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だるっぱの呟き  作者: だるっぱ
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自治会の展望

 先日、摂津市が開催する自治会長の総会がありました。摂津市には大小さまざまな自治会が存在するのですが、僕が所属する自治会は600世帯を超えており、三番目くらいに大きい。


 ――僕が自治会長で良かったのかな?


 そうした不安を抱きつつの参加でした。午後1時から始まった総会が、全ての議題を終えて終了したのが、夕方5時。その後は、希望者だけが残り懇親会が開かれました。一年目の僕は全てが勉強なので、全部見聞きしてきました。お酒もしっかりと飲み、また飲まされました。


 総会そのものは、とても勉強になりました。自治会と行政の関係性をリアルに感じさせていただき、また同じ摂津市内とはいえ、所により抱える問題は様々なんだと知りました。かなり影響を受けたので、総会終了後も、僕が所属する自治会の未来を考えています。


 どこの自治会も共通する問題として、高齢化による役員不足がありました。この問題を解消するためには、自治会そのものを活性化する必要があります。だって、誰も進んでは泥船に乗りたくない。自治会に魅力があれば人が寄ってきます。


 総会でお会いしたある自治会では、役員の若返りが出来ていました。また、地域の産業を巻き込んだお祭りは大成功を収めており、自治会の成功モデルになっています。自治会長も僕よりも若く、僕よりも堂々としていました。核になった人物は先代の自治会長で、その彼が指名したのが現自治会長になります。話を聞くと、次の自治会長も決まっているそうです。


 ――スゲー!


 彼の自治会の取り組みの一つに、LINEのオープンチャットを使った回覧板のデジタル化がありました。この新しいツールの加入率も高く、オープンチャットを使った自治会内の情報交換や意見合意が迅速なことは、運営において大きなエンジンになっていると考えます。自治会のデジタル化は僕も考えてはいたのですが、直接に話を聞けて良かった。


 このデジタル化に関しては、早々に取り組みたい。ただ、ハードルは高いです。前自治会長にデジタル化に関して質問したことがあるのですが、「無理だろう」と即答されました。理由は、高齢化になります。


 分かります。なので、回覧板という従来の仕組みを残しつつ、実験的にデジタル化を進めてみたい。また、ツールはオープンチャットではなく「BAND」を使うつもりです。現在、BANDの使い方を勉強中です。このBANDを使った、自治会の未来を少し語ります。


 先に紹介した自治会は、お祭りを軌道にのせました。これはこれで凄いのですが、僕が考える自治会のイメージとは少し離れています。大きなイベントは大きな影響力があるのですが、単発がネックなのです。地域内で常態的な交流が生まれる働きかけを行いたい。究極の理想は、井戸端会議の復活です。あの角でもこの角でも、人が集まり笑い合っている――これが僕の理想なのです。


 昨年は老人会が解散しました。理由は、運営者の高齢化です。平均年齢80歳を越える老人会において、役員の人選や会費の事務処理はかなり負担が大きかったようです。僕は、老人会の解散が残念でした。ずっと心に残っていました。会員の皆さんは、集まることは楽しみにしているのです。しかし、老人会という組織を作ると負担が生まれる。つまり、負担さえ無ければ、集まりたいという需要はあるのです。ここに光があると思いました。ここで、一つのキーワードが生まれました。


 ――負担を無くせばよい。


 人が集まり飲み食いをすれば、お金は必要になります。このお金を当日徴収の会費制にすればよい。価格もグッと安くします。名称も老人会ではなく、具体的な行動に特化します。例えば「お茶会」くらいのライトな感じで良い。お茶と茶菓子を用意して、まったりと井戸端会議。この「お茶会」をサークルとして独立させます。サークルの日程や情報をネット掲示板のBANDで管理します。出欠確認もこのBANDで行うことで、必要な茶菓子の数も確定できます。


 同じような取り組みとして、自治会内にサークルを次々と誕生させたい。例えば、僕の趣味に合わせるとしたら「将棋倶楽部」を作りたい……かな。参加費は、300円くらいで、ペットボトルのお茶と菓子を用意します。将棋セットは、自治会費から捻出してもらいます。自治会費を使って、一部の人間が飲み食いすることは問題ですが、サークルに対するサポートを前提とした使い方であれば自治会内で合意形成が出来ると思います。


 他にも、編み物、映画鑑賞、カラオケ、陶芸などなど、出来るかできないかは別にして、中心者さえいればサークルの立ちあげは出来ます。自治会としてもバックアップしたい。軌道に乗れば、若い人の参画も促すことが出来ると考えます。


 BANDの各用法は、自治会の日程表、回覧板のデジタル化、サークルの情報、といった使い方だけではなく、「会長の呟き」として、読み物も提供したい。かなり僕の趣味に寄せていますが、これには理由があります。


 BANDというツールは、軌道に乗せるまでが大変だと考えています。LINEが扱えれば、操作は直感的に分かる仕組みなのですが、導入するまでが大変。手順としては、回覧板でBANDを導入する告知を行います。QRコードを作って、なるべく導入しやすい環境を用意します。しかし、問題はそれだけではありません。


 回覧板を見るために、喜んでBANDを開く方はそうそういないでしょう。何かしらのBANDを開く理由を用意する必要があります。それを「会長の呟き」にしたい。一番最初の記事は、僕の自己紹介。その後は、地域の歴史や名所を紹介したい。自分が住んでいる地域の歴史を知ることは、自治会員の心に地域愛を育ませれると考えています。他にも、子供会の活躍や、自治会員の紹介記事、地域に根差したトピックを面白可笑しく紹介すれば、関心が高まるのではないかと考えています。多くて週に一回。最低でも月に一回。回覧板にも、新聞として同じ内容を紹介したい。でも問題は、


 ――そうした手の込んだことが出来るのか?


 多分、僕なら出来ます。そのようことを考えることが好きだからです。過去に、フルーツカフェを開業したことがありますが、感覚はあの頃と一緒です。あの時は、瞬間的には日本一有名なカフェになったと思います。規模は違いますが、どのようにすれば自治会員が笑顔になれるのか……ということを想像しながら環境を構築していきたい。ただ、メンタルが幾分弱いので、責められると直ぐに凹みます。大丈夫かな~。

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