パパは王様
すみません、予約投稿間違えてました。
「じゃあ、貴方達じゃないわね。」
メンバーの血液型を確認、転移して性別も変わる位なので血液型だって変わっていても不思議じゃ無いので、念のため鑑定もして、A型とO型しか居ない事を確認した。因みに、元の世界の血液型から変わって居なかった。
すぐに郁に念話で、
『赤ちゃんのパパはウチの男子達じゃなかったわ、宏は鑑定していないけど、他に心当たり無ければ、プリンスかプリンセスね!』
『うん、解った。』
少し沈んだ感じの反応だった。
継承式典と王妃のお披露目は3ヶ月後なので、紅の調べを探しに行く事にした。郁は同行せず城に残る。計画を郁に念話で伝えると、出発前に会いたいというので、翌日の登城を約束した。
翌日ゆいが登城すると、郁の部屋には宏も待っていた。
『宏の血液型も鑑定して!』
『うん、そう思って、入ってすぐに見たよ。B型だよ、辻褄合ったね。』
郁の表情がスッと和らいだ。
ゆいが落ち着かない様子を見た宏は、
「ゆっくりしていってくれ。」
と席を立った。
二人になると郁は、
「あたしの職業って、前のまんま?」
ゆいはスッと手を翳して、
「うん、そのままね。」
「やっぱ、そうだよね。あのさ、職業スキルを取っちゃったらかわるかな?」
「変わるかもだけど、スキル奪われたら死んじゃうんじゃない?」
「いや、生島の時のスキル強奪は根こそぎ取ったからなの、他のスキルも覚えたでしょ?ゆいなら選んで奪えるから、アレ系だけ奪ってみて!」
「王妃様は、王様に使わないのかしら?」
「屋敷の彼の部屋って、中では魔法が一切使えないようになっててね、結構無茶な状態にした筈なのに、平気な顔だったり、2回戦迄のインターバルが勿体ないから復活させようとしても効かなかったんだ。それで避妊魔法も失敗したみたい。
ゆいは希望通りにスキルを奪った。その後鑑定すると職業は『聖女』になっていた。戦闘系が覚えられなかった頃、回復魔法を重点的に伸ばしていたせいかと思われる。
「聖女様がお妃様なんて理想中の理想ね!」
「ありがと、誰でも出来るんじゃ無いのは知ってるけど、もし鑑定されたらって思うと、王妃的にはかなりヤバいでしょ?コレで心配事はみんなクリア!」
「それならよかった、私達は明日から地方のダンジョン巡りで『紅の調べ』探してくるわ。」
郁は、満開の笑みで
「じゃあ、ゆいも新しく覚えたスキル、無駄にしないでね!
「あ、あの、いや・・・」
ゆいは、反応に困り、
「じゃあ、私、もう行くね。」
一応、和やかな雰囲気のまま、帰路についた。
離れに帰ると、男子達は外出、馬車をオンボロ仕様に改造してもらっている夕食まで戻らない。独りで部屋に籠もって旅支度。と言っても、既に準備万端。
「新しいスキルかぁ。」
改めて、自分を鑑定してみた。スキルはあまりにも沢山で何が何だか把握出来なくなっている。
「何か、スッキリ整理できないかなぁ。」
独り言で愚痴ると、鑑定で見えるスクリーン的な視界が高速でスクロールを繰り返した。数分で落ち着くと、系統別に整理され、『攻撃系』『生産系』等々、新しく覚えたスキルは、『快楽系』として纏っていた。『攻撃系』を意識すると『火』『水』『土』『風』『光』『闇』
分かれ、更に『火』を意識すると、火焔のスキルが並んで見えた。スキルを選ぶとどんなスキルなのかがイメージ出来、消費魔力等も知ることが出来た。その他色々確認していると、
『馬車、いい感じに仕上がってるよ!新しい型のサスペンションに替えて貰う事になったから、もう少しかかる、晩飯には戻るから待っててね。』
ミンシルからの念話だった。
『うん、郁の方も解決済みだから、慌てなくていいよ!』
それからちょっと雑談して念話を終えた。
スキルの確認を進め、最後に『快楽系』を意識する。『相手』『自分』に分かれ、『相手』を意識すると『男性』『女性』に、そこで『男性』に意識を傾けると、『強化』『行為』。『強化』には、サイズアップ、持久力アップ、即回復等、『行為』を意識すると、具体的な行為がイメージ出来る。直前にミンシルと会話したせいか、相手はミンシル。あまりにも生々しいので、すぐに止めて深呼吸した。




