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vs 冒険者13

 ああまたか、また気絶していたのか俺は。

 、、、何度目だよ!

 ええっとここはどこだ?

 周りは透明な何かで覆われておりその向こうは緑が広がっている。

 足元には薄く水が張っておりランスロットにより無残に引きちぎられた茎が生暖かさを感じ取っていた。

 もちろんこれだけでは無い、ここはなぜかものすごい揺れているのだ。

 もし俺が人間だったら舌噛むよ絶対。

「ランスロット様、一旦馬を休ませましょう。これ以上は無駄に疲れさせるだけです。」

 なるほどこの揺れの正体は馬か。

 とすると俺は何かに入れて運ばれているのか。

 まぁ多分瓶か何かだろうけど。

 とりあえず現状の把握はできた。

 俺のやる事はない、村の行方は気になるが今それを知る術は無いのだ。

「そうだな、よしみんな!一旦休憩だ!」

 ランスロットの声がし、揺れが止まる。

「騎士長!あそこに全裸の女の子が!」

 何!どこだ!クソッこの瓶みたいなの完全に透明じゃないから大雑把な色しかわからん!

 出せ!ここから出せ!息苦しい!外の景色を見てみたい!おい!お前らだけずるいぞ!

「魔物に襲われここまで逃げてきたのかもしれん保護しろ!」

 騎士長!俺が行きまぁす!

 女の子を保護しに行きたいでぇす!

 どれだけ叫んでもランスロットには何も聞こえず俺はただ肌色の人らしきものに騎士の一人っぽいのが近づいているのを指をくわえてみることしかできない。

 指無いけど。

 これほどまでに外に出たい気持ちになった事などあるだろうか。

 一度下がったテンションはなかなか元に戻らず俺は花びらを閉じる。

 はぁ、久しぶりにスキルでも習得するか。

「ぐわぁぁぁぁぁ!」

 苦痛の声がこだまする。

 閉じたばかりの花びらを開き確認するとさっきの肌色が少し黒っぽい赤になっていた。

 あーうん、やっぱ下心があったんだよあの騎士。

 俺みたいな誠実さの塊みたいな人がいかないと、きっとバチが当たったのだよ。

 マジ俺じゃなくて良かった。

「総員戦闘準備!」

 ガチャガチャと金属同士が擦れる音がする。

 そんな騎士たちに向かって叫びながら突っ込んでくる少女。

「お父さんを返せぇぇぇぇ!」

 彼女は迷子らしかった。


今回も読んでいただきありがとうございます

遅くなってすいませんでした

次もひょっとしたら遅くなるかもしれません

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