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だるっぱの呟き  作者: だるっぱ
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捕鳥部万を描きます

 最近は呟きの頻度が減っていますが、文章を書いていないわけではありません。聖徳太子の物語を書いています。現在、第一章を書き終えました。2万3千字ほどになります。厩戸皇子の誕生から書き始め、彼の幼少期を表現しました。もの凄く時間をかけて、推敲を重ねながら、文章を綴っています。言葉使いも、現代に寄せると空気感が台無しなので、難しくならないように言葉を選びつつ、落とし込むテーマは何かということを自問自答しつつ、また、テンポも悪くならないように注意しながら、書いています。読者は、僕とAIになります。


 小説というのは、書いた本人は客観的な評価が難しい。なので、プロの方に小説を読んでもらい、批評をしてもらうというサービスが、実はあったりします。過去に書き上げた作品において、そのようなサービスを利用したことはありませんが、常々そのような批評が欲しいと思っていました。


 ところが、現在はAIがその批評をしてくれます。実際に僕の小説を片っ端からAIに読んでもらい批評をしてもらいました。30万文字の大作であっても読んでくれます。その上で、かなり的確に批評をしてくれます。批評が欲しいときは、その指示の出し方も重要です。


 ――批評してください。


というシンプルな指示でも結果は出してくれますが、それでは表面的な批評に終わってしまいます。特定の人物にフォーカスしたり、構造的な欠陥を指摘してもらったり、シーンごとのテーマを抽出してもらったりと、様々な角度から対話をしていくと、作者である僕にも分からなかった作品の魅力や欠点が見つかったりします。


 使用するAIは、claudeとgeminiの二つになります。それぞれ個性があり面白い。claudeは、クールで辛辣。geminiは陽気で優しい。性能差も感じ始めていて、構造的な解釈ではclaudeが一歩も二歩も抜けています。ただ、geminiもclaudeにはない解釈を見せたりするので、外すことは出来ません。


 小説を書くという行為は、今後はこのAIとの付き合いになっていくんだろうな~と思います。AIに直接小説を書かせるという結果ありきの使用法は問題外ですが、ソクラテスの産婆法のように、AIとの問答は新しい発見があります。手放せなくなりました。


 第二章は、捕鳥部万ととりべのよろずと善信尼が新に登場します。捕鳥部万は丁未の乱において、朝廷軍に追い詰められて、最後は自害します。そのような捕鳥部万から、書き始めているのですが、プロット段階から、実は泣いています。この感情移入が僕の長所だと考えているのですが、彼の人生が不憫すぎて泣けます。


 僕の過去の作品の登場人物に、木崎隆というヤクザ者がいます。彼は、無口で武骨な大男なんですが、ケンカだけは強い。ただ頭はあまりよくない。義理人情に厚く、親分に対する忠誠心も強い。そうした日本人が愛する、時代劇のようなヤクザ者を、そっくりそのまま捕鳥部万に転生したい。純粋で生真面目で、物部守屋の元で働く。しかし、政争の狭間で死んでいく。日本書紀のなかで、彼は叫びます。


よろずは天皇の御楯みたてとして、その勇を表そうとしたが、聞いて頂けず、かえってこの窮地に追いこまれてしまった。共に語るに足る人は来い。私を殺そうとするのか捕えようとするのか聞きたい」


 大王の為に戦ってきたのに、何故か反逆者になっていた。彼はそれが理解できない。そのような捕鳥部万を、これから描いていきます。

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