vs冒険者 18
眩い朝日で目を覚ます。
ああわかっている、この無駄に清々しく体中の重みが取れた気分、気絶してましたわ、はい。
えっとなんか進化したんだっけ?
なにか変わったとこは、、、と。
体中を見て確認、細い茎に青い花びらどれも健在である。
もしかして進化失敗した?
少し気になり花びらを閉じステータスを確認する。
The head of plant
水分50%
養50%
魔力300000000
残りスキルポイント5000
お父さんお母さん、ついにステータス表バグった。
誰か説明書持ってない?
魔力のとこがおかしい。
汗が吹き出る、大事なお宝データを詰め込んだパソコンに水をかけた気分だ。
誰に怒られるわけでもなし、しかし急激な変化についていけないのだ。
もういいや見なかったことにしよう。
対応出来ない事態に直面しとりあえず目を背け花びらを開ける。
ちゃんと進化はしてるみたいだったし、、、あれ?俺って確か一回も外見変わってないよな?
そもそもこの世界は日本のゲームによって植え付けられたイメージとは違って外見は変わらないのかもしれない。
だけど!絶対これ名前負けしてる!
どうすんだよ!他の仲間に種族はなんですか?って聞かれたら
「え、The head of plant?冗談でしょ?見た目雑草じゃん、草生えるわ、草だけに。」
ってなるじゃん!ふざけんなよ!上手くねぇんだよ!
一人世界の不条理と戦っているその時下からうめき声が聞こえた。
視点をそちらに向けると、地面に這いつくばっているランスロットが。
「なぜまた急に身体が、、、!」
あぁ思いっきり寄生中ってこと忘れてた。
きっと俺が気絶している間だけ身体の主導権が戻ってきて俺が目を覚ましたから動けなくなったのかな?
もう何処に行けばいいのかわからんしコイツに任せるか。
そう思い寄生を解除する。
これでただ単に首につかまっているだけになった。
ついでに回復もしといてやるか、骨バッキバキだもんな。
べ、別にあんたのためじゃないんだからね!1秒も速く安全なところに行くためっていうだけだから!勘違いしないでよね!
「おお!身体も動くし傷も治っている!これも神のご加護か!」
神じゃない俺のご加護だ。
こうしてランスロットは再び歩み始める。
騎士団が待機していた龍の大樹は戦場となっていた。
「耐えろ!耐えろ耐えろ耐えろ!騎士長が戻ってくるまで耐えろ!」
2mはあろうかという巨大な盾を持ち敵の殴打を防ぐ。
「黒いオーガ、、、本来の討伐対象か!」
突然現れたそれは騎士団の一人を一撃で瀕死に追い込み常に警戒をしていたはずの彼らに大きなダメージを与えたのだ。
しかし騎士団も何度も修羅場くぐっている。
すぐに体制を立て直し反撃を開始、最初は優位に戦っていた。
しかし時間が経つたびにオーガの動きが俊敏になっていき、致命傷は受けていていないものの明らかに劣勢になっていた。
「保護した子と負傷者の避難は!?」
「マークと共に!」
「いいぞ!あとは騎士長が来るまで耐えろ!あの人さえ来てくれれば我らが守れぬものなどない!ここで王都の危険の種を摘み取るのだ!」
今回も読んでいただきありがとうございます。




