入団試験3
カイン 30歳 異世界転移済み。コック。 アマチュアサイコメトラー メイス,くない
ショーン きのこの精霊
ミレイ 聖教国ロウ黒龍騎士団
メルル 聖教国ロウ黒龍騎士団
残す種目は6種目。
・20mシャトルラン (往復持久走)
・上体起こし(連続腹筋)
・砲丸投げ
・樽投げ
・立ち幅跳び
・長座体前屈
世界で初めて開催されたオリンピックの選手の気持ちがわかる気がする。
周囲の目線が気になる……。
「おい。あれ転移者か?」
「転移モノかぁ……またなんか良くないことが起こるとやだなぁ……」
「おいおい、あんなやつでもまた入団試験受けさせていいのかよ?」
「聞けばあいつはまだこの国来たばかりらしいぜ」
「白狼のアベルさんみたいに下積みしてからの試験じゃなくていいのかよ」
「まぁ、そういうのが許される国だろ?ここは……」
「ショーン。なんかあんまりいい視線感じないがどう思う?」
「うーん。確かにそっスね。
でも、宿主様のことをどう思うかはこれからの宿主様の行動で変わってくるッスよ。
自分がどう見られたいかは、自分がどうありたいかと一緒だと思うッス」
いいこと言うな。
じゃあまぁそのつもりで気楽にいくかな。
次の項目は20mシャトルラン 。
往復持久走のテストだ。
流れる音の4つの音がなり終わる前に折り返さないといけない。
「位置について、よーい、はじめっ!」
ピ……ピ……ピ……ピーー。
ダダダダダダダダダッ!
ピ……ピ……ピ……ピーー
ダダダダダダダダダッ!
ピ……ピ……ピ……ピーー
ダダダダダダダダダッ!
………
ドワァーー。疲れたーー。
この種目は森の中を死にものぐるいで駆け回る職種、1番の狩人が1位だった。
2位が8番アサシン。3位は7番オレ。
これもボチボチ。
ただもともと普通の営業マンなオレ。
なんか……こんな走れたかな?と、自分で自分を疑っていた。
次は上体起こし。
連続腹筋だ。これは30秒間に何回腹筋ができるかだ。
ここ最近の筋トレでこれも俺の得意分野になっている。
「位置について、よーい、はじめっ!」
フン!フン!フン!フン!………
30秒で……51回っ!
十分な出来!と周りを見ると5番の筋骨隆々と目があった……54回。
なぬっ!
しかし俺達の真ん中にいるカンフー野郎がニヒルに笑っている。
ククククク………60回。
!? 1秒1回!?
無駄をなくしたボディーは類稀なる鍛錬の成果だったようだ。
くっ!残念ながら俺は3位。
自身があったが故に下せぬっ!
続く項目は砲丸投げと樽投げ。
前に投擲する種目と上に高く投擲する種目。
これ、分ける意味あるのか?と不思議になったが何も言わずに従う。
一人ずつ色違いのテープを巻いた砲丸と樽を渡され、全員一度に放り投げる。
「それではまずは砲丸から、位置について、よーい、はじめっ」
フン!
ハッ!
ヤー!
ムン!
想い想いの掛け声の元、
宙を舞う色とりどりの砲丸。
ドンドンドンドン……
1位 5番 筋骨隆々
2位 4番 ビキニアーマー
3位 7番 おれ
その次は樽投げ。
「位置について、よーい、はじめ!」
ヒューンヒューンヒューン………
キャッ!
ドン!ドン!ドン!………
パサッ。
うん?
なぜかビキニアーマーの大切な上半分が落ちてきた……。
今日の観客はお金を払う価値のあるものを見納めただろう……
ラッキースケベいただきましたっ!
順位は同じ。
1位 5番 筋骨隆々
2位 4番 ビキニアーマー
3位 7番 おれ
続くは立ち幅跳び。
特に説明するでもないが、立っている位置からジャンプするだけ。
あれ?舞空術使える人いなかったっけ?
「位置について、よーい、はじめっ!」
結果は予想通り……
1位 3番 呪術師 舞空術
2位 8番 アサシン
3位 6番 カンフー野郎
最後の種目は長座体前屈。
チョッちょっと待て!これ今闘技場のど真ん中に8人いる形だけど……
「よーい、はじめっ!」
ピッ。終了。
地味っ!!
これなんのはずかしめっ!?
罰ゲームか!
1位 2番 オバちゃん
1位 6番 カンフー野郎
3位 3番 呪術師
…………「ふん。くだらぬ。」
「おっ!お待ちくださいメルル様っ!
ここからがご覧いただきたかった
テストのメインにございますっ!
メルル様っ!!」




