しまうまプリント
思い立ったら直ぐにでも取り組みたいのが僕の性です。仕事が終わり自宅に帰ってから9時間、延々とパソコンの前で写真集の製作をしていました。集中しだすと、他のことは考えたくない。その事だけに没頭したいのです。
インスタグラムのデータから写真集を作るのは簡単だと思っていたのですが、少し躓きました。公式をうたっていたフォトブックサービスはHPだけが残っていて、営業を終了していたのです。理由は、インスタグラムの仕様がアップデートする度に変更されているようで、対応が出来なくなったみたいです。
結局のところ、フォトブックサービスをネット上で提供しているサイトを渡り歩き、品質と価格を比較検討しながら決めました。「しまうまプリント」さんです。会社の概要を調べてみると「カメラのキタムラ」が100%出資した子会社でした。
昭和世代の僕にとって、カメラのキタムラはとても有名です。しかし、カメラの業界は、時代の変動に晒され続けてきました。データの保存がフィルムからストレージに代わり、カメラ本体もスマホに取って代わられ、撮った写真をプリントするという需要も激減。そのことにより、街には必ずあったカメラ屋さんがことごとく廃業。そうした歴史を脳内で再生しながら、思いました。
――懐かし~。
価格はリーズナブルで、写真集の編集も難しくはなさそうでした。インスタのデータをパソコンに落として、早速作業の開始です。昨日は、500枚からの写真データを、100枚くらいセレクトしてと言っていましたが、結局のところ170枚くらいになったようです。ページ数も144ページ。結構なボリュームになってしまいました。写真集のサイズは、A5になります。
装丁に関して、スタンダードかプレミアムハードかで少し迷いました。プレミアムハードは、ハードカバー装丁で、プリント技術もハイグレード。でもお値段が張ります。なので、今回はスタンダードにしました。もし気に入ったら、データは残っているので、それから考えればよい。
写真集は、基本的には撮影された順番になっています。僕のスーパーカブの旅が追体験できる構成を意識しました。ただ、写真に対するコメントは、最小限になります。個人的には、もっとコメントを入れたいという気持ちがあったのですが、それをすると、膨大に時間が掛かります。だって、170枚ですから。また、コメントを入れる場合、写真の位置がズレるし、サイズも仕様で少し小さくなるのです。出来れば、写真は大きいに越したことはないので、割り切ることにしました。
作業を終えると、日付が変わっていました。朝が早いので寝る時間がありません。でも、充実。注文ボタンを押して、カードで支払いをしました。後は現物が届くのを待つだけです。おやすみ。……目が覚めてから、気づきました。
――作者の名前を入れていない!
世の中に、作者が明記されていない本は、まずありません。僕は「だるっぱ」というペンネームを使っているので、出来れば入れたかった。しかし、もう後の祭りです。決済は終わっています。
でも、まー、よく考えてみれば、出版するのではなく、僕の為の本です。それほどこだわる必要はありません。再度、写真集を注文するときが、もしあれば、忘れずに「だるっぱ」と入れたいと思います。早く写真集を手に取り、ページをめくってみたい。とても楽しみです。




