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デブで無能と蔑まれた俺はアンノウンスキル【バリアフリー】で全てを手に入れる ~俺を蔑み虐げた王族と勇者は地獄を見るようです~  作者: 揚羽常時


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第40話:王の謝罪


「こ、これは! グラディオ殿!」


 アリフレム王国の王様は百年ぶりのグラディオの復活は耳にしていたらしいが、実際に現れると困惑してしまうらしい。


「私がいない百年、アリフレム王国には理不尽な対応をしてしまった。ソレをまずは謝罪させてください」


 王様に頭を下げるグラディオ。


「いやしかし。それはグラディオ殿に責任は帰結しませんぞ?」


「とりあえずこの百年でヘルメス聖国がアリフレム王国から搾り取った不条理な金は全額返済するというわけで、まずは悪徳貴族から没収した財産をこの城の国庫に預けたいのだが……いかがだろうか?」


「それは……助かりますが……」


「出来れば賠償金は国民に還元してください。それだけは徹底してもらいます」


「了解しました。信義にかけて必ずや」


 アリフレム王国の王も聡明ではあるらしい。そうして国庫まで連れて行かれて、そこから白金貨で約三千六百枚をアイテムボックスから放出した。


「本当にこんな大金を貰ってよろしいのですか?」


「これで三割弱です」


 今後のアリフレム王国から買い取るマテリアルアブソーバーの関税で四割を支払う。そして残り三割はアリフレム王国を虐げた王族と貴族をアリフレム王国の低賃金奴隷として返済に充てる。そう言った。


「ほう。つまり辺境伯やフェイクリスト一族を我が国の労働者として派遣すると」


「精々こき使ってやってくれ」


 それ以上何も言わず。グラディオは王様に謝罪して、今後の関係を話し合い、それから俺と一緒に王都にワープした。もちろん低賃金労働奴隷は命令をして今日からアリフレム王国で働いてもらうことになっている。


「さて、これで膿は吐き出したわけですが」


「これからどうするんだ?」


「魔王を復活させます」


 ワットゥディドゥユーセイ?


「プリモーディアル・プリヴェント・プリズン・プリンシプル。脅威となる存在を異界に封印して純霊種の繁栄を願う世界のシステム。私はこれに抗いたいのです」


「それで魔王の復活を?」


「そういうことに相成りますか」


 魔王。魔王ねー。


「そもそもピュアリズムがありませんし」


 純霊主義。純粋な霊長である人間だけが優遇されるドクトリン。それに抗いたいとグラディオは言う。


香取閃光ブレイドランナーもありますし」


 刀剣系スキルの最上位。レジェンドスキルの域にある反則なまでの高位スキル。まぁバリアフリーを持っている俺が何言ってんだって話だが。


 そしてアリフレム王国はヘルメス聖国の植民地の立場を脱して、一国の主張を行えるようになった。フェイクリスト一族は低賃金労働奴隷としてアリフレム王国でマテリアルアブソーバーの発掘に従事して、いい様に扱われているらしい。それは矢佐間も同じなのだが。まぁ公開処刑をされるよりマシだろ。


「さて、そうすると」


「あとは返済に国庫を当てるしかありませんね」


 そういうことに相成るのだ。もちろんそれがどれだけの金を必要とするのかは、ここで言う必要も無いわけだが。


「レイト様♡」


 そうして城で一部屋貰って俺は寝泊まりしていたのだが、もちろん身体を持て余した未亡人……ジュリエットの性欲が自然に鎮まるはずもなく。俺とレディとレディファイトする程度にはエッチなことをしてしまっていた。グラディオも巨乳の域にある銀髪の綺麗な女性だが、おっぱいの大きさはジュリエットに軍配が上がる。別に胸で女性を批評しようとは思わないわけだが。


「レイト様ぁ♡ 私を慰み者としてお使いください」


「もう目的は達成されたろ」


「私を、ジュリアンを、アリフレム王国を救ってくださったのは紛れもなくレイト様ですわ」


「とは言ってもなぁ」


 どうしてもそれを肯定できない俺に、ジュリエットはキスをする。


「何も考えなくていいんです。私に抱かれてください」


「まぁそうしろと言うならそうするが」


「女性の扱いにも慣れて来たでしょう?」


「こうやってジュリエットが指導してくれるからな」


 マジでキモデブのクソ童貞だった俺が何でこんなことになってんのか。


「あ♡ あ♡ 素敵です♡ レイト様♡」


「出していいんだよな?」


「ライカンスロープに遠慮は無用ですわ♡」


 純霊種とは子供は出来ないらしい。


「ジュリアンが知ったらどう思うか……」


「なんならあの子ともしますか」


「そういう趣味は無いんだが」


「まだ言っておりませんでしたわね。あの子の本名はジュリア。立派な女の子ですわ」


「……………………まぁ、な」


「そんな三点リーダーを使うほどですか?」


「いや、だって、男の振りしてたじゃん?」


「ヘルメス聖国では純霊種しか冒険者になれませんから。ピュアリズムの弊害ですね」


「それで……」


「ええ、冒険者に同行するにしても女と思われれば色々とゴタゴタがありますので」


「ジュリアン……いやジュリアが女の子……」


 一応知覚を広げるコンキスタドームがあるので、知ってはいたが。領域内の情報はダイレクトに伝わる。


「抱きたくなったら仰ってください。私が指導しますので」


「今のところは大丈夫かね。ジュリアンが女の子……」


「それにグラディオ様もレイト様に……」


「聖女とするわけにもいかないだろう」


「特に処女性が問題になるわけでもありませんし」


 お前からそう言えるのはちょっと違って。


「えーと。つまり。ジュリエットもジュリアンもグラディオも、俺とそういうことがしたいと?」


「そう相成りますね」


 うーん。世界って不思議だ。


「というわけでお慈悲を」


「ジュリアンは大丈夫なのか?」


「もちろんですわ。レイト様のためなら股くらい開くでしょう」


 それもどうよ。


「愛してあげてください。私はそれを望んでいます」


「娘が男に抱かれていいのか?」


「レイト様になら安心して任せられます」


 まぁジュリエットを助けたのは俺だが。言ってしまえばグラディオの順転エネルギーを融通しただけなので正確には違うかもしれないけど。


「私もジュリアンもグラディオ様も、レイト様に惚れておりますわ」


「それを信じていいのか?」


「ええ。私はそう信じておりますれば」


「っていうか、ジュリエットがしたいだけじゃないか?」


「愛しております♡ レイト様♡ この身を捧げたいほどに……♡」


「それじゃ、今日はやるか」


「朝までお付き合いします♡」


 そうして俺とジュリエットは朝まで互いの愛を確かめ合うのだった。


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