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当事者たちの心理

「見解……ですか?」

「そうだ」

 ラビは当然ながら無表情。それでもついそのぬいぐるみの顔を注視して言葉の意図を読み取ろうとしてしまう。

「こうした【歪み】は当事者たちの意思により増幅される。そうなると人間の心理面をより深く理解するためにも、関わった君たちにその理由を考察してもらうのが効果的だと判断している。十分な見解を得るのが困難であればあの3人――いや2人にも聴取する必要が出てくるが直接の接触をする人間はあまり増やしたくない。加えてあの2人は両方ともまだ幼い」

「どれだけ自分たちの心理を説明できるか心もとない、といった感じですか? 海くんも同じぐらい幼いですが――、例外的なケースということでしょうか」

「そう言う事になるな」

 つまり私が主役と言うことになる。……プレッシャーだ。

 でもがんばらないと。あの2人は真野さんや空くんたちのおじさんによって元の生活――、2人にとってはまだ慣れない新生活に慣れるために大変な状態だから、余計な負担はかけたくない。

 あの後、大きくなった海くんと交互に空くんを運んでいた時に話した内容や、真野さんと合流した後道路までたどり着いて、呼んでもらった救急車を待つ間に真野さんとした会話を思い出す。


 真野さんがおじいさんに聞いていた内容や、空くんと風香ちゃんが思い思いに話していた言葉をそれぞれまとめたことで3人の背景は理解しやすくなった。

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