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王都騒擾 再開

「一体君はどこから来たのかね?」

「ぜひうちの私営団に入らないか?賃金ははずもう!」

「うちの息子に稽古をつけてはくれないかね?」

 などといろいろ話しかけられている三千は現在めちゃくちゃ不機嫌である。

「お父さん、、、疲れた。」

 完全に目が違う世界を見てる。

 そうだよなぁこうゆうのって子供には辛いよなぁ。

 旅行行った時、親につられて寺とかいくんだけどとてつもなくつまらない。

 だから三千の気持ちは痛いほど伝わるんだけど、、、。

 もはや360度全方位固められて動けないのだ。

「おい、こっちに来い。」

 急に手をつかまれ引っ張られる三千。

 不意に話しかけられて反応できなかった、、、。

 引っ張られるがままにされると無理やり人混みから抜けられる。

 すごいな、あの人達もうあそこに俺らはいないのに集まってるぞ。

「よっ、俺にも話をしてくれよ。」

 金髪のチャラ男がニヤニヤしながら声をかけてくる。

 あんたは、、、。

「さっきおじさんに捕まりそうになった人。」

「うん違うよーおじさんの包囲網から華麗に脱出したかっこいいお兄さんだよー。」

 微笑みながら右手を顔の前で全力でふり否定している。

「お父さんどうしよう?」

 三千が触手を指でギュッと握る。

 こんな怪しいやつにつかせるのは不安だが三千も大勢に話しかけられまくられるのもうんざりしてるんだよな。

 いろいろな不安が頭を渦巻くがここは三千に好きにさせてあげよう。

 誰にも気づかれないよう三千の頭を撫でる。

「じゃあ、、、いいよ。」

「よしじゃあ邪魔されないよう移動するか。」




 高級そうな手すりにつかまり螺旋階段を登っていく。

「俺と一緒にあんたたちの話を聞きたいっていう子がいるんだ。」

 子、、、。

「ほらついたぞ、ここが誰にも邪魔されない場所だ。」

 連れられたところには大きな扉がありその前に見覚えのある人物が立っている。

 その紫色の髪をしたメイドさんがお辞儀をする。

 イーザさん、、、。

「お父さん知ってるの?」

 あぁうん、少しね。

 イーザさんがいるってことはここにはきっと、、、。

「お待ちしておりました、三千様。中でメアリ様がお待ちです。」

 やっぱりか。

 そういやランスロットが前にイーザのことが好きだーって叫んでたよ。

 結局アプローチはしたのだろうか。

 いや、しても殴られてそうだけど。


「こんにちは!冒険者様!今日はいっぱいお話しましょう!」

 ふわふわのドレスに身を包んだ女の子が三千に抱きつく。

 メアリ、、、。

 三千に出会う前はあんなに会いたかったが、いざ合うとあれだな。

 いろいろと変化に気づいてしまう。

「お父さん、この子なんか懐かしい感じる。」

 メアリは俺の名付け親だ。

 そう考えるとメアリは三千のおばあちゃんに位置するのか?

「おばあちゃん、、、いやそういうのじゃないかも。」

 そうなのか。

「さぁ早くお話をしましょう!」

「ほら冒険者様、俺たちに壮大な冒険譚をきかせてくだせぇ!」

 なんかメアリと金髪がめっちゃキラキラした顔で見てくるんだけど。

「お父さん、私そんなお話とかないんだけど。」

 、、、確かに。

 三千は見た目こそ小5とかそういうのだが年齢はまだ1歳にも満たないのだ。

 俺が適当に話しておくか。

 日本の創作力を舐めるなよ?




「泣ける!特にタロウが身を挺してエースをかばうとことか特に!」

「すごいわイーザ!エースとマックスがお家のせいでバラバラにされそうになったとこをタロウがそれぞれの親を説得して結婚させるとことか愛があると思わない!?」

「ええお嬢様。どうぞハンカチでございます。」

 ありがとうと涙を拭くメアリ。

「イーザさん俺にも一枚くれないか?」

「、、、どうぞ。」

「ああ、ありがとうってこれ雑巾じゃん!」

「チッ」

「舌打ちした!俺一応王子なのに!」

 相変わらずイーザさんはメアリ以外には厳しいな。

 金髪に見えないように雑巾裏側がとても黒ずんでたとことかとくに。

 お父さんすごい!今度私にもお話して?

「あぁいいとも。」

 三千にも絶賛だったな。

 身体を借りて話したかいがあった。

「さてそろそろ戻らねぇと怪しまれるってか十分怪しまれてるな。」

「そうですね。ではそろそろ準備を、、、」

 イーザさんが扉を開けるとそこに10mくらいの廊下とその先にまた扉が。

 もちろん来たときは螺旋階段を登りそのまま扉が見えてた。

「王子どういうことですか?」

「よくわからんが確実に進むのはあかんだろ。」



今回も読んでいただきありがとうございます。

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