表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

11/379

森の迷宮.2

いつも短めです。すみません!

でも、これくらいが書きやすくてペース的にはいいのです。


そして、文章力がほしい!

ふむ。私はついていないのかな。いや、サーナちゃんの宿屋で世話になってる時点で幸運だよね。友達価格で負けてもらっているし。ダンジョンを進むものの、開けられている宝箱が多いよね。ま、いいか……よくないね。サーナちゃんは、楽しみにしていたのに。


「ぐぎゃぎや!」

緑色の裸族……いや、ゴブリンと蝙蝠の登場。飛んできた蝙蝠をジャンプして掴む。え?え?と慌てる蝙蝠をごめんねと思いながら、つばを飛ばしながら駆けて来る裸族の口にぶん投げる。口に入ってもがもがさせているゴブリンのお腹を思いっきり蹴る!はい、おしまい。もう一匹は、サーナちゃんの……いや、可愛い魔法少女っぷりで仕留める。手に持つ小さな鉢植えから伸びた蔓が、蝙蝠をビンタする。その鉢植えは植物魔法を使う者用の鉢植えなんだね。植物があまりない場所の時のために持っているみたい。


「やったね」

「はい。マキさんの戦いかたって、独特ですね」

「そうなの?荒っぽいかもしれない」

「かっこよくて素敵ですけどね~♪私もなにか武術を習おうかな」

サーナちゃん万能説。NPCなのにどんどん目立っちゃうの。警戒しながら進んで行くと、下へ降りる階段が見つかった。

「……少し、休もうか」

「まだ、行けますよ~」

「いやいや、お互い初ダンジョンだから、無理しないよ?」

「は~い♪二人共初体験ですもんね」

「ぶふっ!」

何気ない一言に水を吹き出す。あんずがびっくり眼でそれを見ている。

「大丈夫ですか?」

「あ、ああうん、へーきだよ」

サーナちゃんの口からそんな言葉を聞くなんて。私が変に反応しちゃってるんだね。これじゃあ、琴美のこと変態とか言えない。

ゆっくりとビスケットをかじり、それを眺めるあんずの頭を撫でてるサーナちゃんは普通の様子なので、下ネタを言った訳ではないよね。

「それにしても、初ダンジョンなのに宝箱の中身がないなんてね」

「ホントにがっかりです」

「にゃん」

あんずも、サーナちゃんの魅力に取りつかれたのか、膝の上で丸くなっている。こんな暗いとこじゃなくて外をのんびり散歩したいな。

しばらく休憩した後立ち上がる私たちは、二階へ降りて道が広くなっていることに気づく。これなら、歩きやすいね。飛脚の靴なので普段よりすいすい進めるけど、サーナちゃんがいるので、押さえて歩く。


魔物を仕留めつつ、いくつかの通路。角を曲がってなにかにぶつかる。

「きゃっ!」

「いて!なにしやがんだ!肩外れてしまったじゃねーか!」

それはまだ、いるはずのない冒険者。ハゲと髪をピンピンに立てた二人組の冒険者らしき人達。なにかを入れた袋を担いでいる。怪しいです。

「それはこっちの台詞。ここでなにやってんの?ハゲ!」

「は、ハゲじゃねー、綺麗なお嬢さん!」

文句を言いながら、褒めてくる。器用なの?

ちなみに、ダンジョンを見つけた探索者がいいよと合図を出すまでダンジョンは入り口が青く光っているの。


「お嬢さんたちこそなにしてんの?」

ハリネズミみたいに髪をピンピン立てた男は、ランタンをこちらに向ける。

「私たちがここを最初に発見したのよ?先に探索するまで誰も入っては駄目なんだけどね?」

「そうですよ、そうですよー!私が一番先に見つけたんですよー!」

サーナちゃんを見て、私を見る冒険者たちは、目を丸くする。

「こ、この女たち、なんて見た目に恵まれているんだ!」

「そんなことはいいから、ハゲ……あなたたちはどうしてここにいるの?」

この人達、話しを聞いてるのかな?オイルトテスでは見ない。服装も汚れてる。


「にゃあ!」

「引っ掻いちゃえ♪」

サーナちゃん過激な子。でもまだ、駄目。

「ハゲってはっきり言ってから言い直してんじゃねぇ!これは、剃ってるし!」

ハゲは、いきり立ちながら剣を抜く。あ、抜くんだ?

「ここはなぁ!抜け駆けして俺達が入ったんだよ!」

「そうだ、そうだ!そんなことより、ラリクにぶつかったんだ!慰謝料を払えよ!」

当たり屋か!ま、どうでもいいか。開き直ってもいるよ。

「そんな人達には、お仕置きしちゃうぞ♪」

しちゃって。しちゃって。サーナちゃん。

「お、お仕置きされたい……はっ!」

ハリネズミの失言に、ラリクはうげっとなっている。ここにも変態がいたか。

「まあいい。貴様たちは、容姿がいいから、傲慢なお貴族様にでも売っぱらってやるぜ!」

「ラリク、そりゃいい!」

そりゃいい……じゃないの。こいつらの性格の悪さは興味が無いけど、サーナちゃんちょっと、怯えてるじゃない。こらしめよう、そうしよう。

私が一歩前へ踏み出した時だった。なにかに捕まったかのように二人の小悪党は引っ張られて行く。


「うっきゃああああああ!」

「なんだこれ!絡みついて髪の毛みたいだ!ラリクのヅラか!?」

「ヅラじゃねー!もじゃもじゃして、羨ましい!」

…………………………………………余裕ある?


「仕方ない。助けようか?」

「そうですね。あんなでも助けるのは、マキさん優しい!」

抱きつかないで、照れくさいから。私たちが持っている宝物を返してもらうだけだよ。うん、それだけだからね?

私たちは、顔を見合わせ頷きあうと、小悪党の後を追った。

どこまで続くのか分からないけど、油断しないで行こう。



つづく



ハリネズミの頭は尖ってるから、ゴブリンにちくちく突き刺して倒せるんだよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ハリネズミの頭最強説浮上。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ