少女誘拐1
カイン 30歳 異世界転移済み。コック。 アマチュアサイコメトラー メイス"骨砕き",くない
ショーン きのこの精霊
アベル 白狼騎士団チーム1 リーダー
シャイン 白狼騎士団チーム1 細剣
マックス 白狼騎士団チーム1 タンク
ニック 白狼騎士団チーム1 援護、索敵
ウォーレン 白狼騎士団団長
俺の必殺技はいずれ開発するとして、今日は見回り業務だ。あと残すところポイントは2つ。
もうタミルの村周辺になる。
タミルの村はこの前スネイプニルの捕獲で行ったばっかりだったから見慣れた道を行くことになる。
この前は単独だったから今はだいぶん気楽な移動になっている。ちなみに5チームが2時間置きにまわるためアンデットによく出くわすのは夜になってすぐが多い。
ウィニングランのつもりで歩いていると
盛者必衰というべきか、災いはそういうときに巡ってくる。
「騎士団の方!!た、助けてください!」
夜の草原を音声を出しながら近づいてくるものがいる。松明を炊いて行軍中だから俺達が騎士団というのは遠目に見ててもよくわかるもののようだ。
暗がりの中声の方向へ進路を変更すると
息をきらしてハァハァ言っている若者を見つけた。
「どうしましたか?」
アベルが代表してその若者に尋ねると、
「自分はタミルの村から来たんですが、タミルの村で誘拐が発生しました!助けてください」
「なっ……だ、誰にですか?すまないが状況を詳しくお願いします。」
「よる寝ている間に何者かが家に侵入して娘が攫われてしまいました。連れて行かれた場所はわかったんですが、中の様子を見ていたところ攫ったのがバケモノだったので、村のものが戦って逃げられたこともあって助けを求めに来たんです」
「なるほど、わかりました。急行しましょう。ニック、彼を乗せてもらえますか?」
「わかった。任せろ。
おっちゃん!とりあえず乗りな!」
そこから俺達は村の外れにある倉庫に向かった。どうやら、今は使われていない倉庫のようだ。
「ニック。何がいるか分かるか?」
ニックは窓越しに中を伺う。
俺も久々にサイコメトリーで倉庫入口の草木に触りながら情報を読み取る。もちろん自身はないので、さり気なくだが……。
俺が感じた印象は汚れてくたびれた白いシャツとグレーのズボンをはいた男とパジャマを着た10歳くらいの女のコを抱きながら中に入るビジョンだった。
と、そこでニックから返答がくる。
「でっけぇトカゲ野郎1体と女のコだろうな。女のコは中で台みたいなとこに載せられてる。トカゲ野郎はそっちに集中してそうだから突入はアリだぜ。
侵入するのはこの入口だけだ。音が出ると思うから開けた瞬間にボウガンで狙うわ。」
「分かりました。では突入しましょう。
シャイン。扉をお願いします。
カイン。貴方に先に伝えておきますね。中にいるのはおそらく食人トカゲです。
この辺りではたまに出ることがあるんですよ。あとアンデットほど弱くもないです。心の準備をして下さい。
皆、いいですか?では、行きます!」
シャインが扉を掴み、マックスが正面で盾を構えて立ち、そのすぐ横でしゃがんでボウガンを構えるのがニック。アベルはマックスの背から正面が見えるように顔をだしながら扉を見つめる。
俺はシャインの後ろで伏兵を演じれるように最初様子を見守る。
ガラガラッ ドシュッ
大きな音をたてながら扉が開く、開いた瞬間にニックは敵を補足して脚を射抜く!




