サバイバル 2
カイン 主人公30歳 異世界転移済み。 アマチュアサイコメトラー メイス,くない
イナホ 狐+美女 ボクっ娘 神
ショーン きのこの精霊
モモス 聖教国ロウ行きのキャラバン隊長
少し霧がかかった朝。
俺は村ハズレのテントの中から顔を出した。あたりはまだ薄っすら明るい程度。
うむ。寝不足だ。
初めての異世界テントは予想以上に寝にくかった……。
そもそもクッション素材が。全くなかった。身体のあちこちがいてぇー。
今日の夜はちょっとこの問題を真剣に考え直したい。
文句がタラタラ頭を駆け巡っているが、
今日もいつもの朝のルーティンをこなそう。
最近、瞑想してる時に周りの気配に敏感になってきた気がする。いつも外の大地の上でやるからなのか、理由はハッキリしない。
ただ今は急にその辺に生えている草の心地になったりすることもたまになる。
よくわからないがこれが、サイキックの能力開花なんだろうか。そういえばサイコメトリーも同じような力ってイナホが言ってたような気もする。
今はきっとそうだろうと続けて、もう少しこの感覚が強くなったら一度イナホに聞いてみようかな。
瞑想はある程度で終えて、筋トレ、気の認知トレーニングをやって、お待ちかね!
新武器の取り回しの研究の時間だ。
今日はようやくイナホが起きてきた。
と言ってもまだ太陽がでて1時間も経っていない。
「おはよ。今日は早いね」
「あぁ、寝付き悪くてな。イナホは痛くなかったか?」
「ボクは別に霊体が本体だから、肉体の感覚遮断したら全然問題ないんだよ」
え?それ、寝る意味すらなくない?
よくわからんな。
「そ、そか。俺はこれから新武器の取り回し、立ち回りの研究やんだわ。
時間あるならまたあとで意見欲しいな」
「うん。わかったよ。
瞑想終わったら見に来るね」
よし。では始めよう!
今回新調した武器はメイスとくない2本。
メイス
正式名称 バトルメイス
重量 3kg 長さ 60cm
素材 打突部:鋼 柄:鉄
特徴 打突部の空洞あり
くない
正式名称 くない(大苦無)
重量 0.5kg 長さ 刃:15cm 柄:10cm
素材 鋼
特徴 サバイバルナイフの代わりとして使用、穴掘る、壁上り等様々な用途に使用可
メイスは程々の重さだが片手で持てるくらい。右手でぐるぐる縦回転させながら左手に持ち替えてぐるぐる。
なんかいい感じの遠心力を感じながら楽しくなってぐるんぐるんしてみた。
スポッ…ヒューーン…ズズーーン。
飛距離20mくらいは軽く行ったんじゃないだろうか?
凶器だ。
地面に突き刺さったメイスは地面をえぐって、土に突き刺さった。
軽く飛ばしてこの威力。
これは先頭で本気で投げたら結構な威力が出そうだ。
モーニングスターとかが強いのが納得できる結果だ。
この攻撃パターンはこれはこれで使えそうだから遠投の練習もしておこう。
ただ、やっぱり基本は素振りから……
正中に構えて上下に振る。
ある程度なれてきたら、踏み込んだ時に打突できるように上下を早くする。
3kgだとちょっと抵抗を覚えるから、
毎日素振りを繰り返そう。
あとは至近距離で殴ることも想定して、
回転を加えた横殴りの攻撃。
右回転、左回転。
上段からの攻撃をいなしながら相手の脇腹をイメージした攻撃。
左手のシールドを前に構えながら右手の殴打の練習、上中下段攻撃。
いくつかの攻撃パターンをイメージし、身体で再現し、しっくりくるものは型として覚え、日頃から慣れておく。
メイスは自分の筋力をつけつつ、
しっかり攻めれるよう身体に慣らすことが急務になりそうだ。
続いてくない。
これは扱いやすい。けど、刃物の距離が短すぎて正確に受けれるかが不安で仕方ない……。
最初イナホに組手させてもらおうかな。
と、そこへちょうどイナホがやってきた。
「やぁカイン。いいところで来たでしょ」
「お、おう。いつも悪い。」
しれっと心を読んでるんじゃなかろうか?
まぁいいけど……
「イナホ。今日は組み手の相手をしてほしいんだ」
「うん。いいよ。じゃあボクはククリナイフでいいのかな?」
「ま、まってくれ。ククリナイフイナホに。普通に持たれると俺は10分後には死体になってる自信がある」
「自慢にならない話だね」
「ま、まぁイナホが強いんだろうけどな。
で悪いけど、ククリナイフの峰の部分を向けてくれるか?間違えないようにしねぇとこの訓練は命がけだからな。」
そうして、イナホの無数のみねうちを、くないでさばききる。
が、終わったときには青アザになりそうな打ち身を多数もらっていた。
これもいっぱい練習しないとな……。
朝のルーティンは今日はこれで終了!
出発時間も近づいてきたから自分達のテントを畳んで、モモスさんがやっていた共用テントの片付けも手伝い、いざ今日の行軍へ入る。
今日から2日間程、完全に人里を離れる。
サバイバルの始まりだ。
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宜しくお願いします。




