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風香ちゃんと空君と

「どうも……、いらっしゃいませ。(そら)といいます」

「えっと……はい、お邪魔してます」

 若干の人見知りは発動しているが、少しはまともに話せている、と思う。

 色素の薄い子。ハーフかクォーターかもしれない。ただ頬は少し上気していて調子は良くなさそうだ。

 あっ、自己紹介忘れてた。

「あの、相馬渚と言います。あっちの男の子は親戚の海くんと言います。あの……、よろしくお願いします」

「よろしくお願いします。あの子は妹の風香(ふうか)です。うるさくてすみません」

「いえ、あの……元気が一番ですから」

 やっぱりまだ緊張してるかも。子供相手に情けなくなる。

「そういえばあともう一人、おじいさんがいるって聞いたんですけど?」

「そうです……。本当のおじいちゃんではないんですけど。それで、実は今おじいちゃんは――」

 空君が話している途中、大きな声がそれを遮ってしまった。

「ついてきてくださーい」

 見ると、風香ちゃんが片手を上げて海くんを部屋の外に連れて行こうとしていた。ルームツアーの続きだろうか?

「海くん勝手に知らない所に行かないで。お姉ちゃんも着いていくから。ごめんね、空君。また後で」

「はい、大丈夫」

「それと、しんどそうだし、風邪ひいてるかもしれないから無理しないで寝てる……方がいいです」

「分かりました。大丈夫ですから」

 空君からはもう少し話を聞いておいた方が良かったかもしれないけど、しょうがない。ある程度はラビから情報もらっているから。ざっくりとだけだけど。

 そして海くんと風香ちゃん、どこ行った?

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