再びチュートリアル
腹を剣で貫かれて死亡したミンシルは、真っ暗で何も聴こえ無い空間に居た。
「ん?あたし!死んだんだよね?天国?」
様子を探ったが、初めに転移した時の様に何も感じ無い。視覚も聴覚でも無く何か分からない感覚が、直接脳に送り込まれたように情報が流れ込んだ。
画面のの様な感覚で右上には、
『チュートリアル完了19人、チュートリアル中12人、案内中1人、案内待ち0人』
画面が変わると、
『種族はエルフです。』
「ん?種族が選べなくなってる?ま、そう言うことね!ポチッ!!」
次へ、を選択。
『性別を選んで下さい。』
ミンシルは即答、
「変えた人の方が活き活きしてたよね!ポチッ!!」
男性、を選択。
『初期装備を選んで下さい。』
武器や防具等の選択肢から、
「ゆいが持っていて便利だったのよね!ポチッ!」
と、アイテムバッグ。
『チュートリアル期間を選んで下さい。』
選択肢は、1時間から10年迄自由に選択出来る。
「ゆいみたいになるには10年でしょ!ポチッ!」
『設定を受け付けました、エルフの男性、初期装備はアイテムバッグ、10年間のチュートリアルとなります。ステータスを確認して下さい。』
種族 エルフ
性別 男性
年齢 17歳
レベル 42
スキル 生活魔法D、戦闘魔法E、
経過日数 1/3652
2度目のチュートリアルをスタートした。多種族パーティーのメンバーがミンシル自身も含め、全員男性だった事を除いて、1回目と変わり無かった。
10年間の攻略は、レベル42からのスタートだった事と、ゆいから聞いていた情報で4番目の猿のラスボス迄進んだ。何度か挑んでタイムアップ。レベルは214に伸ばしていた。
戦闘の途中でまた、何も感じ無い空間。
「ステータス!」
と、念じると、
種族 エルフ
性別 男性
年齢 17歳
レベル 214
スキル ヒールA、サポートC、生活魔法B、戦闘魔法D
経過日数 3652/3652
スキルや持ち物は、猿に挑んでいた時のまま、確認が終わると、
『チュートリアルが完了しました、お疲れ様でした。』
と感じ、一気に明るくなった。
視覚がハッキリすると、1回目と同じ、森の中の空きスペース。あたりを見渡すと、自分を含めて13人、転移者に間違いは無さそうだが、ミンシルか音頭をとって自己紹介。
シケッツアーのダンジョンでボルと一緒にいて、竜のブレスで塵になった3人と、奴隷落ちして生島にスキルを奪われた際に命を落とした9人、敗者復活の様なメンバーだった。前回はミンシルを除いて男性だったが、女5男8に変わっていた。
内訳はヒューマン女性1男性2、エルフ女性2男性1、獣人男性3、龍人女性2、鬼人男性2。
前回生存率が高かったコースを選び、ミューミュの居る獣人の集落を目指した。途中でキャンプ、明け方虎鉄たちが来て集落に行く。人数が増えただけで同じ様な対応。
集落でミューミュに再会とウキウキのミンシルだったが、ミューミュは存在していなかった。
獣人が3人とも、集落に残る事になり、10人で出発。途中、蜘蛛を倒しエルフの集落に向かったのも前回と同じだった。
幼稚園バスのくだりも同様で、ミンシルを除いたエルフ2人が残って8人に。
シケッツアーのダンジョンで力試し、ミンシル以外も長めなチュートリアルを熟していたので割と苦労せずにクリア出来た。
ロークシュでヒューマン3人が、ワカミカ近郊の集落で龍人2人、鬼人2人が離脱。ついにはミンシル独りになってしまった。
ギルドをハシゴして臨時メンバーで依頼を熟しながら王都を目指した。




