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私の目標。

「で、でもハルカ様。そんな簡単に婚約破棄なんて出来るのですか…?」

「そこは何とかなるから大丈夫。あなたが気にすることではないわ」


伯爵令嬢である私は王族の命令には絶対従わなければならない。

だけど王妃は私のことを溺愛してくれている。

王妃教育が終わったあともプレゼントを貰ったり、「私はあなたのことを実の娘のように思っていると同時にあなたの人生も尊重してあげたいの。もし、ユーリのことが気に入らなければ、いつでも言ってね。あなたに別の男性を紹介してあげるから」と言っていた。


普通に考えれば、あなたは王妃に相応しくないと受け取られるが、彼女は国母になることの大変さを知っている。

だからこその言葉なのだろう。

でなければ王宮に行く度に自分の息子より先に私の出迎えなんてするわけがない。

彼女の口癖はいつも「あーもう!!可愛い、もういっそ養女になっちゃう?」だったから。

王妃を味方につければ良いだけの話だ。


「あなた、本当は王子が好きなんでしょう?」

「いえ、そんなことは…」


「だったら何でさっき逃げたの?」

「それは…」


アマリアは私からふいっと視線を逸らしたあと、暫くしてポツリと呟いた。


「あの時、助けて頂いた時…一目惚れだったのです。汚れていた私を躊躇わず抱き抱えてくれて、真剣な顔で助けてくれようとした。その後も色々気遣って頂けて…」


「そうだよね!ユーリ様って顔が良くって優しいし、正義感強いから」


私は彼女の言葉に同意する。

(だけど、たまに私に執着するような片鱗が見えそうな時があるのよね…。多分気のせいかもだけど…)


「アマリアさん、私あなたの恋応援します!」

私は胸に手を当てて自信満々でそう言った。


「本当に?私のことをですか!」

「もちろんです!」

「嬉しい…。ありがとうございます」


アマリアは花が咲いたように可憐に嬉しそうに笑う。

なんて、可愛い子なんだろう!

絶対に二人をくっつけてみせる!

私は心にそう固く誓った。

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