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一致団結

カイン 30歳 異世界転移済み。コック。 アマチュアサイコメトラー メイス,くない

ショーン きのこの精霊

トリス ビキニアーマー戦士 入団希望者

マクベル ゴスペルオバちゃん入団希望者

ムーク 呪術師 舞空術使い入団希望者

クロム アサシン 認識阻害



スケルトンが右爪先で切り裂きにくる。

スケルトンの攻撃パターンは両指の爪を使った切り裂き攻撃と持ち前の骨の硬さを使った打撃だ。


関節がないが元の魂が人だからか、あまりに人間離れした動きで攻撃してくることはない。


痛点がないので頭を砕いたり、頭部を粉砕しない限り攻撃は止まない。

どうも魂は人の頭部に根付くようだ。


俺は右の爪先による切り裂きに攻撃を剣でいなして肘打ちで頭蓋骨を砕く。


ボコッ


これで何体目だ……。

クロムという男に誘われてこちらについたはいいがあまり形勢は良くない。


ハズレだと思っていた。あのビキニアーマーや転移モノ達の方が優位に戦闘している。


ヤツらの戦いを観察すると能力持ちがいるのはすぐわかる。

いち早く奴らに合流すべきだと考えていたが、クロムの作戦は分散を続ける方針だ。


腕力自慢の(バクス)は自分の両手剣、クレイモアを構え直し後退しながら敵を倒し続けた。


この程度の相手に俺は遅れを取らないが、俺ひとりでもこちらを抜けるとこちらの味方が犠牲になる。


つぶれ役は面白くないが、このまま戦闘を続けた方がいいか……と思っていたところ、クロムが予想外の進言に来た。


「バクスの旦那。ここは合流しましょう。このままいってもジリ貧だ。ただのつぶれ役より、共闘の上、殲滅へ向かった方がいい」


「な、何を今更!?

ここまでつぶれ役を演じてやっているのに今更合流だと!?」


「まぁー待て。これはただの殲滅作戦じゃない。入団試験だぞ。

いい格好した方がいいに決まってる!

点数稼ぎをしやすい環境を利用する方がいい」


今俺はアンデット5体を葬った。

ここまで命を張った真剣勝負を連続でこなしたことはなく、認めたくはないが精神はすり減ってきている。


つぶれ役を徹するにもアンデット共はまだ増え続けており、こちらの限界の方がはやくきそうだ。残念だが、クロムの言うとおり合流するしかないか……


「わかった。ここで無理をおして醜態を晒すのはこの状況においては悪手だ。

お前の言うように合流しよう」


「話が早くて助かるぜ。じゃあこのまま奴らのグループにバクスの旦那が先陣きって向かってくれ」


「任せろ。挟撃の格好になるから真ん中の敵ぐらいすぐに片付く」


ダダダ ザン ダダダ ザン ダダダ……


一体ずつ確実に潰していく。

が……どうもヤツラの近くの敵は弱い。

背後を取っているだけではない、なんだ?

デバフか??


「やっと合流できましたね!私はカインって言います。

こちらのマクベルさんの聖歌がアンデットに対してのデバフになってます」


「そんな芸当あるんだな。わかったいずれにしても、これなら想像以上に戦いやすい。範囲はどの程度だ?」


「残念ながら、マクベルさんもアンデットに囲まれたことは今までにないのでわからないそうですが、今戦ってる感じだと半径5mくらいは問題ないはずです!」


「十分だ!」




その頃、赤鳳騎士団では

「親方様、彼らはデバフ能力持ちでしたね。」


「うむ。ただあの能力の限界に彼らは気づいていない」


「自然発生的なアンデットはあれで対処できるかとは思いますが、ここのような集団発生する場所では、効果範囲の狭さが命取りって話ですよね」


「左様。あの力は第5チャクラの言霊の力の特異型。よい人財であることには変わらぬがな。さて、どうでるか楽しみだな」




無我夢中で敵を倒す。

が、ホントに終わりがないのか、止めどなく出現している。


近接攻撃ができるメンバーは敵がただの的になったので休憩できているが、

狩人のお兄さんも手持ちの矢がなくなって今は短剣で戦っている。

マクベルさんの額にも汗が溜まっており、このままだとこの戦線も維持できない。


殲滅に打って出るなら、マクベルさんの効果範囲の外に出る必要があった。

人生甘くないな。

俺は大声で全員に声をかけた


「あ、あの!

このまま戦っても終わりが見えません!

幸いアンデットの発生は時間がかかるようなので一度殲滅するために、マクベルさんの周りを離れて打って出る必要があります。

余裕がある方は聖域から出て戦いましょう。」


この円形の闘技場には幸い障害物はなく、

現時点での目標のアンデットの数は明確だ。


打って出てもらえそうなメンバーは、


4番の筋骨隆々の戦士 バクス

5番のビキニアーマー トリス

7番のオレ

8番のアサシン クロム


の4人だ。

二人ペアを組んでそれぞれ闘技場の壁沿いを右回り、左回りに倒していく。



オレは、トリスさんと一緒にうって出る。


「トリスさん!

作戦は適材適所で戦いましょう。


トリスさんのキレのある斬撃でゾンビとハウンドゾンビを倒し、俺のメイスでスケルトンを叩くのが効率がいいです。


俺もイケそうなら短剣でゾンビ共も相手します!」


「わかった!それで行こう」


トリスさんがノリよくて話が早いので助かる。


まずはゾンビ2体。


トリスさんがソンビの右手側から横凪に首を落とし、その間もう一体近づいてくるゾンビ。

ゾンビの攻撃はのしかかりとカミツキが多いようだ。


トリスさんは一歩下がって距離を取り一対一の状況を作って危なげなく倒す。


オレはトリスさんとゾンビを置いて、ハウンドゾンビ1体の噛みつきを避けながらメイスで、胴体を殴る。

勢いで首と身体が別れて絶命。

あと3体近づいてくるスケルトン。


最初一体がテレフォンパンチの用量で爪でついてきたのでスレスレを避けながらメイスの柄の先端部分で突き返し頭をハズシ、

一歩進んでもう一体にその状態から円を描くようにメイスを回して頭蓋を割る


もう一体は距離があるので、冷静に一対一で対決し、頭蓋骨を粉砕。


ゾンビがもう一体迫ってきたが、そこはトリスさんが回り込んで一閃で倒す。


反対周りでちょうどバクスさんとクロムさんと合流した!


「よしっ!全員散開して発生してくるアンデットどもを倒していきましょう!

これで勝ちです!!」


俺は勝利を確信した。




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