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vs冒険者 15

 太陽が落ちる直前の森はとても暗い。

 そんな中、ランスロットはレイファスと対峙している。

「お花さん?誰だそれは?」

 うん、まぁ知らないだろうね、俺のことだよ。

 てか名前でなんとなくわかんないの?

「知らぬふりか、いいだろうどのみち人間は殺す。」

 巨大な魔物は眼の前の人間一匹に処刑宣告をする。

 やはりか、そうつぶやきランスロットは剣を構えた。

 ランスロットとレイファス、正直レベルの差はわからない。

 とりあえず俺は巻き込まれる前にここから逃げよう。

 スキル部分復元・小で根っこを復活させコルクみたいなもので作られた瓶の蓋を外す。

 外の新鮮な空気を浴びながら近くの草むらへ避難、ランスロットとレイファスは気付いていないようだった。

「ゆくぞ人間。」

 レイファスは拳を構え足に力を込める。

 人間に本気を出すのはいつぶりか、村の仲間を殺し挙句の果てに友人をさらった罪は重い。

 絶対に殺す、自分の人生の中で一番惨たらしく殺してやる。

 頭の中にはそれしか無かった。

 レイファスは自分の集中力が限りなく高まっているのを感じる。

「ガード、マジックガード、オートリペア、、、」

 足に溜めた力を一気に開放しのんきに自分にバフをかけている人間の元へ一気にかけてゆきそして全力でその胴体に拳を叩きつける。

 拳は装飾の入った鎧をいともたやすく貫き、ランスロットの背中から腕が生える。

 あっけなかった、ランスロットは何が起こったのかもわからずこみ上げてきた何かを吐き出す。

 レイファスが腕を引き抜くと同時にランスロットは膝から崩れ落ち倒れる。

 それを草むらから観ていた俺はあっけにとられていた。

 ランスロットは決して弱いわけではない、だがあまりにもレベルが違いすぎた。

 レイファスが最初から強いことは知っていたが頭にスパッツというふざけたなりをしているせいであまり印象が無かったのだ。

 そうこの場面だけ観たらコメディーアニメのワンシーンかと思うほどふざけたなりをしているせいで。


 何が起こったのだ、、、気がついたら腹を貫かれていた。

 何故か痛みはない、私はここまでなのか、、、。

 目にイーザの姿映る。

 自分を自分で笑ってしまう。

 最後に目に映るのがアルメス様でもなくメアリお嬢様でもなくイーザとは。

 今やっと気がついた、、、私はあいつに心を寄せていたのだ。

 ああそうだ、私はこんなところにいる場合ではない。

 立ち上がれ、立ち上がれ、立ち上がってくれ、俺の身体よ。

 身体が動き始める、最後まで忠実な奴だ。

「ならば最後まで俺と一緒に来てくれぇぇぇ!」


 ランスロットが立っている。

 いつ立ったのかわからない、気がついたら立ち上がっていたのだ。

 だがあのままだとすぐに死ぬだろう。

 仕方がない、、、助けてやるか。

 今から花びらを閉じスキルの強化をする、現在所持しているポイントは?


 残りスキルポイント 9000


 多っ!

 えっマジか、よし部分復元・小を強化してくれ!


 部位復元・小を1段階飛ばし部位復元・大に出来ます。


 じゃあそうしてくれ!急いで!ランスロットが死ぬ!


 ポイント6000消費して部位復元・大に昇華しました。


 俺はコソコソとランスロットに近づき寄生する。

(なんだ!?身体が動かない!お願いだ!頼むからもう少しだけ動いてくれ、、、!)

「力がほしいか、、、?」

(なんだと?)

「力がほしいかと聞いている。」

(ああほしい!この逆境を抜け出せる力が!)

「じゃあ頑張れ。」

(は?)

 なんだよ、は?って当たり前だろ俺は神様じゃねぇんだから。

「身体を貸してくれたらここから逃げ出してやる。その後頑張れ。」

(、、、ああわかった。では頼む、俺の身体を貸す。)

「いいだろう。」

 いやぁ一回こうゆうのやってみたかったんだよね。

 流石に力をあげるとかは無理ですけど逃げるくらいなら、、、。

 そのとき脳裏にレイファスの足の速さがよぎる。

 うん自信ないわ。

唇切りました、めっちゃ痛いです。

今回も読んでいただきありがとうございました。

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