は目をトロンとさせ、あっという間に熟睡。遮音結界を張るつもりでいたが、その前に寝てしまった。
翌朝、ゆいは、二人の唸り声で目を覚ました。遮音結界を張ったつもりの二人は、朝の生理現象をコッソリ解消しようと、ソロプレイに勤しんでいた。因みにその行為は、ゆいが同室だからと言う訳ではなく、イクシーと過ごした朝以外は、毎朝のルーティーンだった。
ゆいは気付かないフリをしてそれぞれを遮音結界で区切って寝直そうとしたが、スッカリ覚醒してしまい、仕方が無いので寝たフリをした。
浄化魔法でシーツを処理して遮音結界を解いた?解こうとしたボルは、結界の張り忘れに気づいた。少し先に気付いていたブイヤと目を合わせ、急に暑くなったような気がして背中に汗が滲んだ。
「おはよ、ボル、ブイヤ。」
ゆいは、今初めて目覚めた様な顔をしてた。二人は、朝の秘密がバレているのかどうかは微妙と、ゆいの表情を読んだが解読不能。ホントに気付いてないのか、気付かないフリなのかは解らないが、追及される事は無さそうなので、自分達も無かった事にしようと、視線で打ち合わせた。
宿の食堂で朝食を済ませ、今夜の部屋を交渉して、もうひと部屋ゲット出来た。安心してギルドに向かった。1日で済みそうな依頼を見繕って近くの森に向かった。
依頼の魔物を狩って夕方ギルドへ納品。カウンターに行くと、
「お連れの3名様が、いらしてましたよ、お泊りの宿を伝えておきました。」
手続きを終えて宿へ。
「よう、依頼は済んだのか?」
フカヒレが待っていた。ミンシルとトムは宿を探しに行っているそうだ。結局、宿は見付からなく、ゆい達がキープしている2部屋に泊まる事にした。
ボル、ブイヤ、ミンシルでひと部屋、ゆい、トム、フカヒレでひと部屋、くじ引きで決めた。
ボルは、昨夜と言うか、今朝の失態をトムとフカヒレに念話で伝え、皆んなで夕食に居酒屋に向かった。




