表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/81

vs 冒険者 19

「ねぇ離してよ!私はお父さんのとこ行かなきゃいけないの!」

「落ち着け!ここには君のお父さんはいないんだ、きっと先に王都に着いているさ!だから私が君をお父さんのとこまで連れて行くよ。」

「そんなわけない!お父さんはこの森のどこかにいるの!」

 森では怒る少女とそれをなだめる鎧をつけた男がいた。

 何を言い聞かせても全く耳を貸さない少女に男は困りはてる。

 もちろんこの子の父親が王都にいるというのは嘘だ。

 きっと父親の方もこの子を探しているだろう。

 またはもう手遅れになっているか。

 考えたくはないが多分後者だろう。

 魔物の村を襲撃したのだ、そのため森は逃げた魔物で溢れかえっている。

 その中で生き抜くというのは戦闘経験のある者しか無理だ。

 どれにしろこちらには負傷者もいる、無理矢理にでも連れて行く他ない。

 この子には悪いが、、、。

 スキルを使い少女を眠らせようとしたその時木の根元に座らせていた仲間が声を上げる。

「おいマーク!周りを見ろ!」

 ゴブリンが三匹、こちらに向かって走って来ている。

 騒ぎ声でこちらを感知したのだろうか。

「少し数が多いな、、、しかしゴブリンごとき冷静に対処すればどうと言うことはない!」

 マークは負傷している仲間とゴブリンの間に入り腰にある鞘から剣を引き抜く。

 そして腰に力を入れ剣を横へ薙ぎ払うように振り、すれ違いざまに一匹を斬る。

 ゴブリンはごひゅっごひゅっと血の泡を吐きながら空を掴み動かなくなる。

 さっきまで襲う側だと思い込んでいた二匹は仲間が一瞬でやられた事に対したじろぎ減速、一匹がもう一匹を盾にするように隠れた。

 それを見たマークはここぞとばかりに足に力を入れ全力疾走。

「うおおおおおおお!」

 減速し直列に並んだゴブリンに突進し、二匹同時に串刺しにする。

「はぁはぁ、、、ふぅ。」

 一息つく。

 味方の安全を確認する。

「あれ?女の子はどこに行った?」




 少女は森を走る。

 不覚にも気絶してしまった。

 早くお父さんに会いたい。

 兄妹たちは私に託して後を任せてくれたのだ。

 絶対にお父さんの役に立ってみせる。


今回も読んでいただきありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ