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空間転移 イシカへ

カイン パパ 異界転移済み

ニイナ カインの最愛の娘、聖ニノ

イナホ 天狐、神族

アベル 異界転移済み 白狼騎士団チーム1リーダー



一頻り感動の再開を果たしたところでイナホが話しかけてきた……


「あー……そろそろいいかい?」


「あぁ。ありがとな。」

「ありがとうございます。」


「イナホ、ちなみにここ、どこだ?」


「ここは、聖教国ロウから西に行ったところにある山の麓にあった小屋だよ。」


「聖教国ロウの所有する金の鉱山ですね」


「あれ?ニノさんここって鉱山なの?」


「ニノじゃねぇよ。ニイナだ。」

「そうです。ニイナです。」


「そういえばニイナは、イナホがどういうやつか分かってるのか?」


「うん。一通り聞いたよ。さっきまでパパの意識が戻ってないときに説明受けたよ。」


「えっと……それはどこまでだ?」


「ボクと出会ってからほとんど話せたよ。カインって名前で通ってるとことか、前もニイナに会ってることも、ニイナを探してここに来たことも、たぶんニイナに会うために騎士団に入ったことも」


「なんか、聞いてて恥ずかしくなってきちゃった……親ばかすぎ……。」


「まぁ、そう言うな。俺はニイナと離れてまだ1ヶ月くらいしか立ってない状況だから、ニイナロスなんだよっ!」


……言ってて実の娘に紡ぐ言葉じゃないな。と感じる。


でも、本来だったら涙流れに見れたであろう、小、中の入学式とか卒業式とか、運動会とか文化祭とか親として見たかったイベントが全部吹っ飛んだんだ。


少しでも早く会いたい気持ちを伝えても悪い話じゃないはずだ。


「まぁ、確かにカインの親ばかっぷりは他の追随を許さない。ってか他も見てて恥ずかしくなるくらいのものだよね」


「うるせぇ……で、これからどうすんだ?」


「まずはカインの怪我を治すのが先決だと思うけど……ところで、カインのお腹はもういいの?」


「それは先程私が治しておきました。」


「お。ありがとな」

言いながら俺はニイナの頭をポンポンする。


「もうっ。子供じゃないんだよ!」

そう言って手を払われた……シクシク。


「……あれ?オカシイな?」


「ん?どうしたイナホ?」


「なんか、この場所に単騎で近づく者がいる……速さ的に、馬?」


ヒヒーンッ


ん?この声はスネイプニルのなきごえか?


「カイン!カインッ!」

バン!


徐ろに小屋の扉を開けられたっ!

「ん?!アベル?」


な、なんでだ?


チャキッ


へ?なんでイナホ武器構えた?!


「あっ。イナホ。

こいつはアベルで。白狼騎士団のとこにいた俺の教育係なんだっ」


「カイン。今はそんなことは聞いていないよ。彼がなんでここをすぐ嗅ぎつけれたのかがボクには理解出来ないから、今は警戒を解けない。」


あ。そういえばイナホが大きな天狐になって暴れてた時に駆けつけて対峙したのはアベルか……


「貴方がなぜわたしに刃物を、構えるのかはわからないが、僕もカインを縛りあげる必要があるんだ」


えっ!な、なぜっ!? 

俺はアベルの顔を凝視する……


「理由なんて、いわなくても分かるだろうっ!僕の……僕の何よりも大切な聖ニノを誘拐するだなんてっ!

異世界転移した者同士仲良くできると、そう思っていたのに……」


は?


「あ、いや、これは誤解だ……話せば長くなるが……」


「カイン!今はいいっ!彼が来れたってことは他の騎士団にも見つかるかもしれないっ!今は時間がないからすぐ飛ぶよっ!」




ギュンッ!



イナホの空間転移で小屋の外の景色がぐにゃりと変化する……


俺達は全く別の場所に転移したようだ……


「さて、じっくり話をしようか。

アベルくんだっけ?ここまで来たら聖教国からの追ってはそうこない。」


イナホはアベルにそう言い切った。

俺達はイナホの空間転移によって農業国家イシカの中に転移していた。



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