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第二百五十九話 六日目夜/二日目夜の再来


 

 ドスドスドスとルフィ、エリスを抱えて持ち上げると砲丸投げの要領で真上!


「ピャァァァ!」 と叫びながらもエリス。

 


 エリスが何かを言いたいけど言えないもどかしさの表情で直ぐに落下! 


 「リュウ……、おまえはあんなちんけな召喚魔法で呼ばれたんじゃない!」


 と、耳元でメアリー。


 「ホント、おまえはよくやったよ」 とボクを評価。



 評価されるのは凄く嬉しいけど、ボクが召喚魔法で呼ばれたのではないことに疑問を抱く。

 

 そして浮上が止まり、眼下を見下ろす形で停止!

 

そして……。



「ハッハッハッハッハッ!」

 館内に響く嫌らしい笑い声。

 マーティーだ!


 「あの時、素直にふて腐れて、転位者を諦めれば良かったものを……!」

 

 最後の最後でマーティーが叫ぶ。


 だけど、何を言いたいのかわからない!


 「こんな転位者に入れ込むからこんなことになるんだ……!」

 

 あの令嬢が何を言いたいのかわからないけど……。


 「もう一仕事だけやってもらおうか……」


 耳元でメアリー。


 ボクにもう一仕事と言われても、手足が動かずこの状況で何ができるって言うんだ?!


 眼下で始まろうとしている何かを見届けるしかない不安定な状態。


  そして、この世界に転位して初日の出来事が脳裏を過る!

 

 確かあの日、ボクに好感を抱いていたハズのエリスが態度を急変……。


 妙に素っ気なく冷たくなった態度を見せた。

 

 もしかして、あの時から策略が始まっていたのか?!

 

 エリスがあの悪役令嬢であるマーティーを誰よりも信頼していた事! 


そして、この世界で遠くにいる相手との通信手段としてのこっくりさん通信……。


 全ての辻褄が合い納得する。



 マーティーはフィクサーだ!


 …………。



 薬指のリングが激しく瞬いているのがわかる。

 ーーッ!!ーー


エリスの強い感情がボクに伝わってくる!


ヤバイ! 2日目の再来!

 

 「ここまでやらかしておいて、覚悟はできてるんだろうぁ」


 背筋が凍るようなドス黒い感情。


「私とリュウを引きはなそうと画策したこと……。

 奴隷商人を使っての拉致誘拐、さらにリュウの指折り、極めつけはリュウの誘拐と都市転覆……」


 ーーー許さない! 許さない!許さない!ー


 「エリスッ!」


  …………。 ダメだ! 声がでない!  もう一度!


 「エ゛リ゛ス゛ッ!」


喉に力をこめて叫ぶけど声がでない!


 既に1本のナイフを逆手で刃先がその殺意を反映しているかのような雰囲気。

 


 エリスはあの時と同じ、ベルチェの命を奪おうとしたように、マーティーの命を奪うつもりだ!



 エリスとマーティ-の距離は近い!


 ダメだ! それだけはダメだ!


 声がでない分ダブルリングに向かって想いを叫び続ける!


 

 

 キランキランキラーン!

 ボクを中心に指輪が瞬く……。



 


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