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サバイバル 3

カイン 主人公30歳 異世界転移済み。 アマチュアサイコメトラー メイス,くない

イナホ 狐+美女 ボクっ娘 神

ショーン きのこの精霊

モモス 聖教国ロウ行きのキャラバン隊長

ガイ  ウゴの村出身、自衛団隊員

    キャラバン護衛任務中


「では、今から聖教国ロウへの移動を開始します!

ここから2日間、人里にはよれないと思われます!

お帰りになられるようなら今おっしゃってください。


……誰もおられませんね。では出発します。」


気の引き締まるモモスさんの挨拶があったがそれだけ聖教国ロウへ向かう道のりは過酷ということだろうか?


皆緊張した顔をしている。

聖教国ロウ……普通の国じゃないのかなぁ?

お金がない人もなんとかなる国……


ただの優しい国かと軽く考えてたけど、正直そんな綺麗事だけで国は回らない。

何があるんだろう?


俺の頭の中は聖教国ロウの歪なイメージでいっぱいになっていたが、キャラバンはモモスさんを先頭に行軍し始めた。


本来ならモモスさんのすぐ近くの隊列だが、妄想の中を迷走していた俺は完全に出遅れてしまい、入るタイミングをなくし、気づけば、最後尾のガイと並んで歩くことになってしまった……


「お前、何してんだよ!グズグズしてんじゃねぇ!」


どこの悪役か……


「いや、ガイさんすいません。面目ないんですがグズグズしちゃいました。

ここいいですか?」


「当たり前だ!俺が最後尾やらねぇといけねぇんだよ。お前らがはぐれちゃこっちもこまんだよ!」


なんでこの人こんな口悪くなったんだろう?


「あの……ガイさん?」


「なんだよッ?!」


「もぅちょっと普通におしゃべりしたいんですけど……」


「ケッ!ギースのダチなんてロクなやついねぇよ!」


ど、どんだけ偏見!?

まぁーギースさんには悪いけど、あと3日一緒のガイさんの方が大事か……

ギースさんごめん!


「ダ、ダチですか?いや、そんな間柄じゃないですよ。この前はただ案内役や教育係をやってもらうためお金払ったんです」


「なに!そんなことくらいで金せびられたのか!アイツ……。シルビアを奪うだけじゃなくこんな弱者を食い物にしやがるなんて……!」


あ、マズい方向に勘違いされてる……けど、こっちにとってはちょっと都合のいい勘違いだから、黙っとこう。


「転移モノ!悪かったな!お前らも確かに右も左もわからなけりゃ誰か頼るわな。

俺が間違ってたみたいだ。許せ!」


強引すぎて気持ちがいいくらいだ……。

まぁ、今のところはそのままにしておこう。


「いや、いいんです。あのそれでガイさん、ちょっと聞いていいですか?」


「あぁ、なんだ?」


「聖教国ロウってどんな国なんですか?」


「あぁ?それも知らねぇであそこ行くのか?

あのロゥって街はなんかおかしい。ちょうど大きな湖の中に浮かぶ島ごと都市になってる国だが、" 楽園 "って言われてる。

人間ってのは人智を超えた存在を敬い、尊敬する。

そんで何かあった時は、何かに助けを求め、すがる。

その人智を超えた何がある街だそうだ」


「宗教があるってことですか?」


「さぁな。俺も詳しく知らねぇな」


「ガイさんは何回か行かれたことあるんですか?」


「あぁ。今回みてぇので一回な。

見た感じは普通の都市だが、浮浪者とかがいねぇのも気になるな。なんか街全体裕福な感じだ。食うには困らねぇらしいしな」


「あ、それモモスさんも言ってました。」


「そうか?まぁ、あの国へのキャラバン護衛任務は、迷える者を導いた謝礼っていつもより多めの金がもらえる。そういうのも国事態が裕福だからなんだろうよ」


「そもそも高位治療術師を他の地域に送り込むくらいですもんね」


「そうだな。それもあってか、生まれ育った街に未練がないやつは移り住むこともあるらしいな」


とにかくわかったことは

高度な治療技術を持っていて、

人智を超えたその力にすがる人が出るって仕組みか。


また治療技術の派遣で金を集めるから、国としても裕福と。


でも、それなら、移民を受け入れて食うに困らないってのはなんでなんだろう?


なんかカラクリがあるんだろうな……

ま、行けばわかるか。




「お、そろそろ迂回始めたな」


「え?なんです?」


「あぁ、このナーラから聖教国ロウへ行くときはまずこの川を避けないといけないんだ」


「避ける?川を避けるって橋とかあるんですか?」


「いや、ねぇな。流れがあるから川だと思うが。この川は急になくなる」


「はい?」


「はい?じゃねぇよ!なくなるもんはなくなるんだからしゃーねぇーだろう」


「は、はぃー。」


「チッ。」


気まずっ!俺は視線をそらすようにこの川の先を見た。

見たが、先が見えない……。


「え、あ。あの、ガイさん?この川のなくなるってとこが見えないんですけど……。

でも、そもそもなんで迂回なんてするんですか?」


「この川はな、昔っからアリゲーターっていうワニが巣食ってんだ。

アリゲーターは普通の野生動物でも厄介だが、魔物化したものもいる。

だから、普通に船で渡ろうとしたら襲われて沈没、からの餌だ」


「そ、そうですか。この川500mくらいはありそうですもんね……」


「だからこの川は迂回するんだ。そのせいでこの行軍は1日余分にかかるんだよ」


「そ、そうなんですか。にしても、そんな危ないワニが巣食ってる川が近くにあるなんて、ナーラって村は大丈夫なんですか?」


「あぁ?お前、昨夜は酒場行ってねぇのか?ナーラの特産はワニ肉、ワニの革製品だ。むしろ、望んであそこに住んでる奴らだ。」


人間ってたくましいな……。


−−−−−−−−−−


キャーーッ!

ア、アリゲーターがいたぞっ!


!?

行軍中の隊列の後方から、女性の悲鳴が響き渡る。隊列が大きく乱れた箇所を見ればどこにアリゲーターがいるかすぐ検討がつく。


まだ川岸のところっぽいけど、アリゲーターが明らかにキャラバンを見ている。


少し距離があるが、どうやらアリゲーターが何匹かいるようだ……。


「お前ら!近づくなよ!

近づいたら群れで食い殺されるからな!」


ガイが率先して前に出る。


「イナホ、アイツらボウガンで仕留めた方がいい気がするんだが、何匹いるかわかるか?」


「うん?わかるけど、ちょっとは自分でも気を感じてみなよ」


え?これ、実戦ですよ?

余裕ありすぎじゃねぇ?


「とりあえず集中して、地面から気を広げるようにして索敵してみて」


いきなりのむちゃ振り……。

ただアリゲーターはまだ10m近くの距離がある。


「わ、わかった。とりあえずやってみるわ。」


俺はゆっくりと言われた通りにイメージしながら気を広げてみた。


ちょうどアリゲーターとの間ぐらいにガイがいそうなのが感じたが、まさにそこにいた。


ただそれ以上はなんか索敵範囲が伸びずわからない。


「イナホ、やっぱガイのところくらいの近さしかわかんねぇわ」


「十分だよ!そこまで分かるようになってるんだね。カインは思いの外、成長が早いね」


想像はダメなやつでゴメンねぇーーー。


「ありがとよ。でも、これじゃ埒があかねぇわ」


「ま、いいよ。今回は教えてあげる。

ちょうどあそこの川岸にいるアリゲーターの後ろに7匹くらいいるんじゃない?」


「ガ、ガイさん!7匹くらいいるらしいですよ!」


「はぁ!?そんなにいたら俺一人じゃ対応できねぇな。なんとか数減らせろ」


「じゃあボウガン撃っていいですか?」


「ああ?ボウガンなんかでアイツらの皮膚には刺さんねぇと思うが、やってみろよ」


上から目線!?


とりあえず俺とイナホはボウガンを出した。

実戦は久しぶりのボウガンさんだが毎朝の練習ではちょこちょこ練習していた。


まずはイナホから、流石にガイが言うように皮膚の関係で刺さらないと呼んだようで前進してアリゲーターに近づく。


「ガイのボウガンはそこからでいいよ。近づいて撃つと身体の損傷激しくなるし」


「お、おぅ。じゃあこっから狙うわ」


俺はしゃがんでボウガンを構えた。



良かったら、


ブクマ、評価の程


宜しくお願い致します

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