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王都騒擾 謁見

来週投稿できません。

申し訳ありません。

 城のデカさに比べだいぶ小さい扉から場内に入っていく。

「すみません。今正面の大門はいろんな貴族様などが入ってくるのに使っていまして、、、待たせるのはどうかと思い別口からということに、、、。」

 こちらに向かって頭を下げるメイドさん。

 ちょうどつむじを隠すようにヘッドドレスがついている。

 そういや地球の友達に女性のつむじフェチのやつがいたな。

「それではどうぞ。お入りください。」

「お父さん、私あのお花さんたちとお話してみたい。」

 メイドさんの頭上に疑問符が浮かぶ。

 そりゃそうだ、お父さんとは本来男性に使うもの。

 メイドさんには今自分自身と三千、ルティアさんの三人しか見えておらず男性などどこにもいないのだから。

 三千の言うお父さんとは髪飾りのように三千の頭に乗っかている俺のことであり、お花さんとは外壁に沿って植えられているよくわかんない種類の花のことだろう。

「三千ちゃん、後で私と一緒にお話ししにいきましょ。」

 ルティアさんが不思議なことなんて何もないように話を進め、メイドさんも少し硬直したものの扉を開け俺らを中に向かい入れる。

 中は意外と質素で木造の柱に石の壁である。

 だが宿のロビーよりかは質素という意味であり装飾など見たら宿の俺らが泊まった部屋なんて比べ物にならない。

 あの宿、、、すげぇのはロビーだけだったな、、、。

 メイドさんの後をついていくとまた大きな扉が見えてくる。

 扉の前には二人の兵士が扉を挟むように立っており俺らの姿を確認するとそれを開けてくれる。

「ようこそ、よく来てくださいました!」

 その部屋はとても大きく中にはたくさんの人が集まっており、こちらを拍手で迎えてくれる。

 こういう演習をされると少し照れてしまうな。

 照れくささに顔を赤らめていると何かを合図に拍手が一斉に止まる

 正面に少し高い場所がありそこに一人の老人が立っていた。

 老人は真紅の鎧を身にまとっておりゆっくりと階段を降り小高い場所からこちらへ向かってくる。

 どう見てもめっちゃ偉い人である。

「そなたらが強大な魔物を討った二人か。」

 無駄に透き通る声で尋ねてくる。

「はい。お会いできて光栄です。国王。」

 ルティアさんはまっすぐ国王を見据え挨拶。

 けどこれって片膝ついたりするもんじゃないの?

 大丈夫?無礼とかで死刑にならない?

「見事!ここに集まってくれた者たちよ!もう一度この強き者たちに拍手を!」

 部屋にもう一度騒がしさが戻る。

 そしてまた静かになる。

 一体こいつらはなぜそんな全員同時に拍手をやめれるのだろうか。

 もはやあわせているとかそういう問題ではない、ここにいるやつ全員ロボットなんじゃないか?

「食事とは力の源なり、少ないかもしれぬが今までの働きへの感謝、そしてこれからの戦いの糧として存分楽しんでいくがいい。」

 すると俺らが入ってきた扉から料理の乗ったワゴンがずらずらと入ってくる。

 そしてまたまた拍手が巻き起こる。

「おじさんだぁれ?」

 拍手が止まった。

 今、三千ちゃんが止めました。

 あと俺とルティアさんの心臓も止まりました。

 いやルティアさん以外とどうじてない?

 超ニコニコしてるわ。

「お前、国王になんてことを!」

 兵士が人混みの中からわらわら出て来る。

「良い。」

「ですが、、、。」

「二度は言わん。」

 王は兵士を制すると改めて三千の方へ向き、屈んで目線をあわせる。

「おじさんはこの国で一番偉い人なんだ。あとおじさんではなくもうおじいさんかな?」

「へーじゃあ何でもできるんだ?」

「ワシは何もできんよ、できるのはワシに使えてくれる者たちにそれぞれ適したことをさせることだけだ。」

「ではワシのできることを少し見せるとしよう。」

 王は立ち上がると例の小高い場所にある椅子を指差す。

「者共!あの玉座の後ろで笑いをこらえてるやつを捕えワシの前に引きずり出してこい!」

 ぞろぞろと兵士たちが椅子の後ろへ行き誰かの足を引っ張ってくる。

「な!?お前らやめろぉ、親父もやめてくれよ!俺、俺ブフッおじさんって親父、おじさんって、笑いが、くく、、、」

「貴様ぁ!毎回毎回わしの手を煩わせおって!昨日双六勝負でワシが勝ったら出てこないといったではないかぁ!」

「フッそんなこと覚えておりませぬなぁ!」

「その前は大食い勝負!そして前の前は狩り勝負!前の前の前はカード勝負で全部ワシの価値じゃーーー!」

 地味に国王がゲーム好きなことカミングアウトしてんだけど、、、いや周りのこの落ち着き様、毎回やってんのかこのやり取り。

今回も読んでいただきありがとうございます。

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