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入団試験1

カイン 30歳 異世界転移済み。コック。 アマチュアサイコメトラー メイス,くない

イナホ 白狐(美女) ボクっ娘 神

ショーン きのこの精霊

メイリン ギルド受付嬢

アベル 聖教国ロウ白狼騎士団 異世界転移者

デュラン 聖教国ロウ黒龍騎士団

ミレイ 聖教国ロウ黒龍騎士団


聖教国ロウの中心地区にある建造物、コロッセオ。円形の闘技場となるこの建物には、観客席は3000人程度収容可能となっている。


今日はこの国における日曜日だ。

平日とは違った客層の集客がある。


普段は純粋な闘技場としての用途で使われるようだが、今日この日は普段よりも騎士団の関係者が客席を彩る。


それぞれがそれぞれの考えの下、

自分の騎士団にふさわしいモノがいるのか、自分の部下として駒になるものがいるのか。


白と赤と黒の3色の鎧を着た勇壮な騎士達、今日この中に新たに加わる逸材がいるのか。闘技場の中心は千人規模の視線を掻き集める。





「ショーン……想像以上に多くねぇか?」


「騎士団関係者ッスよね?」


「騎士が多いのはわかるがな……客集めか?騎士はどの色も鎧着たのが20人くらいだろうが、その周りの人が多くねぇか?

戦えなさそうな、騎士じゃない人もあそこにいるよな?」


「どうなんスかね……

あれも、騎士団関係者ってこってスよね?

満杯に近いッスね……」


コロッセオは構造上、最前列と中段と奥のの3層に別れた席の区画があるようだ。最前列から来賓席と騎士団関係者と一般の観客といったところだろうか。


その中の中断の席だけが異様に多い。三方に白、赤、黒の色が別れている。どの騎士団が1番多くの人を集めれるかを競っているかのように、数がものすごく多いのだ。


まぁ、公爵家同士の意地の張り合いと言われればそんなもんか。


俺は無理矢理に自分の思考を完結させ、

周囲の参加者に意識を向けた。


今、俺達入団希望者は闘技場の真ん中に固められている。

これからルール説明かなんかがあるんだろうが、今この場には8人の入団希望者がいる。


衣食住整った生活の入団者!ということだが毎週のように開かれるのでまぁこんなもんだろう。


どうも入団試験は何歳からでも受けれるようでぱっと見オバちゃんも参加している。


元の世界ではオバちゃんも程々の戦闘力だろうが、ここは世界が違う。

このオバちゃんがどこまで通用するのかは同じ入団者の俺ですら気になる。


そんなアホなことを考えていると、俺達の前に、白、赤、黒のマントを着けた初老の男達が並んだ。


「皆のもの、よく集まってくれた。大義である!私は白狼騎士団を支える立場のホワイト公爵ワイツ家頭首だ。

君たちの熱意を踏まえ君たちは既にこの場にいる時点で半分合格だ。

ただ、そのままでは我々も雇ったはいいがすぐに死なれては命を削って行くだけになるため、この状況は良しとしない!

最低限の動けるところを見せつけてほしい。君たちの剣闘を祈る!」


……そしてこの後入団者は予想を超える事象とを迎えるのであった。


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