vs冒険者 16
ランスロットには死なれては困る。
あいつには俺をメアリの元に連れてってもらわなくてはな。
まず逃げるための準備だ。
手始めにランスロットの傷ついた身体に部位復元・大をかける。
すると大きな穴が空いていた腹が淡い光で包まれ完全に傷が塞がった。
さすがポイント6000、いい仕事するじゃないか。
あとでずっと放置してた光合成も習得しとこ。
メアリのとこ行くとなると養分の補給できるかわからんしな。
「、、、お前は誰だ?」
さすがレイファス、あのよくわかんない力でランスロットの体を乗っ取ったのを感知したか。
レイファスは先と同じ構えを取る。
やはりそれでくるか。
なら俺は逃げる。
レイファスに背を向け全力疾走。
「おい待て!人間!」
待てと言われて待つやつがどこにいるというのか。
もはやコイツに防具とか必要ない、全部外してしまえ。
甲冑などがパーツに分かれドスッと言う鈍い音を立てて地面にめり込む。
(お前それは!よくも私の鎧を!)
いや鎧貫通されんのわかってんのにあんなのただ重いだけだろ。
それよりはよ逃げねば。
本来人間は脳がリミッターをかけ2~3割の力しか出せない。
しかし俺が身体を乗っ取り操作することでそのリミッターは外れ10割の力が出せる。
それでもレイファスには勝てないだろう。
だから100%の力で逃げます。
さっきの突進攻撃に当たらないようにジグザグに走ってゆく。
フハハハ!どうだ!この完璧な作戦!脳筋のレイファスにはどう動くかわからんだろうオフゥ!?
突然背中に衝撃が走り浮遊感に襲われる。
薄暗かった森とは逆、、、ではないけど一面に日が暮れる前の赤い空が映る。
そして重力にされるがままにされ地面に叩きつけられる。
(グゥゥゥ、、、!)
ランスロットが苦痛の声を上げている。
俺には痛覚とかは乗っ取らないからどれくらい痛いのかわからないけどヤバそうだな。
回復しとくか?
魔力が足りません
マジですか
あの人間は何処にいった?
あまりにもウロチョロするから仕留め残ってしまった。
あの手の人間は騎士のホコリなど言って特攻してくるのだが、、、無駄に知恵のある人間は嫌いだ。
レイファスは自分が許されない失敗をしたことを後悔する。
友人を人間に捕まっているというのに考え無しにふっとばしてしまうなど言語道断。
人間が落としていった鎧を拾い上げる。
「急いで村長に捜索してもらわなければ、、、この鎧の紋章だけが手がかりだ、、、。」
手がかりは逃さず持ち帰らなければならない。
村長は自分の村の住人を絶対に見捨てない。
生きているのなら絶対に助けてくれる。
「絶対に助ける、、、待っててくれお花さん君。」
今回も読んでいただきありがとうございました。




