敗戦
カイン 30歳 異世界転移済み。コック。 アマチュアサイコメトラー メイス"骨砕き",くない
ショーン きのこの精霊
アベル 白狼騎士団チーム1 リーダー
シャイン 白狼騎士団チーム1 細剣
マックス 白狼騎士団チーム1 タンク
ニック 白狼騎士団チーム1 援護、索敵
「「カインッ!!」」
トカゲ男の尻尾はカインの装備を破壊してカインは倉庫の入り口側の壁に叩きつけられた。
ヤツの尻尾からはカインの血が滴り落ちる。
「フフフ……フハハハハ。バカめウヌらにワシは止められん。」
トカゲ男は右手に力を溜めて1番前に立つマックスに迫る。
マックスも流石に何か悪い予感を感じその手を避ける。
ゴオオオオォォォーー
マックスは避けたものの、その腕から闘気の塊が破裂しその風圧が拡散しマックスもアベルも壁に叩きつけられる。
「なっ!?なんだ!ただの風圧じゃない!
じ、重力の方向が変わったのか!?」
トカゲ男より入口側は入口が下になったように空間がいじられトカゲ男が頭上から落ちてくる。
突然のことにアベルも、対処できず腕を顔の前をクロスするように防ぐ。が、無惨にも腕ごと顔面を殴られて倉庫の壁を突き破る。
「アベル!」
マックスはここは攻めに転じるべきと、シールドを持ってそのまま体当たりを試みる。
「フン!」
だが、トカゲ男はまたも空間をいじり、今度は頭側が下になるよう重力がかかる。
咄嗟の空間の変異に対応できず、体当たりの威力は半減し、トカゲ男は今度はマックスの首を持ってちょうど下にガラス窓があったのでそこに放り投げるっ!
ガッシャアァァーーンッ
チーム1の防御力を誇るマックスや臨機応変な対応が得意のアベルもなす術なくなぎ倒す暴力に残された二人は太刀打ちする方法もなくなった。
ニックとシャインは撤退を選択するしかない。
「フッ引くのか。
引き際は大事だからなぁ。先日もお前たちのような鎧を着た4人組を血祭りにあげたばかりだ。
まぁ、今回もあまり楽しめなかったがな!」
トカゲ男はそう言いながら倉庫から出てきて、ニックとシャインの前に相対する。
「チッ!仕方ねぇ!」
ニックはそういうと、煙玉を投げ煙幕を作る。
すぐ近くにいるアベルを回収し、シャインにマックスを回収させる。
残念だがカインは位置的に救えない。
だがこの四人がいればきっと再戦は叶う!
ピューーーッ!
スネイプニルは倉庫から離れたところに止めていたがニックの笛の音色に近づいてくる。
緊急離脱の合図だ。
「なんだ。仲間を1人忘れているぞっ!
ワハハハハッ騎士団などとんだ腰抜けばかりだな!!」
俺達は振り返らない。
そんな安い挑発には乗らない。
新人はアンデット程度で慣れを覚えて本当の恐怖の前に犠牲になってしまったようだが、俺達は必ず強くなる。
子供を誘拐して食うなど、許せない!
断固として、許すべきではない!
俺とシャインはいつか必ずこのトカゲ男に再戦することを誓い、ほぼ敵が無傷な状況での撤退を余儀なくすることになった。




