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感知 2

カイン 30歳 異世界転移済み。コック。 アマチュアサイコメトラー メイス,くない

イナホ 狐+美女 ボクっ娘 神

ショーン きのこの精霊

モモス 聖教国ロウ行きのキャラバン隊長

ガイ  ウゴの村出身、自衛団隊員

    キャラバン護衛任務中


「ショーン先生!もう少しよろしくお願いしますっ!」


「苦しゅうないッス!もっと地面に自分の意識を流しながら地面から伝わる情報を引っ張るッス」


なかなか地面からの感覚が掴めない。


「あっ!イナホ!まだ踏み込まないでっ。今いいとこ!」


「実戦の相手はボクみたいに優しくないよぉ。」


正にその通りである。

ただ、"練習でできなかったことは本番でできない!"という名言の通り、ぶっつけ本番で試せる芸当でないので今は色々試している。


まず試しているのは、草の根からの情報を拾うから、草の種類によってどの程度情報の伝わりやすさが変わるかだ。


今の傾向ではヒゲ根があるタイプの植物は比較的情報が取りやすい。

戦闘のステージが選べるなら、そういったヒゲ根の植物が多数生えている草原とかで戦うのが良さそうだ。


あとは森の中とかもよさそうで、木の近くも情報が感知しやすい気がする……


イナホ曰く、レベルが上がれば草なんてなくとも地面にさえ足がついていれば相手の状態がわかるらしい。


地味に相当使えるスキルだ。

ホント地味だけど……


「さて、休憩も終わりにしてそろそろ行こうか」


いつものようにモモスさんが出発の号令をかける。

今は昼食後の休憩時間だ。

今日の昼食はヒキガエルを使ったが、噂で聞いていた通り、カエルの肉は鶏肉に似て美味しかった。


きっと丸焼きでなければたいていの食べ物は美味そうに見えるだろう。


「モモスさん、今日はどんなところで野営するんですか?」


「今日はですね。聖教国ロウの周りを囲う湖の畔で野営します。

明日の昼過ぎには聖教国ロウの目の前に行けるはずですよ」


いよいよだなぁ……

俺の目的はニイナを見つけ出すところまででなく、もっと先がある。

まだまだ道のりは険しいが、ひとまず近いところまで行けば、偶然ばったり出会うみたいなこともありうる。


移動中は絶えず今朝教えてもらったアディマントラを唱える。

最早覚えるため唱えるのではなく、何も考えないでいると歩きながら寝そうになるので無心に唱える。


植物の生態が変わったのか、イナホはさっきから多数の食べられる野生植物を見つけまわっている。


今日の夕飯は、カレーか八宝菜でもしようかなぁ……

あっ、こっちの世界にはカレー粉って便利な調味料ないんだっけ。


カレー粉……作っちゃおっかなぁ……。


今日歩いているのは街道だけあって魔物や動物もあまり寄り付かないのか今日は大王ガエル意外の魔物にでくわしていない。


いいことなんだが食材が困るかな?


−−−−−−−−−−


結局無事に目的地の湖畔までたどり着いた。昨日、一昨日に比べるとちょっと退屈な1日だったが、寝不足もあってかだいぶ助かった気分だ。


本日、我々が頂くのは

・味噌鍋

・木苺


味噌鍋とは言うがいわゆる東北地方でよく言われる芋煮だ。キャラバン最期の夜なのでモモスさんの提案で親睦を深められるようなモノをとのことだった。


イモニケーションしましょう!ってことで鍋だが、ホントの理由は別にある……


今晩は、正直眠気がピークにきており、料理がめんどくさい。


イナホが多数かき集めてくれた野菜をざっと切って鍋にぶっ込んで味噌で味つけるだけにしたかったのだ。


まぁ、それでも美味いからいいのだけれど。



「それでは今回のキャラバン隊の最期の夜の晩餐を始めます。

キャラバン隊は時に、全員で目的地まで辿り着けない場合がありますが、今回は無事に全員で辿り着けそうです。

これを祝う意味も含めて今日は親睦を深めやすい料理を準備いただきました。」


なんか……フラグが立ちそうなしゃべり方だな。


「皆さん、それでは頂きましょうか。」


うんめぇぇぇーえ!!

お、美味しいっ!

な、何じゃこりゃーー!!


皆で鍋を囲んで食う芋煮はどこの世界に行っても最高だ。

しかも、皆で今回の行路を乗り切った達成感もあって余計に美味いんだろう。


うむ、確かに美味い!


「おい、コック。お前、どこで店出すか教えていけよな」


ガイの中では俺は完全に転職したようだった。

そもそも、こちらの世界で定職にはついてないが、ニイナを支えられるなら俺はなんでもいい。


カレー屋でもやろうかな?

まずはターメリック、コリアンダー、カイエンペッパーなんかのスパイスを見つけてからかな?

夢のような話だ……。


夕食とあと片付けを終えると、

俺は昨日約3時間しか寝れてないのもあって

テントに戻って泥のように眠った……


気づいたのは6時間後、俺の火のお守りの時間だった。



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